inthecube
音楽と物語に関する文章を書いています。
ワイルドじゃなくてもいいからタフになりたい
OUR WORLD IS EXPRESSED BY IMPRESSIVE WORDS
春を待ちつつも、春に向かって歩くことはできるはず
「再起」、「再生」、「チャンス」。一度失敗してしまった人にチャンスを与えるという考えは、やはり甘いのでしょうか。やっぱり、いつでもうまくいくわけじゃないし、未知なものの開拓には失敗するリスクがあるわけで、成功しないとすべて敗北という考え方は受け入れ難いものがあります。
何よりも自分が失敗した経験があり(今思えば経験値の少なさではありますが)、それも周囲のフォローによって立ち直ったという経緯があります。それを忘れることはできませんが、時間が経つと敗因分析をするようになって、経験が足りなかったんだねと結論付けるようになって、あのときの苦しみを忘れつつありました。そこにTKの事件ですよ。成功の意味、失敗の意味、そしてチャンスの意味。いろいろ考えさせられました。
失敗を避けさせる上げ膳据え膳は不要だと思いますが、それならば失敗したときのセーフティネットはあってもいいんじゃないかと思います。けれども毎回毎回セーフティネットを用意することで、それに甘えて成長しなくなったら元も子もありません。どちらがいいんだ?
組織の形態によって変わる、ということかもしれません。成長することがマストの会社であれば成功したものだけが残れるし、年功序列を忠実に守る会社であれば成功失敗に拘わらず居場所は与えられる。前者は後者の考えを見下すでしょうし、後者はそれはそれでいいんだと受け入れる。どちらであっても社員それぞれが生きていられれば、まあOKなのでしょう。それぞれがそれぞれの形で幸せであれば...不幸でなければ。自分に合った形態の組織を選ぶ、それ自体は何の問題もないことです。
保釈時、TKが「チャンス」という言葉の重みについて語ったとされていますが、誰がチャンスを与えるんでしょうか? 僕が違和感を覚えたのは、保釈のニュースを伝えるNHKで、解説委員だか誰かが「ファンを裏切った」というコメントをしたことです。裏切った??? ファンを裏切った→ファンを傷つけた?→チャンスを与えるのはファンということでしょうか? ファン...ではない気がしますけどね。社会的な死というのは、有名人が気にするイメージの悪化の延長線上だと思います。そしてそれを作り上げているのは...結局のところパシャパシャとフラッシュを浴びせた方々。TKが頭を下げたのも、レンズの向こう側などではなく、そのレンズを持っている方々。
TKを好きな人々は、メディアが何と伝えようが、大半が戻ってきてほしいと思っているし、再起のときは応援するはずです。問題は、そのときにすっきりした気持ちで迎えることができるかどうか、ということです。嵐が過ぎるのを待つようにメディアの声(揶揄誹謗中傷を含みつつも、まっとうな見方もある、有象無象の声)に目を背け続けていいものだろうか? 復活するチャンスというのは、そうしたメディアに対する挑戦であるべきなのかもしれません。まっとうな指摘/批判をした人たちへの決意表明も込みで。
ちょうど1年前は武道館ライブでしたね。同時に、僕自身、このころから仕事の歯車が噛み合わなくなってきました。個人的にはいろいろとつながりのある2007年と2008年の11月~12月です。2009年は楽しいラスト2ヶ月になってくれているでしょうか。未来は見えず、ですが、今月末には木根さんの「春を待つ」が配信予定。長い長い冬になりそうです。それでもIf winter comes, can spring be far behind?といったところでしょうか。
2008.12.03
何よりも自分が失敗した経験があり(今思えば経験値の少なさではありますが)、それも周囲のフォローによって立ち直ったという経緯があります。それを忘れることはできませんが、時間が経つと敗因分析をするようになって、経験が足りなかったんだねと結論付けるようになって、あのときの苦しみを忘れつつありました。そこにTKの事件ですよ。成功の意味、失敗の意味、そしてチャンスの意味。いろいろ考えさせられました。
失敗を避けさせる上げ膳据え膳は不要だと思いますが、それならば失敗したときのセーフティネットはあってもいいんじゃないかと思います。けれども毎回毎回セーフティネットを用意することで、それに甘えて成長しなくなったら元も子もありません。どちらがいいんだ?
組織の形態によって変わる、ということかもしれません。成長することがマストの会社であれば成功したものだけが残れるし、年功序列を忠実に守る会社であれば成功失敗に拘わらず居場所は与えられる。前者は後者の考えを見下すでしょうし、後者はそれはそれでいいんだと受け入れる。どちらであっても社員それぞれが生きていられれば、まあOKなのでしょう。それぞれがそれぞれの形で幸せであれば...不幸でなければ。自分に合った形態の組織を選ぶ、それ自体は何の問題もないことです。
保釈時、TKが「チャンス」という言葉の重みについて語ったとされていますが、誰がチャンスを与えるんでしょうか? 僕が違和感を覚えたのは、保釈のニュースを伝えるNHKで、解説委員だか誰かが「ファンを裏切った」というコメントをしたことです。裏切った??? ファンを裏切った→ファンを傷つけた?→チャンスを与えるのはファンということでしょうか? ファン...ではない気がしますけどね。社会的な死というのは、有名人が気にするイメージの悪化の延長線上だと思います。そしてそれを作り上げているのは...結局のところパシャパシャとフラッシュを浴びせた方々。TKが頭を下げたのも、レンズの向こう側などではなく、そのレンズを持っている方々。
TKを好きな人々は、メディアが何と伝えようが、大半が戻ってきてほしいと思っているし、再起のときは応援するはずです。問題は、そのときにすっきりした気持ちで迎えることができるかどうか、ということです。嵐が過ぎるのを待つようにメディアの声(揶揄誹謗中傷を含みつつも、まっとうな見方もある、有象無象の声)に目を背け続けていいものだろうか? 復活するチャンスというのは、そうしたメディアに対する挑戦であるべきなのかもしれません。まっとうな指摘/批判をした人たちへの決意表明も込みで。
ちょうど1年前は武道館ライブでしたね。同時に、僕自身、このころから仕事の歯車が噛み合わなくなってきました。個人的にはいろいろとつながりのある2007年と2008年の11月~12月です。2009年は楽しいラスト2ヶ月になってくれているでしょうか。未来は見えず、ですが、今月末には木根さんの「春を待つ」が配信予定。長い長い冬になりそうです。それでもIf winter comes, can spring be far behind?といったところでしょうか。
2008.12.03
by mura-bito
| 2008-12-03 23:05
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