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Krewella – Runaway
Krewellaは精力的に動きます。2月の「Alibi」に続いて、シングル「Runaway」をリリースしました。個人的にサウンドのポイントだと思うのはベースとシンセサイザーです。それぞれに屹立した個性が光ります。静かな環境でじっくりと、音の隅々まで聴いてみると良いのではと思います。
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ベースが入ってくる瞬間が顕著なのですが、これだけ強烈な存在感を放つベースはなかなかないと思えるほどに魅せられます。そして、重ねられたシンセサイザーやシーケンサーには、1980年代の雰囲気を感じます。古いともレトロだとも思いませんが、存在感は独特です。EDM時代のアプローチとは異なりながらも、古いものを焼きなおしただけではない、不思議なタイムマシン感覚。



Krewella – Runaway (Audio)

歌ではなくシンセサイザーでChorusを引っ張るところが、個人的には2010年代のエレクトロニック・ミュージックの特徴だと思います。「Runaway」の後半に飛び出す、シンセサイザーによるフレーズに心をつかまれます。歌はある意味で助演に徹します。音がエネルギーを放出するトリガーとなる、それが「Runaway」における歌の役割です。「Alibi」のときにも感じたことなのですが、最も聴かせたいポイントをシンセサイザーに委ねています。

Krewellaの特徴はJahanとYasmineの個性あふれるツイン・ボーカル。曲における中心は歌であることが多い中で、「Runaway」では一歩も二歩も引いて、引き立て役に回っているような気がします。これは新たなアプローチを模索しているプロセスであり、グラデーションのように変わり続けるデュオの姿を僕らは目の当たりにしているのだと思います。音楽を聴くことは紛れもなくおもしろいことですが、音楽を聴き続けることは変化を楽しめる点でもっとおもしろい。そのようなことを改めて思います。

2018.04.24
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by mura-bito | 2018-04-24 22:37 | Music | Comments(0)
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