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Art Blakey & The Jazz Messengers - Mosaic

Mosaic

Art Blakey & The Jazz Messengers


「シダー・ウォルトンってこんなにアクティブな演奏をするんだ!」というのが第一印象。久々にジャズを遡る旅に出てみました。アート・ブレイキーが率いるArt Blakey & The Jazz Messengersのアルバム『Mosaic』を再生した瞬間、音に圧倒され、音に打ちのめされました。インパクトのあるホーンで始まったタイトル曲「Mosaic」は、すぐにシダー・ウォルトンが弾くピアノが飛び出します。僕が彼に持っていた「あまり目立たないけど耳に残る演奏」というイメージが、その瞬間に破壊されました。それはもう、粉々に。

不意打ちで跡形もなく崩れ去ったイメージを踏み越えて、新しい言葉を探します。聴けば聴くほど、その演奏は熱く、ワイルドに響き、それでいてサイドマンの位置を逸脱していないとも思います。そして疾走するピアノに乗り、分厚い3管のプレイが縦横無尽に駆け巡ります。フレディ・ハバードのトランペット、カーティス・フラーのトロンボーン、ウェイン・ショーターのテナー・サックス。どのパートも聴き応えがありますね。バンドのメンバーが互いを挑発しているようにも思えます。いやもう本当にすごい。

続く「Down Under」でも分厚いのに軽快なプレイを聴かせてくれます。シダー・ウォルトンのピアノも楽しそうに踊ります。彼のピアノは「Children Of The Night」でも冴え渡ります。ウェイン・ショーターが気持ち良さそうにプレイする後ろで、ピアノが太く鳴ります。クールなのに、太いのです。2つの音に挟まれて、気持ちは上向くばかりです。山中千尋さんのツイート「シダーウォルトンかっこよすぎだぜ!!!!」が、今ならパーフェクトに理解できます。かっこよすぎだぜ!!!!

2012.10.22
by mura-bito | 2012-10-22 22:45 | Music
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