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TMN EXPO/CLASSIX PLAYLIST
TM NETWORKがTMNという名義で活動していた時期のアルバムから12曲をピックアップし、プレイリストをつくって聴いています。1991年には『EXPO』、1993年には『CLASSIX 1』と『CLASSIX 2』の2枚がリリースされました。『EXPO』はハウス・ミュージックを中心に、ロック、フォーク、ラテン・ミュージック、プログレなどを含む雑食性の高いアルバムです。『CLASSIX』は当時のテクノ・サウンドでリミックスした曲を多く収録したリミックス・アルバムです。
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この時期のTM NETWORKの音はロックからハウス・ミュージックへ移り、そしてテクノ・スタイルへの傾倒を見せます。先述のアルバムには、こうしたジャンル以外の曲も入っていますが、ロック、ハウス、テクノを標榜した音で括ってみます。深く考えずに曲を選んでプレイリストに加えていくと、各ジャンルの曲数が4曲になっていました。直感で選んだ割には意外とバランスがいい。

ハウス系は「WE LOVE THE EARTH」、「JUST LIKE PARADISE」、「RHYTHM RED BEAT BLACK」、「あの夏を忘れない」。ロック系は「THE POINT OF LOVERS’ NIGHT」、「69/99」、「TOMORROW MADE NEW」、「JUST ONE VICTORY」。そしてテクノ系は「DIVE INTO YOUR BODY」、「U.K. PASSENGER」、「WILD HEAVEN」、「HUMAN SYSTEM」です。

TMN EXPO/CLASSIX PLAYLIST

WE LOVE THE EARTH -Ooh, Ah, Ah, Mix-
JUST LIKE PARADISE -expo overdub mix-
RHYTHM RED BEAT BLACK -house sample foods mix-
DIVE INTO YOUR BODY -extended 12' version mix-
THE POINT OF LOVERS’ NIGHT -rhythm red version-
69/99 -rhythm red version-
U.K. PASSENGER -u.k. lap techno mix-
WILD HEAVEN -extended hard core mix-
TOMORROW MADE NEW
あの夏を忘れない
HUMAN SYSTEM -café de paris mix-
JUST ONE VICTORY -single 7' version-

「WE LOVE THE EARTH」はシングルとアルバムで雰囲気が大きく変わります。ここで選んだのはアルバム・ミックスです。というかこのミックスを起点にして、この時期の音でまとめられそうな曲を組み合わせてこのプレイリストを作成しました。次にピックアップしたのが「RHYTHM RED BEAT BLACK」です。もともとトーキング・モジュレーターやスクラッチを盛り込んだハウス系トラックでしたが、このリミックスで派手な音が加わって、より熱く、クールな曲になりました。この2曲をつなぐのが「JUST LIKE PARADISE」のリミックスです。最初はオリジナル・ミックスを置いてみたものの、この2曲をつなぐためには音に厚みのあるリミックスの方がフィットしました。

「DIVE INTO YOUR BODY」のリミックスは『CLASSIX 1』におけるテクノ化を象徴する曲です。固い感じのシーケンサーと、今でいうならボーカロイドのようなサンプリング・ボイスを短く刻んで重ねているのが特徴的ですね。オリジナルと同時期に制作された「DIVE INTO YOUR BODY -12'' Club Mix-」(ベースの印象を強くしたり間奏を長くしたりしたリミックス)を下敷きにしつつ、1993年の音を被せています。

「THE POINT OF LOVERS’ NIGHT」「69/99」は『CLASSIX』に収録されたバージョンですが、これらはリミックスではなく、オリジナル・アルバム『RHYTHM RED』に収録されたものの音圧を上げた感じです。プレイリストをハウスとテクノでまとめると単調になったので、ロックの要素を注入したら、ぎゅっと締まりました。同じアルバムに収録されていいるもののタイプの異なる2曲を、こうして並べてみるとTMロック・スタイルの振れ幅を楽しむことができます。ちなみに「THE POINT OF LOVERS’ NIGHT」は、まっちゃん(松本孝弘)が好きと言っていた曲です。彼がサポートを続けていて、この曲でも弾いていたらどのような雰囲気になったのか興味があります。
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「U.K. PASSENGER」はオリジナルのアウトロでカットされていた部分をフィーチャーして、分厚いベースとテクノ系のシーケンサーを重ねたものです。ファンクを感じるホーン・サウンドとエレクトロニック・サウンドが混ざり合います。ラップを入れているのは後にmassive attackを結成するメンバーです。オリジナルが録音されたのは1986年ですが、スタッフが六本木で会って意気投合した彼らをレコーディングに呼んだそうですが、当時らしいというべきか、とんでもないエピソードです。

「WILD HEAVEN」のリミックスでは『CLASSIX 2』で最もテクノに寄った音を聴くことができます。もっといえば、『CLASSIX』という企画においてテクノの要素が最も強く反映されています。その最大の特徴は、8分半のうち3分半に及ぶアウトロですね。別のインストゥルメンタルをつなげているようなものです。この部分に、小室さんがやりたかったテクノを感じます。ここで聴けるシンセサイザーのリフは、この後もよく耳にした気がします。

「TOMORROW MADE NEW」と「あの夏を忘れない」はアルバム『EXPO』の曲です。「TOMORROW MADE NEW」は、ハード・ロックを標榜した前作のツアーで披露され、アレンジを変えて『EXPO』で録音されました。オルガンの響きが1970年代ロックの匂いを漂わせます。「あの夏を忘れない」には『CLASSIX』に収録されたリミックスもありますが、リズムを抜いたり音数を減らしたりしているので、バランスとしてオリジナルの方が合うと思いました。オリジナルの厚すぎないハウス・サウンドや哀愁漂うギターが、ロックとテクノをつなぐこの位置にフィットするのです。

ミディアム・テンポの「HUMAN SYSTEM」は、オリジナルにはバンド演奏ならではの柔らかさがありました。リミックスで差し替えられたリズムは分厚い、とても分厚い。音の厚みとメロディの柔らかさが対照的ですね。スポットライトを浴びたサックスのソロも叙情的に響きます。このリズムの雰囲気はそれから20年後のコンサート(2013年の「TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-」)でも踏襲されました。キックの音が太く厚いほど、そこに乗るボーカルやシンセサイザーのメロディが胸に沁みます。

プレイリストを締め括るのは「JUST ONE VICTORY」の1993年バージョンです。アルバムからシングル・カットされた1989年バージョンを下敷きにしており、音の密度がさらに大きく感じられるのが特徴です。スネアが身体に響いてきて、ロックの熱を感じます。アウトロがフェイド・アウトしない点が、この位置に配置した理由です。もともと組曲の最後を飾っていた曲なので締め括りとしては最適なのですが、こうして音だけで構成したプレイリストでも最後をぎゅっと締めてくれますね。ステージが光に包まれて、幕が下ろされるイメージが浮かびます。
2018.06.27
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by mura-bito | 2018-06-27 22:50 | Music | Comments(0)
AVICII「True Believer」:中毒性の高いループで異次元の世界に巻き込むAVICIIのエレクトロニック・サウンド
2015年にリリースされたAVICIIのアルバム『Stories』に、「True Believer」という曲が収録されています。ハウス・ミュージックの中毒性に満ちた曲です。ぐるぐると繰り返されるシンセサイザーの音が、危険な薬物のように身体の隅々を支配します。
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ボーカルとピアノで参加しているのは、ColdplayのChris Martin。独特な味わいを見せる高音のボーカルがAVICIIのエレクトロニック・サウンドにぴたりとはまり、相性の良いコラボレーションであることを示しています。



AVICII – True Believer (Lyric Video)

全体的に1970年代的な雰囲気、特にファンクを感じさせますね。何故だろうと思って記憶をたどってみると、Earth, Wind & Fireの「September」が思い浮かびました。とりわけアウトロでChris Martinが弾くピアノのメロディが「September」を感じさせます。

音楽を聴けば聴くほど、過去に聴いたことのあるメロディやフレーズが想起される場面に遭遇します。断片的だった音楽体験はひとつのラインに並び、それは未来に伸びていきます。知れば知るほど楽しい。これもまた音楽の楽しみ方のひとつではないかと思います。

2018.06.20
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by mura-bito | 2018-06-20 21:26 | Music | Comments(0)
藍井エイル「流星/約束/ヒトカケラの勇気」:異なる視点で「藍井エイル」を描き、リスタートというコンセプトを表現する
シンガー藍井エイルのリスタートは、ひとつずつギアを上げていくように、段階的に進みました。2018年2月8日に「約束」のミュージック・ビデオ(編集版)が公開され、4月22日に「流星」の配信が始まりました。そして6月13日、この2曲に新曲「ヒトカケラの勇気」と「流星」のインストゥルメンタルを加えたシングルがリリースされました。

ジャケットを見て感じた印象に残ったのは、暗めの青に包まれていることです。色の分類でいうと、おそらく藍色と呼べるのではないかと思います。アーティスト名に使われている、藍。これまで僕は藍色をもっと明るい色だと思っていましたが、実はこのくらいが藍色とされることを知りました。この色がシングルのジャケットのメイン・カラーとして使われていることは決して軽くなく、そして大きな意味があると思いました。
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「流星」は先行して公開されており、ダウンロードして聴いていました。音を重ねた上にスピード感を出す、パワフルなアレンジがとても印象的でした。配信開始から少し経って、ミュージック・ビデオがYouTubeで公開されました。映像を観たとき、藍井エイルはこれまでとは違うところにも目を向けようとしているのではないかと思いました。カメラは彩度の低い世界の中で闇に呑み込まれそうな少女を映し、そして彼女が走り出す姿をも捉えます。それは逃げているのか、立ち向かっているのか、あるいはまた別の意味を持っているのか。走り続け、坂を上り、階段を上ります。やがて行き着いた先に広がっていたのは大きな夜空と無数の星です。それを見上げた彼女は一筋の涙を流し、すぐに笑顔を見せます。エネルギッシュなサウンドの中で、さまざまな意味が浮かんでは消えていきます。



流星

初めて聴いたときから「約束」のメロディに心が締め付けられます。再始動のニュースとともに聴いたために、特に強く印象付けられたのでしょうか。こうして時間が経って改めて聴いてみても、やはり最初の出会いと同じレベルで揺さぶられます。これは、正真正銘、僕の好きなメロディであり、それを届けてくれた歌声に魅せられているということの証です。歌詞が異なれば違った印象を受けたのかもしれませんが、このメロディと歌詞は結ばれるべくして結ばれたのでしょう。その一期一会を祝いながら、心地好いメロディに心を預けます。

2月にアップロードされた曲および映像は2番をカットしたバージョンでした。一方、シングルに収録されたバージョンは2番を入れた完全版です。この部分が入ることで何が嬉しいかというと、違う言葉で美しいメロディを聴けるということ。同じメロディであっても言葉が変われば、感覚的なものではありますが、捉え方が変わると思います。日本語(というか母語)で綴られた歌詞なので、意味を噛み締めながら聴いているのでしょう。新しく聴いた中では、♪笑顔の朝も 涙の夜も 大切にしていけたら♪ という歌詞が印象に残りました。



約束

新曲「ヒトカケラの勇気」は、他の2曲とはまた違ったタイプの曲調であり、これもまた好きな曲です。明るくて気持ちいいロックというのが第一印象です。その明るさに触れると、心はじわりと温かくなり、やがて熱くなります。タイミングが異なればこの曲もシングルとしてリリースされていたのかなと思える雰囲気があります。まあ、3枚目のアルバム『D’AZUR』で僕が好きな3曲はすべてシングル・カットされていない曲なので、「ヒトカケラの勇気」も僕の個人的なアンテナに引っかかる曲なのかもしれません。

歌詞カードに書かれた彼女のメッセージによると、「流星」や「約束」が自分の過去や再始動に関する思いを込めたのに対して、それらから離れて純粋に前に進もうとしているのが「ヒトカケラの勇気」であることが窺えます。この3曲を並べて聴くと、リスタートというコンセプトを異なる視点で捉えることができるかなと思います。もちろん、別々に聴いて楽しんだっていい。点と点を結んでトライアングルを描くことで、ひとつの意味が浮かぶ、そういう受け止め方もできるのだろうと思いました。



流星/約束/ヒトカケラの勇気

8月には日本武道館でのライブが行なわれます。このライブをもってリスタートのプロジェクトが完結するといえるのかもしれません。2月に公開されたインタビューでは、何がしたいかと尋ねられると彼女はライブだと即答しました。そしてそれがついに実現します。しかも、別れを告げたときと同じ場所に姿を見せ、帰還を告げる。そう考えると、活動を休止していた空白の期間すらもドラマチックです。こうして空白に青が満ちていくプロセスに立ち会えるのは、何というかとてもワクワクしますね。
2018.06.13
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by mura-bito | 2018-06-13 22:56 | Music | Comments(0)
Change by ONE OK ROCK: The Man Shows the Direction It will Go in
The traffic controller is performing with the music while surrounded by many cars on the crossroad. The impressive music is flowing into him through the earphone. Here is the stage for him. The audience is many drivers and people in the buildings near the crossroad.
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The small jet plane appeared. He has found out about it and smiled. He has given a casual shrug and then showed the direction it will go in. The small jet plane has run over the streets in the city, and eventually flew into the sky.



ONE OK ROCK and HondaJet: Go, Vantage Point.

This is a promotional movie for the HondaJet project featuring the band ONE OK ROCK. Their song Change is used for background music. You will be impressed by the performance from the beginning of the song.

The carrier of ONE OK ROCK started in Japan. Now, the range of activities continues to spread. In 2017, they were scheduled to appear as an opening act on the concert tour of LINKIN PARK in Japan. They have signed to the label Fueled by Ramen, to which the famous bands, such as Fall Out Boy and Paramore, belong. ONE OK ROCK will be bigger than it is now and will surely reach a vantage point.

2018.06.06
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by mura-bito | 2018-06-06 21:57 | Music | Comments(0)

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