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TM NETWORK – QUIT30
アルバムには『QUIT30』という名が与えられました。QUITは終了を意味する言葉、例えばiTunesを閉じるときにクリックする項目であり、30は三人がレコード・デビューから積み上げた年数です。2014年10月29日に、TM NETWORKのオリジナル・アルバムがリリースされました。アルバムは四つのカテゴリーに分けることができます。2012年から展開されてきた物語につながる組曲「QUIT30」。1988年に発表したものをアップグレードした組曲「CAROL2014」。アルバムのために書き下ろした新曲。2012年以降に発表したシングルに収録されている曲のアルバム・ミックス。『QUIT30』は新たな音を鳴らし、新たな物語を綴り、僕らに新たな驚きと感動を与えてくれます。
TM NETWORK – QUIT30_b0078188_14593635.jpg
アルバム『QUIT30』は新曲「Alive」から始まり、一気に加速します。Marti Frederiksenによるミックスで印象が変わった「I am」を経て、組曲「QUIT30」の幕が上がります。組曲「QUIT30」は八つの曲から構成されており、合わせて約22分の尺を持ちます。前半の三曲が終わると、木根さんが書いたミディアム・ナンバー、「STORY」が次元を引き戻します。「あの日あの時いつか何処かで」、「LOUD」、「君がいてよかった」のアルバム・ミックスが続いた後、聴き手は再び組曲「QUIT30」の世界に潜り込みます。物語の輪郭が浮かび上がりそうに思えつつも、霞んではっきりとは捕らえられない。絶えず流動的に展開し、雰囲気を変えるサウンドを、Marty Friedman、美久月千晴、村石雅行といった手練れのミュージシャンが構築します。いくつもの謎を残しながら、組曲「QUIT30」が幕を下ろします。その残響を記憶に残して、新たに制作された「Mission to GO」と「If you can」でアルバムの一枚目は終了します。二枚目は、「Always be there」で始まります。曲とともに詞を小室さんが書いており、大事な人に向けた言葉が印象に残ります。そして、記憶を刺激するメロディが流れ始めます。それは、四つの曲で構成された組曲「CAROL2014」です。2014年の音と声でドレス・アップしたCAROLは、「QUIT30」とどのような関係があるのか。二枚目の最後の曲は「Alive」のリミックスです。キックの音とソフト・シンセのリフを強調したEDMサウンドに彩られて、アルバム『QUIT30』が終わります。



TM NETWORK – QUIT30 (Sampler)

2012年。ライブ・イベント「All That LOVE -give&give-」への出演をきっかけにして、TM NETWORKは再び動き始めました。同年にはシングル「I am」のリリースとライブ「TM NETWORK CONCERT -Incubation Period-」の開催が実現し、翌2013年にはライブ「TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-」を行ないました。そして、2014年。新曲を収めたシングル「LOUD」と、過去に発表した曲をリメイクしてまとめたアルバム『DRESS2』がリリースされました。2012年と2013年のライブの演出はいずれも、小室さんが描くストーリーに沿っています。その流れは、2014年春のライブ・ツアー「TM NETWORK 30th 1984~ the beginning of the end」に受け継がれ、アルバム『QUIT30』の発表と同時に幕を開けたライブ・ツアー「TM NETWORK 30th 1984~ QUIT30」にも通じています。この新たなライブ・ツアーは2015年の初頭まで続き、アリーナ・クラスの会場で行なわれる「TM NETWORK 30th 1984~ QUIT30 HUGE DATA」と題したライブで幕を閉じる予定です。
TM NETWORK – QUIT30_b0078188_21383065.jpg
観てから聴くか、聴いてから観るか。「TM NETWORK 30th 1984~ QUIT30」が始まる直前、小室さんは言いました。僕は後者であり、しばらくはアルバムを聴き込む日々が続きます。アルバムに込められた意味、歌詞の行間にある物語は、おそらくはライブを観ることで補完されるはずです。それまでは、いくらかの推測とイメージを働かせながら『QUIT30』を聴くことになりますね。組曲「QUIT30」と組曲「CAROL2014」の関係性は謎のままかもしれませんが、その音について言葉を連ねることはできる。新たに書かれた曲はいくつもあるし、アルバム用にミックスされた曲はどれもおもしろいアプローチが見られる。これから、四つのセクションに分けて、TM NETWORKが生み出す新たな世界、『QUIT30』の世界を覗いてみましょう。


2014.10.31
by mura-bito | 2014-10-31 23:51 | Music
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