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タグ:ORESAMA ( 16 ) タグの人気記事
ORESAMA ワンダーランドへようこそ ~in AKASAKA BLITZ~
ORESAMA ワンダーランドへようこそ ~in AKASAKA BLITZ~
2018-09-13 at Akasaka BLITZ

ワンダードライブ/Waiting for.../cute cute/ようこそパーティータウン/Listen to my heart/Dreamin’ Pops
モニ子 DJプレイ:迷子のババロア, KARAKURI, etc./ホトハシル [with MARU, YU of ELEVENPLAY]
Trip Trip Trip/耳もとでつかまえて/「ねぇ、神様?」/オオカミハート/銀河
Hi-Fi TRAIN [with MARU, YU of ELEVENPLAY]/流星ダンスフロア [with MARU, YU of ELEVENPLAY]
Shadow and Truth [with Foggy-D of ONE III NOTES]/乙女シック

ステージに立つ影。音に乗せてレーザー光線を操り、観客を違う世界に導きます。光は色を変え、折れ曲がり、広がってワンダーランドへの架け橋となります。やがてレーザー光線を操っていた影がステージを去ると、ORESAMA(ボーカル:ぽん、ギター:小島英也)とサポートメンバー(DJ:モニ子、ベース:三浦光義)が姿を見せます。ぽんが中央に立つと、彼女の合図でステージが光に包まれます。

2018年としては三本目となるワンマンライブ「ワンダーランドへようこそ~in AKASAKA BLITZ~」は、「ワンダードライブ」から始まりました。最新シングルの「ホトハシル」やその収録曲「ようこそパーティータウン」、ライブの定番となっている「Listen to my heart」、「オオカミハート」、「銀河」などが披露されます。「Waiting for...」では会場をEDMサウンドで満たし、「cute cute」でサックスの音と軽快なステップで会場をダンスフロアに変えます。
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ライブが中盤に差し掛かると、ORESAMAのライブではお馴染みとなっているモニ子のDJプレイが披露されます。DJブースがいつものライブより高い場所にセッティングされていたため、そこで音を操り、観客を煽るモニ子のプレイは、EDMのライブさながらのインパクトがありました。音もヘビーで厚く、強烈な四つ打ちとシンセサイザーの音で会場をヒートアップさせます。

DJの最中にスタッフがステージ中央の足場を片付け、マイクのスタンドを置きます。ステージを広くしているのだろうか? 動ける範囲を広げるとすれば、導かれる結論はひとつ。——その答えはすぐに出ました。ぽんがステージにぽんが戻ってマイクスタンドの前に立つと、彼女の後方、左右に一人ずつ人影が立ちます。ミュージック・ビデオにも使われた映像と光とともに始まる新曲「ホトハシル」。左右の二人がパフォーマンスを披露し、ぽんは歌いながら部分的に振り付けを合わせます。2017年からずっと抱いていた願いのひとつ、「ORESAMAのライブでELEVENPLAYとの共演を観たい」が実現しました。


ELEVENPLAYは演出振付家MIKIKOが主宰するパフォーマー/コリオグラファー集団です。ORESAMAとの仕事は「ワンダードライブ」のミュージック・ビデオの振り付けから始まり、次のシングル「Trip Trip Trip」からはミュージック・ビデオにメンバーのMARUとYUが出演しています(振り付けは同じくメンバーのNON)。「ホトハシル」のミュージック・ビデオでは振り付けのNONだけの参加でしたが、このライブでMARUとYUが踊る姿を観ることができました。二人は「ホトハシル」が終わると一度退場し、終盤の「Hi-Fi TRAIN」と「流星ダンスフロア」にも参加して、曲を視覚的に盛り上げる役割を担いました。


アリーナ規模のライブとは異なりBLITZのステージはコンパクトです。けれども、そうした空間でもMARUとYUはダイナミックな動きを見せてくれました。フロアから見えたのは上半身だけですが、腕や指先の動きは曲線・直線を立体的に描き出します。「Hi-Fi TRAIN」の途中で左右の位置を入れ替え、「流星ダンスフロア」では前に出るタイミングもありましたが、移動という点ではこのくらいだったと記憶しています。観る側の視点移動が少ないと、動きのダイナミックさをより深く感じ取れるのかもしれません。また、移動が制限されることで、パフォーマーは身体表現にリソースを費やせるという面もあるかなと思います。


ミュージック・ビデオを観たときは二人のパフォーマンスに柔らかい印象を抱きましたが、目の当たりにするとその力強さが印象に残りました。全身をコントロールするタフなパフォーマンスは、これまで抱いていた「ステージを華やかにするダンス」というイメージを打ち砕き、リアルタイムで刷新していきます。ファンキーなサウンドの中、美しく鋭く力強く描かれる曲線と直線。「パワフルな流線型」とでもいうべき動きに圧倒され、そのパフォーマンスから目が離せません。音が身体を動かし、身体が音を煽るコラボレーション。これは凄い…と嘆息するばかりでした。
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ライブの本編は「流星ダンスフロア」で終わります。アンコールに応えてメンバーが登場すると、バリトン・サックスの音が繰り返し鳴り響きます。奏でるメロディはONE III NOTESの「Shadow and Truth」。何度聴いても心を熱くさせてくれるフレーズが、会場を満たしていきます。ライブの本編が終わって一度クールダウンした会場を温めていきます。

ORESAMAとELEVENPLAYの共演の他に、僕が願っていたことがあります。それは、ぽんがボーカルで参加したONE III NOTESの曲をORESAMAのライブで聴くことです。その機会がついに訪れます。ライブの前にゲストの名前が公開されたとき、ついに叶う…と拳を握りしめました。ライブ中はELEVENPLAYの衝撃ですっかり忘れていましたが、「Shadow and Truth」のフレーズが鳴り響いた瞬間にぱっと思い出しました。2つの願いが同じステージで叶うことなんて、そうありません。
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ぽんがゲストの名前を呼ぶと、ラッパーのFoggy-Dが勢いよく登場しました。光を浴びた瞬間からトップギアで観客を煽る煽る、ここぞとばかりに煽る。イントロで彼がシャープな英語詞ラップを披露すると、バトンを受け取ったぽんの歌が始まります。Foggy-Dはラップの合間に曲の随所で観客をアジテートしており、ORESAMAの二人とは違う雰囲気のアグレッシブさが新鮮でした。ぽんの歌もまたORESAMAの曲とは少し異なり、鋭さを含んだ歌声を聴かせてくれます。Foggy-DをフィーチャリングしたORESAMAの曲もいつか聴いてみたいと思いました。

そして「ワンダーランドへようこそ~in AKASAKA BLITZ~」は、これまた定番の「乙女シック」で幕を下ろしました。ORESAMAのライブは回を重ねるたびに会場が大きくなり、ステージ演出も進化しています。セットリストには初期から演奏し続ける曲が並ぶ一方で、新たなアプローチを見せる新曲も顔を連ねます。新旧が交錯しながら「ORESAMAの最前線」を作り出す。現在進行形で広がり続けるその縁に僕らは立ち、素晴らしい音楽体験を得ているのです。
2018.09.20
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by mura-bito | 2018-09-20 21:54 | Music | Comments(0)
ORESAMA「ホトハシル」:加速する二人を表現する音のCROSSINGと映像のCOLLABORATION
2018年4月にORESAMAぽん/小島英也)のアルバム『Hi-Fi POPS』がリリースされてから約4ヶ月が経ち、シングル「ホトハシル」がリリースされました。2017年に3枚のシングルをリリースしてライブを重ね、さらにアルバムで新しいアプローチを見せたORESAMAの勢いは止まりません。曲名に冠した「迸る(ほとばしる)」という言葉のとおり、スピードに乗って駆け続けるORESAMAを体現した新曲です。
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ORESAMAの中でもシャープかつクールな部類に分けられるであろう曲です。歌も音も、直線を多用しながら曲線を織り込んでいます。直線的だけれども角は丸みを帯びて手にしっくり馴染むガジェット…のような雰囲気を漂わせ格好良さと親しみやすさを兼ね備えた曲だと思います。Aメロのバック・トラックが特に好きですね。まあ、イントロもサビもアウトロも好きなので、もはや全部好きと言ったほうがいいのかもしれませんが。

僕が思うORESAMAサウンドの大きな魅力のひとつは、シンセサイザーの音です。特にシングル曲ではインタールードやアウトロでシンセサイザーが存在感を放ちます。その存在感は「ホトハシル」でも大きく、注目すべきポイントです。EDMにリミックスしたら映えそうなフレーズが要所で顔を出します。最も印象的なのは2番のサビ前に響くシンセサイザーですね。ここではシンセサイザーが助走の役割を果たし、サビの盛り上がりを演出します。



ORESAMA – ホトハシル

リリースに先駆けてミュージック・ビデオが公開されました。多彩なイラストのコラボレーション、歌詞をデザインするタイポグラフィ、そしてORESAMAのパフォーマンスを組み合わせた映像です。ORESAMAのアートワークではお馴染みのうとまるに加え、多くのイラストレーターやデザイナーが参加しており、「息もつかせぬ」という表現がぴたりとはまる展開が魅力的です。

ぽんの振り付けは、「ワンダードライブ」から「Hi-Fi TRAIN」までのミュージック・ビデオと同様に、ELEVENPLAYのメンバーが担当しています。今回は鋭く直線的な動きが新しいORESAMAを演出していて、映る時間は短いもののインパクトがあります。特に印象に残るのは、2人が背中合わせにパフォーマンスを披露するカットです。シャープな音の中で、クールに差し込まれるパフォーマンスは、とても格好良い。
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2018.08.22
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by mura-bito | 2018-08-22 21:25 | Music | Comments(0)
ORESAMA ワンダーランドへようこそ ~Hi-Fi PARTY in LIQUIDROOM~
ORESAMA ワンダーランドへようこそ ~Hi-Fi PARTY in LIQUIDROOM~
2018-04-15 at LIQUIDROOM

Hi-Fi TRAIN/オオカミハート/ハロー・イヴ/Trip Trip Trip
耳もとでつかまえて/cute cute/Waiting for...
DJ Time: ドラマチック/恋のあじ/KARAKURI etc.
Listen to my heart/誰もが誰かを/SWEET ROOM
「ねぇ、神様?」/ワンダードライブ/乙女シック/流星ダンスフロア
Encore: アイヲシル/銀河
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ライブが決まるたびに会場のサイズが大きくなっていくORESAMAぽん/小島英也)。4月11日に発売されたアルバム『Hi-Fi POPS』のリリース・パーティー「ワンダーランドへようこそ ~Hi-Fi PARTY in LIQUIDROOM~」がLIQUIDROOMで開催されました。できる限りアルバムを聴き込み、いざワンダーランドへ。ORESAMAのオリジナリティあふれる音楽世界に飛び込みます。この音楽的ワンダーランドはライブを重ねるごとに作り込まれて宇宙のように広がり続けてきましたが、『Hi-Fi POPS』の曲が加わることでさらに広く、深く、大きな世界になりました。



Hi-Fi TRAIN

ライブは、アルバムの1曲目に収録された「Hi-Fi TRAIN」から始まり、同じく最後に収録されている「銀河」で幕を下ろしました。アルバムに収録された曲のほとんどを演奏し、さらに馴染みのあるインディーズ時代の曲も少しアレンジを変化させて披露しました。ライブを観るたびにアレンジや演出の変化に気づくことが増えます。キャリアの初期から曲を聴いたりライブを観たりすることはあまりなかったので、こうして初期のチャレンジを目の当たりにできるのはとても新鮮です。



Trip Trip Trip

ライブは新しい曲を聴ける貴重な機会です。「cute cute」や「ハロー・イヴ」は、アルバムでORESAMAの新しい表情を見せてくれた曲です。「cute cute」ではサックスのファンキーな音が曲の世界を決定づけていましたが、ライブではそのノリを表現するためか、間奏でフロントの3人(ぽん、小島英也、サポート・ベーシストの三浦光義)でステップを踏みます。「ハロー・イヴ」は春の空気を運んでくる、とても優しくて気持ちの良いポップスです。ファンク全開の曲と静謐なバラードの中間にあるといえますが、こうした曲は、ライブの雰囲気を柔らかくする重要な役割を果たします。鮮やかに変化するライブの流れの中で、観客は踊ったり、聴き入ったり、そして和んだりと楽しみ方も自在に変化していきます。



ワンダードライブ

ORESAMAにおけるエレクトロの発展の可能性を感じさせてくれたライブでもあります。シングル「流星ダンスフロア」に収録された「Waiting for...」はEDMへのアプローチを見せます。強烈な四つ打ちに乗せて、強烈なシンセサイザー・サウンドが響き渡ります。ファンクとは異なる角度からLIQUIDROOMをダンス・ミュージックで満たします。このとき、色とりどりのレーザーがぽんを包み込み、さながら鳥かごのような感じだったことを覚えています。



流星ダンスフロア

「Waiting for...」による興奮が冷めやらぬ中でDJモニ子のプレイが会場を沸かせます。「ドラマチック」や「恋のあじ」といった曲のピースを混ぜ込んだMINOCO MIXを聞かせ、さらに「KARAKURI」を組み込んでEDMスタイルで観客をオーバーヒートさせます。このモニ子アプローチを採用する限り、ORESAMAのライブではエレクトロの要素は不可欠になります。それはエレクトロに親和的な曲が増えることも意味します。エレクトロに寄せた曲が増えるのも楽しみですし、DJモニ子によるリミックス・アルバムという企画があってもおもしろいと思います。



銀河

会場にはカメラが入っていたので、このライブは映像作品としてリリースされると思います。おそらく秋でしょうか。その頃には次のライブも決まっており、賑やかになりそうです。そして、また新しい目標を持ってざくざくと突き進んでいくのでしょう。『Hi-Fi POPS』をひとつの区切りとして、新しいアプローチに挑戦するのか、あるいはこの路線を突き詰めるのか。キャリアを積むほどに曲の制作やライブの演出もハードルが上がるとは思いますが、それでもORESAMAは楽しい世界をマイペースに作り出してくれるという期待があります。これからもワンダーランドは広がっていきます。
2018.04.26
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by mura-bito | 2018-04-26 21:30 | Music | Comments(0)
[PART2] ORESAMA『Hi-Fi POPS』:新しい表情と前に進む気持ちを詰め込んだアルバム
ORESAMAぽん/小島英也)のアルバム『Hi-Fi POPS』のために録音された新曲は4曲です。アルバムの開幕を告げる「Hi-Fi TRAIN」は1月のライブでいち早く披露され、ミュージック・ビデオが2月に公開されました。この曲の存在がアルバムを待つモチベーションにつながったことは間違いありません。心地好い疾走感を味わえる曲です。楽しいことが待っているときに乗る電車の感覚、それが曲の中にあふれています。流れる景色がわくわくする気持ちを盛り上げてくれます。ぽんは ♪宇宙よ踊れ♪ と歌い、鮮やかな音は夜空や宇宙を駆け巡ります。

今作のサウンドで最もおもしろいと思ったのが「cute cute」です。サックスの存在感が大きくて格好良いと思い、誰が吹いているのかとクレジットを確認したら、そこに書かれていた名前は何と武田真治。彼が吹くテナーが縦横無尽に駆け巡ります。そんな雰囲気に触発されたのか、ぽんの歌はトリッキーさとアグレッシブさを増し、ぐいぐいと前に行くパフォーマンスが魅力的です。ジャズ・ギターを思わせる技巧的なアプローチや、ラテンを感じるピアノもぴたりとはまります。曲は全部で3分ほどとアルバム収録曲の中でも最短ですが、3分でフェイド・アウトさせる潔さもまた良い。もっと聴きたくなるじゃないか!
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ORESAMAの音楽では、ギターが刻むファンク・スタイルにシンセサイザーで作るエレクトロニック・サウンドが絡みます。時としてエレクトロニック・ミュージックの色を強めて、EDM的なアプローチを見せる曲も発表しています。そうした要素が見受けられるのが「誰もが誰かを」です。エレクトロを下敷きにしたサウンドに、クールに歌うぽんの声が重なります。EDM系のサウンドでリミックスしたらどのようになるのか気になります。“Hi-Fi REMIX” とでもいうか、今作や前作をリミックスする企画があったら聴いてみたい曲です。

「ハロー・イヴ」は、明るい太陽の光に包まれるような心地好いポップスです。最初はシンプルな印象を受けましたが、作り込まれたポイントがいくつもあり、聴くたびに引き込まれていきました。歌声、ギター、キーボードの音がブレンドされて、楽しい気持ちにさせてくれますし、とても気持ちいい。♪春めく風をつれて 僕たちはまた旅をはじめよう♪ という歌詞が素敵です。前向きな気持ちがぎゅっと詰め込まれており、聴きながら春の風を感じて歩くと、ひとつひとつの歩みが心地好く感じられます。日常に色を添える音楽。



ORESAMA – Hi-Fi POPS (Album Trailer)

「Hi-Fi TRAIN」や「銀河」などで宇宙を旅して、「ワンダードライブ」や「Trip Trip Trip」などでファンタジック・ワールドを通り抜け、さらに「ハロー・イヴ」では地上に降り立ちます。さまざまな世界を巡り、多彩な視点で世界を見つめる音のツアーを体験できます。このツアーに参加しながら、僕は「未来に向けて歩く姿勢」を強く感じました。

ORESAMAの活動は順風満帆ではなかったようで、それだけにライブのMCやインタビューでは、2017年のコンスタントなリリースやライブ会場の拡大に戸惑いを見せていました。もちろん、その一方で嬉しい気持ちもストレートに言葉にしていました。現実の展開に戸惑っていたからこそ、素直に前向きになれるというか、「前に進むのが楽しい」という気持ちがパッケージングされたアルバムが生まれたのだと思います。

『Hi-Fi POPS』は、2017年にリスタートしたORESAMAが打ち立てたひとつのマイルストーン。ここからまた次の旅が始まるわけですが、このアルバムやアルバムを作っているときの気持ちも連れて歩いていくのだと思います。にぎやかに歩いていくイメージが浮かびます。ORESAMAが発表する新しい曲は、新たに出会った旅の仲間のような感じがしますが、これからもそれは変わらないと思います。どんな仲間が加わるのか、とても楽しみですね。





2018.04.19
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by mura-bito | 2018-04-19 21:40 | Music | Comments(0)
[PART1] ORESAMA『Hi-Fi POPS』:聴いて踊って歌って楽しめる曲があふれ出すアルバム
2018年、素敵なアルバムを連れて春がやってきました。タイトルは『Hi-Fi POPS』、リリースしたのはORESAMA。ボーカルや作詞を担当するぽんと、ギター、作曲、プログラミングなどを担当する小島英也から成るデュオです。Daft Punkの影響を端々に感じさせるファンク・サウンドにポップスやエレクトロニック・ミュージックの要素をブレンドして、心に響くメロディを運ぶ心地好い歌声を吹き込みます。アルバムを再生することで目の前に広がるのは、聴いてよし、踊ってよし、歌ってよしの三位一体。

ORESAMAは2015年にインディーズでアルバムを1枚リリースしており、それに続く『Hi-Fi POPS』は2枚目ということになりますが、メジャーとして初めてリリースされたのでデビュー・アルバムと位置づけることもできます。2017年にリリースした3枚のシングル曲やそのカップリング曲の他に、アルバム用に録音した新曲を加え、さらに前作に収録されていないインディーズ時代の曲を収録しています。ボリューム満点、色とりどりの詰め合わせを楽しむことができます。
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アルバムに収録されたシングル曲やカップリング曲は、シングルとして聴くのとアルバムに組み込まれて聴くのとでは受け取り方が変わります。特にシングルの3曲は「アルバムを貫く軸」のように思えます。さまざまなアプローチの曲を集めたアルバムの中で、序盤に「流星ダンスフロア」、中盤に「Trip Trip Trip」、そして終盤に「ワンダードライブ」が配置されています。これらの曲が挟まることでアルバムの安定感が増し、アルバムという作品が「締まる」感覚があります。シングル曲はライブでも一段と盛り上がりますが、アルバムで聴いていても似た感覚を抱きます。

「耳もとでつかまえて」、「『ねぇ、神様?』」、「SWEET ROOM」はカップリングとして収録された曲です。「耳もとでつかまえて」は、リズムをはじめとした分厚い音の中で切々と響く歌が特徴的であり、力強さがこの曲の魅力のひとつです。それでいて曲名のように、耳もとで囁くように歌う部分では、その落差を印象づけます。「『ねぇ、神様?』」からは、インディーズで発表したアルバム『oresama』の雰囲気を感じます。歌詞や音のアプローチが以前のスタイルを踏襲しているような気がします。2017年の再デビュー前後で変わっていないORESAMAの要素とでも言うべきものを感じる曲です。ピアノとエレクトリック・ピアノの響きが美しいバラードの「SWEET ROOM」では、そっと寄り添う優しさに加え、音が厚くなるサビで歌もまた熱を帯び、全体的に青と赤が交差するようなイメージが浮かびます。



ORESAMA – Hi-Fi POPS (Album Trailer)

再デビュー前(2016年以前)に制作された曲として、「銀河」と「綺麗なものばかり」が収録されています。「銀河」はミュージック・ビデオが公開されているのでまったく聴けなかったわけではありませんが、個人的にはフィジカルやデータで聴きたかったので、アルバムへの収録はこの上ないプレゼントでした。「綺麗なものばかり」はH△Gというグループとのスプリット・アルバムに収録されています。

「銀河」の魅力はサビで響く泣きのメロディ、レトロなシンセサイザー・ミュージックを思わせる音でしょう。CDやダウンロードで聴くと、ベースもまた心地好いことに気付きます。曲を包むベースは歌うように奏でられ、サビの雰囲気を盛り上げています。魅力的な音に支えられて、歌が飛び立ち、メロディは聴き手の心に突き刺さります。

一方で、「綺麗なものばかり」はこのアルバムで初めて聴きましたが、その良さは曲が始まった瞬間から感じました。現実的に心をえぐる歌詞と美しいメロディのミスマッチが魅力のひとつ。言葉の使い方は前の方が生々しく、現実の隙間に潜む闇に目が向いているという感じでしょうか。「ワンダードライブ」以降はファンタジックな明るさや前向きさがあり、闇よりも光に手を伸ばして触れている気がします。それだけに、「綺麗なものばかり」に垣間見える裏の部分が耳に残り、アルバムは立体的に浮かび上がります。





2018.04.17
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by mura-bito | 2018-04-17 22:01 | Music | Comments(0)
ORESAMA「Hi-Fi TRAIN」:聴く人を乗せて、新しい季節に導くファンク&ファンタジック・トレイン
渋谷の街や夜空を駆け巡るファンタジックな列車。ORESAMAぽん/小島英也)の新曲「Hi-Fi TRAIN」は、2018年1月のライブで初めて披露され、1ヶ月後にはミュージック・ビデオが公開されました。春にリリースされるオリジナル・アルバム『Hi-Fi POPS』の1曲目に収録される予定です。
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「Hi-Fi TRAIN」を聴いた第一印象は「サビのメロディがきれいで心地好い」ということです。ぽんが歌う ♪急加速 夢見るエンドレスライナー♪ というフレーズに心をつかまれました。イントロ、アウトロ、間奏、あるいはAメロやBメロなど、琴線に触れる部分は聴き手によって異なりますが、僕はサビのメロディを聴きたくて何度もYouTubeを再生しています。もちろん、他の部分と一体となってひとつの曲が完成しているので、サビだけをエンドレスに聴きたいわけではありません。それと同時に、強烈な印象を与えるフレーズの存在は重要だと思います。

歌であれ楽器であれ琴線に触れるフレーズに出会えるかどうかが、曲を好きになるポイントのひとつなのでしょう。誰もが知っているキャッチーなフレーズというよりは、自分に刺さるフレーズが欲しい(両者が重なることもあります)。例えば、前作「流星ダンスフロア」では間奏のギター・ソロ、前々作「Trip Trip Trip」ではアウトロのシンセサイザーに僕は強く惹かれました。そうしたフレーズを起点に曲を楽しむことで、曲全体に愛着が湧きくんですよね。



ORESAMA – Hi-Fi TRAIN

「Hi-Fi TRAIN」の軸になっているのは、ファンキーに刻むギターの音だと思います。これまでと同じようにシンセサイザーやストリングスの音が加わっていますが、その中でも僕はギターの音が耳に残りました。小島英也の弾くギターは、ファンクらしいクリーンな音で曲を引っ張りながら、するりと立ち位置を変えて歌を支える名脇役をも演じます。ギターに意識を向けて聴いてみると、曲の中でも多彩な表現を見せてくれることが分かります。

渋谷の街をデコレーションしたミュージック・ビデオでは、ELEVENPLAYのメンバー2人(YU/MARU)がパフォーマンスを披露しています。振付を担当したのは同じくELEVENPLAYのNONです。この布陣は前作および前々作と同様ですが、今回の衣装は黄色で統一されています(前作は赤、前々作は青)。また、前作までは目を隠していた前髪を短くすることで、文字どおり豊かな表情がパフォーマンスに加わります。

ORESAMAの2人が歌とギターで魅せる後ろで、ELEVENPLAYによる曲線と直線が絡み合うパフォーマンスが彩りを添えます。曲が公開されるたびにパフォーマンスを披露してくれると、いよいよ本気でORESAMAとELEVENPLAYの共演を観てみたいですね。未来に向けて延びるレールウェイ。アルバムへの期待を含めて、ORESAMAのアプローチは次々と未来を予感させてくれます。
2018.02.27
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by mura-bito | 2018-02-27 22:02 | Music | Comments(0)
[PART1] ORESAMA『oresama』:アルバムからソングライティングに込めた思いを受け取る
ORESAMAぽん/小島英也)は、2015年にインディーズでアルバム『oresama』をリリースしました。デュオとしての「起点」ともいうべき作品であり、ライブで定番になっている曲をいくつも含みます。ORESAMAの音楽について、僕は「ポップスとファンクとエレクトロニック・ミュージックがブレンドされている」と捉えています。その認識は『oresama』でも、2017年のシングル「ワンダードライブ」以降も大きくは変わりません。ポップスやエレクトロニック・ミュージックといっても幅は広いので、ひと言で表現するには言葉足らずではありますが、軸として持っているのがこの三要素です。
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ぽんが詞を書き、小島英也が曲を書くのがORESAMAの制作スタイルです。ぽんの詞は、分かりやすく聴きやすい言葉から急角度で意表をつく言葉まで、バラエティに富みます。また、彼女はインタビューで小島英也の作曲について「歌いたいと思わせてくれる力がある」と語ります。彼はORESAMAの他にも、DAOKOのデビュー・アルバムに作曲とアレンジで参加しており、また吉澤嘉代子の曲をリミックスしたこともあります。

同じインタビューで、彼は「乙女シック」という曲を挙げながら、自分が曲を書くのは聴き手にそれぞれの生活の中で歌ってもらいたいからと語ります。簡単に口ずさめるメロディは普段の生活にほんの少しの潤いを与えますし、ライブで一緒に歌えればバンドとオーディエンス、あるいは観客どうしの結びつきは強くなりますよね。曲を書くことに対する彼の考えは、聴き手としても腑に落ちるものだと思います。



ORESAMA – 乙女シック

小島英也は作曲家でありギタリストであると同時にプログラミングも担当しています。リミックスもできるので、ORESAMAのサウンド・アプローチは彼の趣向も反映されているのだろうと思います。インタビューで彼が語るところによると、今の路線にシフトしたきっかけはDaft Punkの「Get Lucky」とのこと。ボーカルにPharrell Williams、ギターにNile Rodgersを迎えたこのコラボレーションは、グラミー賞にも輝きました。

「Get Lucky」のエレクトロニック・サウンドの雰囲気と、CHIC時代から続くNileのファンキーなギターは、ORESAMAに影響を与えていると言われて納得するものがあります。ORESAMAではシンセサイザーの方が前に出てくる印象があり、ギターはシンセサイザーの間を縫うように、あるいは入れ替わりに前に出て鳴り響きます。このあたりのバランスも僕は好きですね。
2018.02.06
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by mura-bito | 2018-02-06 21:34 | Music | Comments(0)
[PART2] ORESAMA ワンダーランドへようこそ ~in Shibuya WWW X~
ORESAMA ワンダーランドへようこそ ~in Shibuya WWW X~
2018-01-08 at Shibuya WWW X
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何度か挟み込まれたMCで、ぽんは活動を続けられていることへの感謝を幾度となく表わしていました。その中、インディーズで発売した『oresama』というオリジナル・アルバムを録音したときのことが話題に上がりましたが、続いて良いニュースが発表されました。来たる4月に、ORESAMAがアルバム『Hi-Fi POPS』をリリースします。メジャーとしては初めてのオリジナル・アルバムです。

そのニュースで会場が湧いた後、アルバムから新曲「Hi-Fi TRAIN」が披露されました。初めて聴く曲でも、自然と入り込めて楽しめるのがORESAMAの魅力のひとつであり、勢いとともに親しみやすさも感じる曲でした。細かい部分の印象はおぼろげになっているため、早く聴き込みたいですね。アルバムがリリースされるという話を聴くだけで楽しみだと思いましたが、「Hi-Fi TRAIN」の演奏を聴くことで期待はさらに高まりました。



流星ダンスフロア

終盤に披露された最新シングル「流星ダンスフロア」は、最初の音から観客を煽ります。踊るための曲と断言してもいいでしょう。身体を刺激するダンサブルなサウンドが特徴的で、歌もまた楽しそうに響きます。1970~80年代あたりのファンクやディスコ・ミュージックを、今の音と感性を介して取り込むことで、時間を超えたミクスチャーが生まれています。

間奏ではギターとベースの掛け合い、さらにギター・ソロで観客を引きつけます。テクニックで魅せる、感情を解放した演奏で魅せる…両者の交差が曲を極限まで盛り上げていきます。ライブでの煽りやELEVENPLAYの2人が参加するミュージック・ビデオを観ていて思うのですが、「流星ダンスフロア」は、もっと大きな会場で大掛かりな演出を入れたとしてもステージ映えするに違いありません。



乙女シック

アンコールでは、黒いライブTシャツで揃えた4人が「乙女シック」という曲を演奏します。『oresama』に収録されており、ライブの定番になっています。インタビューで小島英也が「みんなに歌ってもらいたい曲」として挙げていた曲です。メロディには優しさと親しみやすさがあり、特にサビのメロディには口ずさみたくなる魅力があります。「乙女シック」の演奏が終わるとともに、90分にわたり駆け巡ってきたワンダーランドの出口の扉が開かれます。

『Hi-Fi POPS』が発売される4月には、リリース・パーティーがLIQUIDROOMで開催されます。シングルを発表するごとに、そしてライブを重ねるごとに大きくなっていくORESAMAですが、「追い風が吹いている」とはこういうことを言うのでしょう。未来が次の未来を引き寄せる。アップグレードし続ける姿をリアルタイムで見られるのは素晴らしいことであり、とても楽しくて、エネルギーをもらえますよね。
2018.01.25
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by mura-bito | 2018-01-25 21:20 | Music | Comments(0)
[PART1] ORESAMA ワンダーランドへようこそ ~in Shibuya WWW X~
ORESAMA ワンダーランドへようこそ ~in Shibuya WWW X~
2018-01-08 at Shibuya WWW X
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開演前の会場にはDaft Punk「Get Lucky」、Micheal Jackson「Black Or White」、AVICII「Long Road To Hell」、The Chemical Brothers「Block Rockin’ Beats」などが流れていました。ファンク、エレクトロ、ロックなどの音が混ざり合い、ライブの開幕を待つ僕らの気持ちを高めてくれます。そして観客席の照明が消えると「未知との遭遇」のテーマ曲が大音量で流れ、カラフルなレーザー光線が会場を飛び交います。スクリーンに映し出されたのは「ワンダーランドへようこそ」の文字。

光と音が舞って ♪ワンダーランドへようこそ♪ のフレーズがリフレインする中、ORESAMAの2人(ボーカル:ぽん、ギター:小島英也)とサポート・メンバーの2人(DJ:モニ子、ベース:三浦光義)が姿を見せます。そして、最初に披露された曲は「銀河」です。この曲がライブ「ワンダーランドへようこそ ~in Shibuya WWW X~」の幕を開くとともに、2018年のORESAMAを起動します。



銀河

ライブは最初からハイ・ボルテージで進んでいきます。ORESAMAのライブではお馴染みの「Listen to my heart」や「オオカミハート」などが演奏されます。ファンクの要素やシンセサイザーの音を含みながら、ポップスとして楽しめるのがORESAMAのサウンドです。一方で、シングルとしてリリースされた「ワンダードライブ」や「Trip Trip Trip」は、ロックらしいノリがあります。踊れる要素ももちろんあるのですが、いわゆる「縦ノリ」の曲だと思います。

どちらの曲もシンセサイザーのリフが心地好いので、それがもっと前に出てくると個人的には嬉しい。特に「Trip Trip Trip」のアウトロはシンセサイザーの音が曲をぐいぐいと引っ張って最後まで導いているため、ライブでもその高揚感を味わえたらいいなぁと思うんですよね。まあ、ハード・シンセもソフト・シンセも多用されるライブを多く観てきたから期待してしまうのかもしれませんが。



Trip Trip Trip

印象に残った出来事のひとつとして、中盤で披露された「迷子のババロア」などのミディアム・テンポの曲が挙げられます。ヒートアップした会場がクールダウンし、ライブにもメリハリがついていました。ORESAMAとして活動し始めたころは歌とアコースティック・ギターというスタイルだったとのことですが、今後はアコースティック・サウンドでアレンジされた曲もライブで聴いてみたいですね。歌詞に込めたさまざまな思いは、音の数が少ないほどに、よりダイレクトに届きます。

会場の体温が少し下がった後は、DJモニ子が主役となり、ひとりステージで音を流す時間が始まります。分厚いキックの音が乱舞し、会場をエレクトロニック・ミュージックに染め上げます。最新シングルに収録されている「Waiting for...」も使われましたが、CDやiPhoneで聴くよりもタフでアグレッシブです。ヘビーな音で観客を刺激して会場を再び熱くさせると、他のメンバーもステージに姿を見せます。ぽんは赤いシャツから緑色のシャツに着替えると、ステージに戻ってきて後半のスタートを告げます。
2018.01.23
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by mura-bito | 2018-01-23 21:16 | Music | Comments(0)
ORESAMA「銀河」:切なさと明るさが渦巻くセンチメンタル・ポップ・ミュージック
僕がORESAMAを聴き始めたのは、2017年にリリースされたシングル「ワンダードライブ」からです。「ワンダードライブ」は「再デビュー」の曲とされていますが、それよりも前にアルバムやシングルがリリースされていました。その中の一曲が「銀河」です。
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「銀河」はセンチメンタルな気持ちを呼び起こすメロディとポップな音が絡み合う曲です。ぽんの歌うメロディが切なく響く一方で、明るく跳ねるエレクトロニック・サウンドを主体にした音が広がります。切なさと明るさが渦巻くこの組み合わせに魅了され、何度も聴きたくなります。



ORESAMA – 銀河

僕の好きなボーカリストの特徴として「表情が変化する歌声」があります。声そのものが持っている表情が、曲ごとに、あるいは曲の中で変わるのがとても好きです。曲のバリエーションが豊かになるのと同時に、同じ曲でも聴くたびに新たな世界を見ることができます。

ぽんの歌声も複数の表情を持っていると感じます。「ワンダードライブ」を筆頭に最近のシングル曲ではキャッチーな甘さがあり、ONE III NOTESの「Shadow and Truth」ではシャープなボーカルを聴かせてくれましたし、そして「銀河」では心に浸み込む哀愁が漂います。ポップスをはじめとしてエレクトロやフュージョンでも彼女の歌声を聴いていますが、他のタイプの音楽にもフィットして、そのたびに新たな表情を見せてくれるんじゃないかなと思います。

2018.01.02
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by mura-bito | 2018-01-02 22:12 | Music | Comments(0)

fujiokashinya (mura-bito)
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