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藍井エイル – ラピスラズリ (Music Video)


藍井エイル – ラピスラズリ

藍井エイルというシンガーの曲を初めて聴いたのは2015年。アニメ『アルスラーン戦記』のエンディング・テーマとして流れた「ラピスラズリ」が、毎週耳にするうちに印象に残りました。毎日聴く、毎週聴くというように、定期的な接触は否が応でも記憶に残りますよね。同じ時期のオープニング・テーマ「僕の言葉ではない これは僕達の言葉」[*1] も強烈に記憶に刻み込まれました。1年近く経って、先日開催されたイベント「INNOVATION WORLD FESTA 2016」[*2] で彼女のパフォーマンスを観たことがきっかけで、きちんと聴いてみようと思いました。

「ラピスラズリ」を耳にしたとき、メロディの流れに歌謡曲の感触がありました。べたっとした肌触りというか滲む汗のような、まとわりつく感じです。それでいて彼女の声は伸びやかで、空を舞うような軽さがあり、暗さを感じさせません。その背後で、ずしりと重いキック(ベースドラム)の音が響きます。キックの効いた重心の低いサウンドは、湿っぽいメロディと伸びやかな声と混ざり合って、独特の雰囲気を醸します。

アルバム『D’AZUR』を聴くとビートを強調したロックが持ち味なのだろうと思わされますが、その中でも「ラピスラズリ」はユニークな存在です。エネルギーをうまくコントロールすることが求められる曲、という感じでしょうか。それもまた歌謡曲の香りがする要因です。「INNOVATION WORLD FESTA 2016」で披露したときは、他の曲とはやはり質感が異なっていて、とても良かった。

サビから始まる、その最初の歌詞 ♪夜空を舞う 青き三日月♪ は、彼女のテーマである青にかけつつ、物語のイメージにも合致します。僕は原作小説を読んでいるので(田中芳樹は完結させられるかどうか、それが問題だ)、いろいろとイメージを膨らませながら文字を追ってきました。そこで「ラピスラズリ」が僕の中のイメージを刷新します。戦いに敗れ、再興を誓って仲間とともに旅するアルスラーン。絶望的な状況ながらも、彼は持ち前の明るさと仲間の支えで困難を切り抜け、少しずつ成長します。そんな旅の中でふと見上げる三日月は、青っぽく白く光っているのでしょう。

[*1] inthecube: UVERworld – 僕の言葉ではない これは僕達の言葉 (Music Video)
[*2] inthecube: INNOVATION WORLD FESTA 2016

2016.05.27
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by mura-bito | 2016-05-27 22:27 | Music | Comments(0)
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