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TM NETWORK - I am 2013 / I am -TK EDM Mix-
「Green days 2013」とともに収録されたのは、新しくミックスされた2種類の「I am」です。ひとつは「I am 2013」、もうひとつは「I am -TK EDM Mix-」です。オリジナル・ミックスについてはリリース当時に書き、その後もサグラダ・ファミリアのように追記を繰り返してきました*。色んな角度から光を当てると、その度に新しい表情を見せてくれる曲です。それだけでも充分に楽しませてもらっていましたが、リリースから1年が経ち、さらに新しい魅力を見せてくれるとは思いもよりませんでした。ただでさえリミックスを聴くのが好きなのに、それを「I am」で体験できるなんて。嬉しさに震えながら2曲をぐるぐる聴いています。
TM NETWORK - I am 2013 / I am -TK EDM Mix-_b0078188_22390120.jpg
「I am」のオリジナル、2013、TK EDM Mixを並べて聴くと、グラデーションのような音の変化を感じることができます。すなわち、2013はTK EDM Mixへの橋渡しとも言えるポジションにある。さらに、ギターの音がオリジナルよりも前に出てきていると感じますね。エレクトロの要素を含んだオルタナ、という感じでしょうか。四つ打ちの印象が強くなり、バックを支えるように絶え間なく鳴るギターや要所で存在感を放つベースが全体を引っ張ります。サウンドが分厚くなって曲を盛り上げます。

小室さんがソロ・アルバムで全開にしているEDM (Electronic Dance Music) をTM NETWORKで展開すると、こうなる。TK EDM Mixでは四つ打ちのリズムはもちろん、濃くなったベースの音が印象的です。EDMらしいキラキラした音も加わっています。そして間奏の部分はキラキラ輝いていた音から一転して、ダブステップの世界に引きずりこまれます。リズムが淡々と鳴り続けるかと思いきや、太くて重いベースと静謐なシンセサイザーが重なって響き渡り、それらは幾度も繰り返されます。どれだけのリフレインを重ねたのか、気づくと煌びやかな音とボーカルが戻っており、そのままエンディングに向けて進んでいきます。

「Green days 2013」のサウンドも含めて考えると、TM NETWORKが音の実験室としての機能を果たしているのかなと思います。小室さんにとってシンセサイザー・サウンドあるいはエレクトロニック・サウンドの原点であるTM NETWORKでEDMを試みるのはごく自然なことです。先日のライブ「TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-」でもダブステップを効かせた、鋭利なサウンドを聴かせてくれましたしね。ポップスの聴きやすさとEDMの先進性、それらのバランスを「I am」で実験してみせたのではないでしょうか。どちらに寄っても最高の音楽体験を与えてくれます。

* inthecube: TM NETWORK - I am

TM NETWORK - Green days 2013
01. Green days 2013
02. I am 2013
03. I am -TK EDM Mix-
04. Green days 2013 -Instrumental-
2013.07.25

【追記】
2014年の企画「TM NETWORK 30th FROM 1984」の第一弾として、シングル「LOUD」とアルバム『DRESS2』がリリースされました。「I am 2013」はライブ会場で販売されたシングルにのみ収録されていましたが、『DRESS2』にも収録されました。iTunes Storeでもダウンロードすることができます。このバージョンはTM NETWORKの曲がEDMの要素を取り入れるきっかけになったリミックスです。

「I am 2013」は、ライブ「TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-」の準備と同時に制作されており、ここからTM NETWORKはEDMに接近してゆきます。ライブでも、小室さんはステージにソフト・シンセを持ち込み、ハード・シンセを弾く時間と同じくらいソフト・シンセを弾き、マウスで調整を行なっていました。「CHILDREN OF THE NEW CENTURY」、「GET WILD」、「RESISTANCE」といった曲のEDM化は驚いたし、熱くなりましたよね。

翻って「I am 2013」を改めて聴いてみると、実験的な雰囲気を感じます。ソフト・シンセの音をTM NETWORKの中に、どのように、どれだけ混ぜていくのか探っている感がありますね。このリミックスを下敷きにした「I am -TK EDM Mix-」では、サウンドをEDMに寄せていますが、それを超えて、2014年の『DRESS2』は確かな手応えを持ってEDMスタイルを貫いている。ウツのボーカルを活かしつつ、EDMらしさを醸す音が端々に埋め込まれています。そんな『DRESS2』のサウンドに至る流れを巻き戻してみると、「I am 2013」にたどり着くのです。

COME ON LET'S DANCE 2014
GET WILD 2014
SELF CONTROL 2014
BE TOGETHER 2014
JUST ONE VICTORY 2014
I am 2013
RAINBOW RAINBOW 2014
ACCIDENT 2014
金曜日のライオン 2014
永遠のパスポート 2014


2014.05.13

by mura-bito | 2013-07-25 22:58 | Music
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