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ORESAMA ワンダーランドへようこそ ~Hi-Fi PARTY in LIQUIDROOM~
ORESAMA ワンダーランドへようこそ ~Hi-Fi PARTY in LIQUIDROOM~
2018-04-15 at LIQUIDROOM

Hi-Fi TRAIN/オオカミハート/ハロー・イヴ/Trip Trip Trip
耳もとでつかまえて/cute cute/Waiting for...
DJ Time: ドラマチック/恋のあじ/KARAKURI etc.
Listen to my heart/誰もが誰かを/SWEET ROOM
「ねぇ、神様?」/ワンダードライブ/乙女シック/流星ダンスフロア
Encore: アイヲシル/銀河
ORESAMA ワンダーランドへようこそ ~Hi-Fi PARTY in LIQUIDROOM~_b0078188_22001384.jpg
ライブが決まるたびに会場のサイズが大きくなっていくORESAMAぽん/小島英也)。4月11日に発売されたアルバム『Hi-Fi POPS』のリリース・パーティー「ワンダーランドへようこそ ~Hi-Fi PARTY in LIQUIDROOM~」がLIQUIDROOMで開催されました。できる限りアルバムを聴き込み、いざワンダーランドへ。ORESAMAのオリジナリティあふれる音楽世界に飛び込みます。この音楽的ワンダーランドはライブを重ねるごとに作り込まれて宇宙のように広がり続けてきましたが、『Hi-Fi POPS』の曲が加わることでさらに広く、深く、大きな世界になりました。



Hi-Fi TRAIN

ライブは、アルバムの1曲目に収録された「Hi-Fi TRAIN」から始まり、同じく最後に収録されている「銀河」で幕を下ろしました。アルバムに収録された曲のほとんどを演奏し、さらに馴染みのあるインディーズ時代の曲も少しアレンジを変化させて披露しました。ライブを観るたびにアレンジや演出の変化に気づくことが増えます。キャリアの初期から曲を聴いたりライブを観たりすることはあまりなかったので、こうして初期のチャレンジを目の当たりにできるのはとても新鮮です。



Trip Trip Trip

ライブは新しい曲を聴ける貴重な機会です。「cute cute」や「ハロー・イヴ」は、アルバムでORESAMAの新しい表情を見せてくれた曲です。「cute cute」ではサックスのファンキーな音が曲の世界を決定づけていましたが、ライブではそのノリを表現するためか、間奏でフロントの3人(ぽん、小島英也、サポート・ベーシストの三浦光義)でステップを踏みます。「ハロー・イヴ」は春の空気を運んでくる、とても優しくて気持ちの良いポップスです。ファンク全開の曲と静謐なバラードの中間にあるといえますが、こうした曲は、ライブの雰囲気を柔らかくする重要な役割を果たします。鮮やかに変化するライブの流れの中で、観客は踊ったり、聴き入ったり、そして和んだりと楽しみ方も自在に変化していきます。



ワンダードライブ

ORESAMAにおけるエレクトロの発展の可能性を感じさせてくれたライブでもあります。シングル「流星ダンスフロア」に収録された「Waiting for...」はEDMへのアプローチを見せます。強烈な四つ打ちに乗せて、強烈なシンセサイザー・サウンドが響き渡ります。ファンクとは異なる角度からLIQUIDROOMをダンス・ミュージックで満たします。このとき、色とりどりのレーザーがぽんを包み込み、さながら鳥かごのような感じだったことを覚えています。



流星ダンスフロア

「Waiting for...」による興奮が冷めやらぬ中でDJモニ子のプレイが会場を沸かせます。「ドラマチック」や「恋のあじ」といった曲のピースを混ぜ込んだMINOCO MIXを聞かせ、さらに「KARAKURI」を組み込んでEDMスタイルで観客をオーバーヒートさせます。このモニ子アプローチを採用する限り、ORESAMAのライブではエレクトロの要素は不可欠になります。それはエレクトロに親和的な曲が増えることも意味します。エレクトロに寄せた曲が増えるのも楽しみですし、DJモニ子によるリミックス・アルバムという企画があってもおもしろいと思います。



銀河

会場にはカメラが入っていたので、このライブは映像作品としてリリースされると思います。おそらく秋でしょうか。その頃には次のライブも決まっており、賑やかになりそうです。そして、また新しい目標を持ってざくざくと突き進んでいくのでしょう。『Hi-Fi POPS』をひとつの区切りとして、新しいアプローチに挑戦するのか、あるいはこの路線を突き詰めるのか。キャリアを積むほどに曲の制作やライブの演出もハードルが上がるとは思いますが、それでもORESAMAは楽しい世界をマイペースに作り出してくれるという期待があります。これからもワンダーランドは広がっていきます。
2018.04.26
by mura-bito | 2018-04-26 21:30 | Music
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