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Zedd and Elley Duhé Happy Now Remixes/Acoustic:高まる音のプレゼンス、際立つ歌声のプレゼンス
ZeddElley Duhéが組んで発表した「Happy Now」のRemixesとアコースティック・バージョンがストリーミングで配信されています。いずれもYouTubeで聴くことができ、アコースティックの方は演奏している映像が収められています。
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オリジナルを制作したとき、Zeddは「Happy Now」について “the most organic sounding song I’ve made in a long time” と述べています。この “organic” という表現をどのように捉えるか。Zeddの特徴であるエレクトロニック・サウンドから距離をとったアレンジだと僕は解釈しました。穏やかな空気を漂わせ、リラックスした状態で耳を傾けたいポップスだと思います。では、リミックスやアコースティックでは、どのような変化を見せたのでしょうか。



Zedd and Elley Duhé – Happy Now -BEAUZ Remix-

配信されたRemixesの中では、BEAUZという兄弟DJ/Producerデュオによるリミックスが好きです。オリジナルのorganicな雰囲気は感じられるものの、肉食っぽい音の印象がかなり強く残ります。ワブル・ベースを含むエレクトロニック・サウンドの響きは、ネコの舌のようにざらざらした感触。粘り気があって聴き手にまとわりつく感じが、音のプレゼンスを高めています。
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アコースティック・バージョンの「Happy Now」は、ボーカルとアコースティック・ギターで構成されています。ギターを弾くのはZeddの兄であるArkadiです。もともと穏やかだった曲に、柔らかさ、優しさといった印象が加わります。



Zedd, Elley Duhé and Arkadi – Happy Now -Acoustic-

オリジナルの時点でさえElleyの歌声が際立つアレンジだと思いましたが、それ以上にアコースティック・ギターの響きは歌声の輪郭を浮かび上がらせます。歌声のプレゼンスが高まると、メロディに含まれた切なさがぐっと引き立ちますね。素敵な歌声は空気を震わせるだけではなく、聴き手の心をも震わせるのでしょう。
2018.10.04
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by mura-bito | 2018-10-04 21:09 | Music | Comments(0)
Shawn Mendes and Zedd「Lost In Japan -Remix-」:鋭く鮮やかなエレクトロニック・サウンドが甘い歌声を彩るリミックス
Zeddの新しい音が届きました。カナダ出身のシンガー・ソングライターShawn Mendesが歌う「Lost In Japan」のリミックスです。Remixes内の1曲ということではなく、二人の連名でシングルとして新曲のようにリリースされました。
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Shawn Mendesの歌とZeddのエレクトロニック・サウンドが調和した素晴らしいアレンジです。Shawnの歌声は甘く、色気に満ちていますね。リズミカルなビートとシャープなシンセサイザーの音が歌声に絡みつき、それをヘビーなベースとキックが包み込みます。心と身体を優しく刺激する音のスパイラル。シンセサイザーに誘われて身体を動かしていると、ふとした瞬間に、語りかけるようなボーカルに聞き惚れます。3分半に満たない時間の中で感じる心地好さは筆舌に尽くしがたく、この音が延々と続いてほしいと願うばかりです。



Shawn Mendes and Zedd – Lost In Japan -Remix- (Lyric Video)

Zeddが奏でる音は、背後から光を当ててシルエットを浮かび上がらせるように、歌声を引き立たせます。正面から当たる光と異なり、後方から照らす光は表情を隠しますが、輪郭が強調され、わずかな動きが目立ち、そこに心の震えすら投影されている気もする。そういったイメージが浮かびました。このリミックスでは歌も音も主役です。それぞれに異なるアプローチで曲の世界を描き出します。
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曲名に含まれる “Japan” とは何を意味しているのか気になるところです。この場合の “Japan” は「遠いところ」を示す言葉なのかなと思います。遠くに行ってしまった相手に向けて語りかけ、それを強調するために選んだ言葉。東の果ての国は今やそれほどエキゾチックでもミステリアスでもないのでしょうが、メタファーとして機能するには充分に離れた地域だということでしょうか。



Shawn Mendes – Lost In Japan (Audio)

「Lost In Japan」のオリジナルは、自らの名前を冠したアルバム『Shawn Mendes』に収録されています。ピアノの静謐な音から始まり、歌が入るとR&Bの雰囲気を漂わせます。コーラスと絡むところはファンクの要素も感じますね。先述の比喩のようにZeddリミックスがシルエットを描くとすれば、オリジナルはステージの正面からスポットライトを当てて、その表情の変化をしっかり見せるアプローチです。音を従えてさまざまな表情を見せる歌を堪能でき、とても素晴らしい歌声であることが伝わってきます。

2018.10.02
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by mura-bito | 2018-10-02 21:30 | Music | Comments(0)
Zedd and Elley Duhé – Happy Now
近年、Zeddは素晴らしいコラボレーションを世に披露しています。「Stay」ではAlessia Caraと、「Get Low」ではOne DirectionのLiam Payneと、「The Middle」ではMaren MorrisとGreyと組み、それぞれの歌声の魅力を最大限に引き出しつつ、心と身体を刺激するサウンドを提供しています。新しいシングルを発表するたびに新しい感動を享受できるのが嬉しいですね。
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そして今夏、Zeddは新しいタッグで新曲「Happy Now」を発表しました。先述のコラボレーションと比べて、サウンドは格段に穏やかです。バラードというほどではありませんが、ソフトな印象を受けるポップスです。音のバランスや響き、減衰していくプロセスや余韻をじっくり楽しむ感じでしょうか。音の隙間というか、音で埋まらない空間を含めて楽しみたいアレンジです。とくにギターとピアノの音が味わい深いと思います。「Happy Now」の音について、これまでと比べて最もorganicに響く曲だとZeddは述べていますが、さもありなん。



Zedd and Elley Duhé – Happy Now (Lyric Video)

ボーカルとして参加しているのはシンガー・ソングライターのElley Duhé。その歌声を初めて聴きましたが、ひと言でいうと「心地好い」です。心にすっと入り込むというか、優しく温かみを与えてくれるイメージを抱きます。“Are you happy now?” というフレーズの声やメロディが心に残ります。穏やかな中にも、タフさを感じる歌声です。音が比較的控えめなのはElley Duhéの歌声の魅力を前面に押し出すためなのかもしれません。

Lyrically, it’s a song that is both happy and sad at the same time, while musically,
it’s a song that rather leans towards a happier, sunnier side. (Zedd)


リリック・ビデオをアップしたYouTubeのページでZeddが綴ったところによると、歌詞は幸せと悲しみを併せ持つ一方で、音はより幸せで明るい方に寄せているとのことです。リリック・ビデオを観ると分かるかと思いますが、シンプルな言葉をつないだ歌詞が並びます。穏やかな音に乗せて、言葉がふたつの感情を移ろいます。

2018.07.30
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by mura-bito | 2018-07-30 21:19 | Music | Comments(0)
Candyman by Zedd and Aloe Blacc: The Mature and Mellow Song Performed by Two Professionals
I am in love with the song Candyman, which was created in 2016 by two talents: the electronic music DJ/producer Zedd and the singer/songwriter Aloe Blacc. If you are interested in AVICII, you may have heard his soulful and gentle voice in the famous song Wake Me Up.
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Some phrases performed by Sammy Davis Jr. in The Candy Man are included in Candyman. Sammy’s version is a pop and colorful song. Zedd and Aloe take in Sammy’s air in a good mood like a sunny spot, and add their distinctive magnetism to this song.



Zedd and Aloe Blacc – Candyman

Your heart will be captured by the singing voice. Aloe’s voice is tough and wild, but gentle, and builds his original world. I love the phrase “And it feels so good,” which he sings repeatedly, because this refrain is comfortable for me.

Zedd added the element of soul music such as horn sound to his electronic sounds. The mixed sound is impressive for me. It will touch your skin gently and you will feel “texture of sound” when you listen to Candyman. Enjoy the mature and mellow song performed by two professionals. It will make you feel so good.

2018.05.22
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by mura-bito | 2018-05-22 21:00 | Music | Comments(0)
[EN] Zedd, Maren Morris and Grey – The Middle
The new song has arrived. The Middle is produced by Zedd and Grey. Grey is a duo consisting of the electronic music DJ/producers: Kyle and Michael Trewartha brothers, and has worked with Zedd for the songs Candyman (with Aloe Blacc), Adrenaline, and Starving (with Hailee Steinfeld). They have joined hands with the singer Maren Morris for The Middle.
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The ticking of a clock starts The Middle. The world is so cool and like calm sea at the beginning, and then changes to hot, dynamic world. The song is ignited by the phrases Maren sings: “Why don’t you just meet me in the middle” and “I’m losing my mind just a little.” Your heart will be ignited, too.

I love these phrases. They appear repeatedly and leave the various impressions on me. The air produced by the song seamlessly changes along with the changes in the expression of Maren’s vocal. She is a great singer. I am so glad to meet her singing voice, and appreciate the wonderful collaboration.



Zedd, Maren Morris and Grey – The Middle (Lyric Video)

Zedd and Grey describe how difficult the production of The Middle has been on the YouTube page for the lyric video. Zedd says “We worked really hard on this record to get it just right,” and Grey says “For a while there it seemed like this song didn’t want to come out.”

The difficulty is incomprehensible to me because I have not worked about music production. I am just a music lover. I love their sounds which they have created in the song such as snare, bass, or guitar. As the sounds are mixed with Maren’s vocal, the song becomes tough and strong.



Zedd, Maren Morris, and Grey – The Middle (Music Video)

The music video has arrived in “the middle” of the 60th Annual Grammy Awards. Maren plays a starring role in the video, performing with many performers on the stage. Zedd plays keyboards and Grey plays a guitar or drums. Watch the video first. We should talk about how wonderful it is after that.

I love the stage direction of the video. The performers move around on the stage and sets: back and forth, right and left, up and down. And, use of the limited colors is impressive for me. Maren wears red and black, Zedd wears white, and Grey and performers wear black and white. Dynamic, three-dimensional movement of the colors blooms the world of The Middle vibrantly.

2018.02.13
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by mura-bito | 2018-02-13 21:00 | Music | Comments(0)
[PART2] Zedd, Maren Morris and Grey – The Middle
「The Middle」ではVerseからChorusにつなぐところの構成に心を奪われます。音の数を抑えながら曲を展開しつつ、スネアで強烈な一撃を叩き込んで、歌とともに一気に盛り上げる。このスネアの音とMaren Morrisの ♪Baby!♪ というシャウトが、Twitterのプレビューで流れた部分(0:47あたり)です。音を流したときに見せたZeddの表情からは、この一瞬の音だけでフォロワーの心をつかめることを確信していることを窺わせました。
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ZeddとGrey(Kyle Trewartha/Michael Trewartha)は「制作には難航した」と異口同音に語りますが、琴線に触れるポイントがいくつもある素晴らしい曲に仕上がっていると思います。先述のスネアに加えて、ベースにも耳を傾けるべきでしょう。ところどころで表に出てきて、クールな音を届けてくれます。また、ギターを重ねているのがZeddが関わる曲としては珍しく、新鮮に響きます。そして、音と歌の鮮やかなコラボレーションが最高潮を迎えて「The Middle」が終わります。クライマックスからのエンディング、そしてその余韻も含めて楽しめる曲です。



Zedd, Maren Morris, and Grey – The Middle (Music Video)

ミュージック・ビデオは、第60回グラミー賞の発表の真っ最中(the middle)に公開されました。映像は4人と大勢のパフォーマーによるパフォーマンスで構成されています。こういうlip synchのミュージック・ビデオは音楽をダイレクトに感じることができますね。Zeddはキーボードを弾き、Greyの2人はギターとドラムを演奏します。Marenはパフォーマーたちの中心となって、ステージの軸として機能します。

コンサートのようなステージ・セットを組み、セットの上や下、フロアの前方と後方でパフォーマーが躍動します。上下の落差や前後の奥行きを活用することで、パフォーマーの配置が立体的になるため、視覚的に心地好いと感じます。それに拍車をかけるのが「色の演出」です。赤と白と黒が織り成す世界。Marenの衣装は赤と黒、ZeddとGreyは白、パフォーマーは黒と白。Zeddが弾くキーボードは赤。そこにステージ・セットや照明が放つ光の色が交差して、音楽に彩りを添えます。上下左右前後の立体的な動きと色の動きが組み合わさって、躍動感が増していると思います。
2018.01.31
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by mura-bito | 2018-01-31 21:43 | Music | Comments(0)
[PART1] Zedd, Maren Morris and Grey – The Middle
Zeddが新しいシングルをリリースすることを知ったのは、彼が投稿したTwitterの動画からです。彼は “EXCLUSIVE PREVIEW” と書いて、動画ではフォロワーを焦らすようにほんの一瞬だけ曲を再生しました。そのときに見せた彼のクールな、そして自信に満ちた笑顔が強く印象に残っています。スネアらしき音と女性と思われる歌声の一部が響き、それだけで気持ちが熱くなりました。
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それから10日ほどが経って時は満ち、新曲「The Middle」の配信が始まりました。ボーカルにMaren Morrisを迎え、トラックの制作をGrey(Kyle TrewarthaとMichael Trewarthaの兄弟によるDJ/プロデューサーのデュオ)と共同で行なった曲です。ストリーミング・サービスで聴けるとともに、リリック・ビデオとミュージック・ビデオをオンラインで観ることができます。とても素晴らしいコラボレーションなので、曲の最初から最後まで存分に味わってほしいと思います。



Zedd, Maren Morris, and Grey – The Middle (Lyric Video)

時計が針を進める音に導かれて、Marenが歌い始めます。やがて歌声は鋭さと厚みを増します。 エレクトロニック・サウンドの中で、重心の低いタフな歌声がプレゼンスを示します。中でも ♪Why don’t you just meet me in the middle♪♪I’m losing my mind just a little♪ の部分がとても好きですね。曲の中で何度も繰り返されるフレーズですが、それぞれで雰囲気が少しずつ異なっていて、カラフルというのとは少し違う、マーブル模様のような色の違いを感じることができます。時として響く、切なさを感じさせる声が胸を打ちます。

Zeddのオリジナル・アルバムやコンピレーション・アルバム『STAY+』を聴いていると、個性豊かな歌声の持ち主に次々と出会います。その度に違う魅力に触れて、その曲を歌の観点からも楽しむことができますが、「The Middle」でも同じことが言えます。Zeddは僕にとって新しい歌声との出会いをもたらしてくれるキュレーターであり、音楽の世界を広げてくれる水先案内人です。
2018.01.30
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by mura-bito | 2018-01-30 21:32 | Music | Comments(0)
[EN] Zedd – STAY+
The first album I bought in 2018 is STAY+ of Zedd, one of the most famous electronic music DJ/producers around the world. The album consists of the songs which Zedd created or participated in as a guest or remixer and are remixed by others. The songs are largely not included in his original albums.



Zedd and Alessia Cara – Stay

STAY+ is prepared for Zedd lovers in Japan. People worldwide can download it or listen to it on Spotify or Apple Music. New song is not included in it. However, I think that it is an unique, characteristic compilation album. I will introduce three features of STAY+ to you: collaborations with some singers, remixes, and original nonstop mix.



Zedd and Liam Payne – Get Low

The first is that the album includes the impressive collaborations: Stay with Alessia Cara, Get Low with Liam Payne, Candyman with Aloe Blacc, Break Free with Ariana Grande, and Starving with Hailee Steinfeld and Grey. The singing voices of all the singers you can listen to in this album are distinct and beautiful. Enjoy the colorful voices.



Hailee Steinfeld and Grey – Starving [feat. Zedd]

Secondly, you should listen to the dynamic remixes: Stay remixed by Yasutaka Nakata, who is a famous electronic music DJ/producer in Japan; Get Low remixed by KUURO, a young electronic music duo consisting of Jordin Post and Luke Shipstad. In addition, you can listen to the song remixed by Zedd: Let Me Love You, originally performed by DJ SNAKE and Justin Bieber. I think that the structure of this Zedd remix is like progressive rock such as Yes.



Zedd and Aloe Blacc – Candyman

One more notable thing is that Zedd Mega Nonstop Mix has a role to close STAY+. The mix includes his signature songs such as Find You and Spectrum with Matthew Koma, I Want You To Know with Selena Gomez, Stay The Night with Hayley Williams of Paramore, and Clarity with Foxes. I am impressed by a series of the attractive voices. You will be impressed, too.
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2018.01.11
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by mura-bito | 2018-01-11 20:44 | Music | Comments(0)
Zedd – STAY+
Zeddはエレクトロニック・ミュージックの世界では説明が不要なDJ/プロデューサーです。彼の曲を集めた『STAY+』というアルバムがリリースされました。最新オリジナル・アルバム『True Colors』の後に配信された、比較的新しい曲を中心にまとめたコンピレーション・アルバムです。CDとしてリリースされているのは日本だけとのことですが、収録された曲はSpotifyやApple Musicなどのサブスクリプションでも聴けますが、僕はスピーカーを鳴らして聴きたいと思ったのでCDを購入しました。



Zedd and Alessia Cara – Stay

本作を気に入った理由は、特徴的な歌声の持ち主との共作が収録されているからです。Alessia Caraとの「Stay」、Liam Payneとの「Get Low」、Aloe Blaccとの「Candyman」は、歌声はもちろんのこと、サウンドのアプローチも異なっていて、どれも素晴らしい曲です。アルバムというパッケージで聴くと、並んだ曲が生み出す「流れ」があって、それが自分にフィットするととても楽しい。個別に曲を聴く場合とはまた違う気持ちで聴くことができます。



Zedd and Liam Payne – Get Low

Ariana Grandeの「Break Free」など、Zeddが参加した曲も収録されています。こうして一枚に収まって並んでいると、コラボレーションの機会の多さや多彩さが際立ちますね。また、『True Colors』にも収録されている「Beautiful Now」は日本のテレビでもCMなどで流れていたので、耳にした人も多いかと思います。♪BA BA BA...♪ と繰り返す決めのフレーズは、EDM的な盛り上がりと相俟ってとにかく楽しい。



Zedd – Beautiful Now [feat. Jon Bellion]

このアルバムを聴いてその魅力に気づくことができた曲があります。Hailee SteinfeldとGreyの連名で発表された「Starving」や、中田ヤスタカがリミックスした「Stay」です。今やサブスクリプションですぐに聴けますが、タイミングというものがあるのでしょうか。リリースされたときには「今は違うかな」と思って聴かなかったものの、聴きたいと思う気持ち・衝動が高まるとカチッとはまって何度も聴きたくなります。



Hailee Steinfeld and Grey – Starving [feat. Zedd]

「Starving」で聴けるHailee Steinfeldのボーカルはとても綺麗で心地好い。穏やかな曲の中で熱く燃えるものを閉じ込めているイメージが浮かぶ歌声です。「Stay -Yasutaka Nakata Remix-」では、使われている音が気持ちよくて、特にベースの使い方がとても好きです。これまで彼のサウンドを聴いてこなかったのですが、そんな自分でも魅力がよく分かるリミックスだと思います。



Zedd and Aloe Blacc – Candyman

アルバムの最後には、「Papercut」から始まりさまざまな曲をつないで「Addicted To A Memory」で終わるノンストップ・ミックスが収録されています。途中の「Find You」、「I Want You To Know」、「Stay The Night」、「Clarity」が並ぶ展開がとても好きですが、これはMatthew Koma、Selena Gomez、ParamoreのHayley Williams、Foxesと魅力的な歌声がつながることを意味します。このミックスを聴くだけでもZeddの音楽の魅力を感じることができます。幅広さは言わずもがなです。休むことなく続くサウンドの連鎖に身も心も委ねたくなります。
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2018.01.09
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by mura-bito | 2018-01-09 21:54 | Music | Comments(0)
Zedd & Liam Payne「Get Low」:色気を生み出す音と声の中毒的なスパイラル
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Zeddの新曲「Get Low」は、色気に満ちたダンサブルな曲です。One DirectionのLiam Payne(リアム・ペイン)をボーカルに迎えて、その歌声をエレクトロニック・サウンドと組み合わせると、鮮やかに輝く音楽が産み落とされます。Zeddは女性の声だけではなく、男性の声も上手に料理して素晴らしい曲に仕上げます。例えばAloe Blaccとともに制作した「Candyman」もまた色気のある格好良い曲であり、僕はとても好きです。

「Get Low」の魅力のひとつは、そのリズムですね。EDM的な盛り上げ方とは異なり、聴き手を徐々に侵食するようなループが特徴的です。ずしりと重みを感じるキックと、絡みつくベース。ハウス・ミュージック的というか、あるいはそのサブカテゴリーに属するのかもしれませんが、ぐるぐると螺旋を描くリズムにはこの上になる中毒性があります。音の渦に吸い込まれて、いつの間にか目の前の世界が変わっている。



Zedd & Liam Payne – Get Low (Infrared)

曲に漂う色気のもうひとつの要因はLiamの歌声です。その色気を構成するのは艶やかさと気怠さでしょう。さらに歌声の中に潜っていくと、切なさや哀愁といった、メランコリックな空気を感じます。その源泉は声か、メロディか、サウンドか。あるいは三者が混ざり合うからこそ生まれる空気なのか。

曲の進行とともに歌声は表情を変えます。言葉の運び方が変わるとでもいいましょうか。言葉が連なっては離れることでメロディは流動的になり、心地好い流れ、心地好い響きを生みます。言葉を突き刺すように放つのではなくて、手の触れる距離にいる相手に向かって届けるイメージです。腕の中、でもいいのですが。



Zedd & Liam Payne – Get Low (Official Tour Edit)

YouTubeには「Get Low」の音源がアップロードされています。片や “Infrared” と題し、もう片方は “Official Tour Edit” と題しています。ビデオ・アートのように楽しむ場合は前者、Zeddのライブ感を味わいながら聴く場合は後者を再生してみてください。

2017.07.20
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by mura-bito | 2017-07-20 21:58 | Music | Comments(0)

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