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2014年 01月 21日 ( 1 )
START INVESTIGATION (PART 2) – TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-
TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-

TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-

TM NETWORK


INTRO
START INVESTIGATION (PART 1)


START INVESTIGATION (PART 2)

「CHILDREN OF THE NEW CENTURY」の印象的なフレーズが絶え間なく鳴り響く中、一台の電車が走ってきて、彼らの前に停まります。側面には「967854328」という文字と、薬のカプセルのような意匠が刻まれています。保安官たちは驚きの表情を隠しきれません。IPたちがいることも忘れて、突如として現われた得体の知れない電車に近づきます。やがて自分たちの手には負えないと判断して、逃げるようにその場を去りました。

再び訪れる静寂。それを呑み込みながらソフト・シンセの音とベースの音がうねるように鳴り、キックの音が後から姿を見せます。「TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-」のためにつくられたこのインストゥルメンタルは「MISSION PART1」と名付けられました。2013年9月に配信された小室さんのアルバム『DEBF EDM 2013 SUMMER』で聴くことができます。

電車のドアが開き、人影がひとつ現われます。白い衣装に身を包み、背後から放たれる光の中でゆっくり歩を進め、外に出る。階段をのぼり、シンセサイザーに囲まれたエリアに足を踏み入れると、すぐさま音の調整に入ります。IPのアラートを受けたTM NETWORKは地球にやってきて、まずは小室さん(の姿をした潜伏者)が姿を表わしました。

続いて、開け放たれた扉の向こうから出てきたのは背の高い男性と幼さが残る少女。先に男性が外に出て周りを興味深そうに見回していますが、少女はためらっているのか、中に留まったままです。男性が少女の手を引いて外に連れ出し、安心させるように軽く肩を抱きます。少女が身にまとうワンピースと緑のトップスが観客の記憶を巻き戻し、そしてひとつの物語の存在を示唆します。

男性が少女の手を引いて坂道をのぼろうとしたとき、少女はその手を振りほどき、車体を挟んで坂道の反対側にある階段を駆け上がります。階段をのぼり切るとくるりと回り、そのまま小走りで森の奥に姿を消します。坂道を歩き切った男性は少女が消えた先を一瞥すると、少女の後を追いかけていきました。

「MISSION PART1」ではダブ・ステップというジャンルで多用されるソフト・シンセの音をふんだんに盛り込み、後半は小室さんが得意とするパターンが展開されます。シンセサイザーの音がループしながら徐々に高くなって、螺旋階段のような軌跡を描く。音がじわじわと熱くなっていき、観客の気持ちも高めたところで、パイプ・オルガンを思わせる音が高らかに鳴り、曲が終わります。もっと聴きたいという気持ちを抱えながら余韻に浸ります。こうなるともうどのような曲が披露されるか、予想もつきません。

黄色い筐体が目を引くシンセサイザーStudiologic Sledgeが、独特の歪みを持った音を出します。続いて宇宙を駆け巡るかのようなシーケンサーのフレーズが鳴り始め、やがて濃密なキックの音が追随します。スペースシャトル発射のカウントダウンで使われる言葉「IGNITION, SEQUENCE, START」をタイトルに冠した曲です。2000年に発表されたアルバム『Major Turn-Round』に収録されています。アルバムがプログレッシヴ・ロックを標榜していたことから、シングルでもアルバムでもロックの要素が強く表われていますね。特にアルバムではベースにカーマイン・ロハス、ドラムスにサイモン・フィリップスを迎えているため、両者の素晴らしい演奏を堪能できます。

縦横無尽に音が舞うイントロの中、電車のドアが再び開き、木根さん(の姿をした潜伏者)が光の中から現われます。坂道を駆け上がり、エレクトリック・ギターを鳴らして曲に参加します。エレクトロニック・サウンドを軸にしたアレンジは、というよりはもはやリミックスと称してもいいのですが、音でも(この物語に含まれる)宇宙という要素を体現している。小室さんはSledgeの他にAccess Virus Indigo RedbackとAccess Virus TI Polarを弾き分け、サウンドに厚みと深みを持たせます。サイモン・フィリップスが叩いた生の音(ティンバレスのような高い音)もサンプリングして鳴らしており、多彩なレイヤーを感じるアレンジでした。

2014.01.21
by mura-bito | 2014-01-21 21:59 | Music | Comments(0)

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