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音楽と物語に関する文章を書いています。
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Silk City and Dua Lipa「Electricity」:その目はレンズを見据え、歌声はサウンドに生命を吹き込む
Silk CityとはDiploMark Ronsonで構成されるDJ/producerのデュオです。彼らとシンガー・ソングライターDua Lipaの連名で制作した曲「Electricity」が配信されています。クリアな音で響くピアノのリフが特徴的なダンス・ミュージックです。
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「Electricity」のアレンジの特徴として、音の形がよく見えるということが挙げられます。音を重ねて畳みかける肉厚なサウンドというよりは、個々の音の良さを伝えるようなアレンジなのではないかと思います。EDMが盛り上がる少し前のエレクトロニック・ミュージックという感じでしょうか。爽やかなピアノの音が心地好い。



Silk City and Dua Lipa – Electricity

EDMのポップス化、あるいはロックやファンクを呑み込んだボーダーレス現象はもう何年も続く傾向ですが、DiploやMark Ronsonの場合はそもそもEDMというカテゴリーに当てはめることが難しい。Mark RonsonといえばBruno Marsをボーカルに迎えた「Uptown Funk」が有名ですが、それにも表われているようにファンクの色が強く、ファンクの要素は「Electricity」でも垣間見えます。

Dua Lipaの歌声はハスキーでクール。特にクールな部分は、モデルでもある彼女ならではなのかもしれません。カメラのレンズを見据える表情は、そのままボーカルにも通じるものがあります。さまざまな表情で聴き手のイマジネーションを刺激する歌声。個性的な歌声を持つシンガーに出会えることは、音楽を聴く大きな楽しみのひとつですね。
2019.01.30
# by mura-bito | 2019-01-30 21:34 | Music | Comments(0)
[EN] BLACKPINK – Playing With Fire
The black/pink-colored music makes the world excited. BLACKPINK (블랙핑크) is one of world famous K-POP groups. The quartet consists of Jennie (vocal/rap), Lisa (rap), Jisoo (vocal), and Rosé (vocal). The song Playing With Fire is the song I was moved by for the first time in their discography. I am in love with this song.
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The music of BLACKPINK has been expanding globally. The expansion is represented by the following fact; the music video by them performing for Playing With Fire has hundreds of millions of views on their YouTube page. After this year comes, the news of their world tour including East Asia, Europe, and North America was released. Their expansion is in the midst of an ongoing process.

I listened to their vocals for the first time in the song Kiss And Make Up, which they performed with Dua Lipa. I felt how beautiful and colorful their singing voices are in this collaboration. The song gave me an incentive to listen to their original songs. I listened to their EP Square Two after search on Apple Music, and then met Playing With Fire.



BLACKPINK – Playing With Fire

The melodic pop/hip-hop song Playing With Fire is listener-friendly. On the other hand, something cold and vacant are included in the melody. Four types of singing voices express several faces. The world you can see changes when singing voices switch.

Playing With Fire starts with the impressive sound of piano. Piano passes a torch to synthesizer, and bass drum is added in the middle of the intro. The song increases thickness of the sound. I think that the synthesizer riff is a symbol of this song. I have been impressed by the riff in the intro, chorus, and ending. The impressive riff will make many listeners stick in their mind.
2019.01.27
# by mura-bito | 2019-01-27 20:56 | Music | Comments(0)
Bruno Mars and Cardi B「Finesse」:身体の奥を疼かせるファンキーな音、心を刺激する流麗なメロディ
Bruno Marsの名前はよく目にするも意識的に彼の曲を聴く機会はなかったのですが、最近はプレイリストに「Finesse」を入れています。第60回グラミー賞のAlbum of the Yearを受賞した『24K Magic』に収録されている曲です。アルバムのリリースは2016年ですが、ラップの部分をCardi Bのパフォーマンスに差し替えたリミックスが2018年にシングルとしてリリースされ、ミュージック・ビデオも制作されました。
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イントロから響くスネアのタイトな音。身体の奥を疼かせるファンキーなサウンドが、踊りたいというプリミティブな気持ちを刺激します。ファンクとヒップ・ホップのミクスチャーという感じでしょうか。リズムに身を任せながら、さまざまな音の交錯を楽しみたい曲です。

他の魅力としては歌メロの良さが挙げられます。特にメロディの「流れ」が好きですね。例えば、♪Blame it on my confidence♪ における “confidence” というひとつの単語の中で音が変化し、その移ろいがとても心地好い。また、曲名を含むフレーズ ♪(We) out here drippin’ in finesse♪ の繰り返しも耳に残ります。音が身体を刺激する一方で、メロディの響きが心を刺激して、踊りたくなる気持ちに拍車をかけます。



Bruno Mars – Finesse

「Finesse -Remix-」のミュージック・ビデオには、1980年代を思わせる要素が随所に組み込まれています。初めてビデオを観たとき、Bruno Marsの顔を知らず、Cardi Bに至っては名前すら知らなかった僕は、本当に1980年代に流行した曲だと思い込みました。

ポップかつチープなデザインの衣装やセット、「4:3」という画面のアスペクト比。振り付けもどこか懐かしい。1秒あたりのフレーム数も当時に近づけているため、現在の映像に慣れているとパフォーマンスの動きが少し鈍く感じられます。いくつかのレトロなパーツが組み合わさって、30年ほど前の映像を観ている感覚を味わえます。



Bruno Mars and Cardi B – Finesse -Remix-

あるとき何気なくテレビのチャンネルを切り換えると、このビデオが流れていました。ときどき放送される「1980年代の洋楽特集」の番組で、この曲も当時のヒット曲なのかなと思いながら観ていましたが、後でBillboardの最新チャートだと知ることになります。

曲が終わる直前に表示されたクレジットを目にしたとき、思わず画面に釘づけになりました。グラミー賞を獲得したBruno Marsをこのような形で知るとは思いもよらず、さらにいえばCardi Bは2018年の年間チャートで何度も名前が出てくる有名なラッパーです。2018年も終わりが見えてきた頃に二人を知るなんて、僕のアンテナは一体何をしていたのか。
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まあ、常に新しい音楽をサーチして検出するアンテナは持ち合わせていませんが、それでも何かを契機として音楽を知り、アーティストを知ることができれば、そこから新しい道が生まれます。それが新作でなかったとしても、知ったその時が自分にとっての旬なのだと思いながら、偶然に出会えた「新しい」音楽とそこから始まる道のりを楽しんでいます。知らなかったからこそ、その音楽を知って聴き込むときの喜びや興奮は大きいものです。

2019.01.25
# by mura-bito | 2019-01-25 21:44 | Music | Comments(0)
BLACKPINK「Playing With Fire」:四つの歌声が描く音楽世界、目の前で揺れる小さな火
扇情的なピアノの音から始まるイントロに魅せられ、随所で響くシンセサイザーのリフが印象に残ります。BLACKPINK(블랙핑크)「Playing With Fire」は、いくつかある彼女たちの代表曲のひとつです。歌メロはキャッチーで艶めいていながら、けれども時として歌声にどことなく虚ろで冷めた雰囲気が漂う。四つの歌声が織り成す音楽世界は、歌い手が変わるたびに切り替わり、異なる表情を見せてくれます。
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ピアノはイントロの途中でシンセサイザーにバトンを渡し、さらにリズム・セクションが加わってサウンドは一気に厚みを増します。イントロ、Chorus、エンディングで顔を出すシンセサイザーの音が曲全体の印象を決定づけています。“playing with fire (불장난)” とは「火遊び」ですが、音や、音に絡みつく歌の雰囲気からは激しく燃える炎というより、夜の隙間に浮かぶ小さな火をイメージしました。目の中に灯る小さな火が、ゆらゆらと揺れて誘うような。



BLACKPINK – Playing With Fire

日本語の歌詞を乗せたバージョンもリリースされていますが、個人的には韓国語で歌うオリジナルの方に魅力を感じます。日本のマーケットに向けたローカライズはK-POPの基本的な営業戦略であり、日本のファンからすれば歌の内容を理解しながら聴くのが普通です。その一方で、オリジナルの歌で韓国語の響きを味わいながら聴くのも良いと思います。

すべてのK-POPにあてはまるかはともかく、少なくとも「Playing With Fire」を聴く限りでは、韓国語と英語の相性は良いと思えます。韓国語の間に英語が入り込み、言葉は歌やラップに乗って違和感なく流れていきます。それは言語に何かしらの共通点があるからのか、それとも四人の歌い方に起因するのかは分かりませんが、個人的には聴きやすくて心地好い。

「Playing With Fire」を含め、いくつものBLACKPINKのミュージック・ビデオがYouTubeで億単位の再生回数を叩き出しています。そのことからも分かるとおり、BLACKPINKのファンの輪はワールドワイドに広がっています。この四人に世界が熱狂する理由はさまざまですが、そのひとつに韓国語の響きがもたらす心地好さがあるのかもしれません。少なくとも違和感なく受け止められているのではないかと。
2019.01.23
# by mura-bito | 2019-01-23 20:59 | Music | Comments(0)
[EN] Dua Lipa and BLACKPINK – Kiss And Make Up
I am in love with the hip-hop/pop song Kiss And Make Up, generated by the impressive collaboration between a British singer/songwriter Dua Lipa and a K-POP quartet BLACKPINK (블랙핑크). You can listen to this song in the Complete Edition of Dua’s self-titled album or on her YouTube page.
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The most characteristic feature of Kiss And Make Up is their singing voices combination on the rhythmic sound. Their expressions by multiple vocals/raps are powerful and dynamic. This song has given me the different impression from their original songs. It is one and only world consisting of two types of talented and musical expressions.

When the singing voices switching in Kiss And Make Up, I had an image in my mind of some doors and rooms. I open a door to enter a next room, and open a door in the room and enter a different room. A room is connected to a different room. Each time I open a new door, I can meet a new singing voice and it makes me attracted.



Dua Lipa and BLACKPINK – Kiss And Make Up

Just after I listened to one of the Dua Lipa song for the first time, I knew BLACKPINK in this collaboration, and then had an interest in their original songs and searched them. My interest has flown freely in a network of music. BTS (방탄소년단) took me to the K-POP world including BLACKPINK, and at the same time Dua Lipa told me some collaborations with EDM stars such as Calvin Harris, Martin Garrix, and Silk City (Diplo and Mark Ronson).

Some points are connected to be some lines, and then the lines are three-dimensionally connected. Many songs for music lovers are linked to each other in one huge network of music.

2019.01.21
# by mura-bito | 2019-01-21 20:23 | Music | Comments(0)
TM NETWORK「IGNITION, SEQUENCE, START」:世紀の狭間に打ち上げられたTM NETWORKのロック・スタイル
TM NETWORK「IGNITION, SEQUENCE, START」は2000年10月にシングルとして発表された曲です。“Ignition sequence start.” とは、スペース・シャトルが発射されるときの号令だそうな。「点火そして発射」を意味するその言葉は、広大な宇宙空間に向かう旅立ちのトリガーとなります。

小室さんは、この曲を書いたことで、年末にリリースされたアルバム『Major Turn-Round』への道筋が見えたと語りました。32分強の表題曲を軸にしたアルバムはプログレッシヴ・ロックをテーマに掲げており、「IGNITION, SEQUENCE, START」はリード・トラックといえます。聴き手をプログレッシヴ・ロックの宇宙に導くサウンドです。
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シングルでは、イントロから低空飛行するように鳴るシーケンサーのフレーズが響き、小室さんが弾くロック・オルガンHAMMOND B-3と「葛G」こと葛城哲哉のギターが絡みます。ロックに染まったサウンドが全体を引っ張ります。この曲を含めてさまざまなロック・サウンドを提示してきたTM NETWORKですが、そのロック・スタイルは洗練された印象があります。プログレッシヴ・ロックやハード・ロックといったオールディーズな音楽もTM NETWORKのフィルターを通すことで、荒々しく偽悪的な格好良さではなく、インテリジェントで涼しげな格好良さが漂います。

アルバム・バージョンではアレンジが大胆に変わっており、インテリジェンスに加えて重厚さが加わります。フェラーリのエンジン音を加えた新しいイントロもインパクトがありますが、特筆すべきはSimon PhillipsとCarmine Rojasから成るリズム・セクションでしょう。Simon PhillipsはTOTOにも加入していた有名なドラマーですが、上原ひろみとのジャズ・トリオも知られています(彼の演奏を生で観た体験は筆舌に尽くしがたい)。一方、Carmine Rojasは、今もなお多くの人の記憶に残るロック・スターDavid Bowieのツアーに参加し、バンドマスターを担当したこともあるベーシストです。重厚かつ技巧的なドラムとベースの音が加わることで「IGNITION, SEQUENCE, START」は厚みを増し、テクニカルなアンサンブルを聴くことができます。
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ライブで「IGNITION, SEQUENCE, START」が披露されたのは、2000年12月から2001年1月にかけて行なわれ、世紀をまたいだツアー〈TM NETWORK Tour Major Turn-Round Supported by ROJAM.COM〉でのことです。海中に沈めたマイクで拾った音のSEが消えると、イグニッション・キーを回したかのようにエンジン音が鳴り響きます。ステージ前方のスクリーンにシルエットを映し出しながら、背後から強烈な光を浴びたウツが歌い始めます。スクリーンが上昇すると、白い光に包まれながらウツは歌いますが、間奏に入るとステージは赤と青のダークな光に染まり、目の前の世界が一瞬で切り替わります。

それから10年以上が経ち、2013年のライブ〈TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-〉のセット・リストに加わりました。ウツのボーカルが入らないバンド演奏のみだったものの、小室さんが主旋律をaccess Virus TI Polarで弾いたり(美しい音が響く)、Studiologic Sledgeの音を重ねたり(個人的には宇宙をイメージさせる)と、シンセサイザーの見本市のようなアレンジを楽しめました。「IGNITION, SEQUENCE, START」は何かと印象に残り、記憶に残る曲です。
2019.01.19
# by mura-bito | 2019-01-19 17:26 | Music | Comments(0)
[EN] Dua Lipa – New Rules
At the beginning of this year I got to hear about the song New Rules of a British singer/songwriter Dua Lipa on the program which features the Billboard year-end charts 2018. The song is included in her first and self-titled album. I am in love with the song, which is pop music with the elements of hip-hop and electro.
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Dua Lipa has a distinctive husky voice. She resonates the voice in the slightly simple electronic sounds making up New Rules. She sings coolly to deliver many words to her listeners. It is the scene comes to my mind that she reads out some sentences listed on a document in a flat tone.



Dua Lipa – New Rules

I has been impressed by the music video of New Rules featuring Dua Lipa and dancers (and flamingos). They (except flamingos) move seamlessly and change their positions, and flow freely in some rooms and a corridor. The movements are like a smooth-flowing river. In a small space, they use their bodies dynamically to trace many beautiful smoothly-curved lines.

2019.01.17
# by mura-bito | 2019-01-17 21:27 | Music | Comments(0)

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