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iPadは点、Fireは線
E Book 2.0 Forum: EBook2 Magazine (Vol.2, No.2, 9/29) +Review

AmazonのタブレットKindle Fireの発表を受けて、鎌田博樹さんが綴る考察です。AmazonにはApple(あるいはジョブス)の派手さはないけれど、高い技術力と広範な顧客ネットワークを武器にして、攻勢を仕掛けてきたということでしょうか。しかもそれらの武器は一朝一夕につくられたものではなく、地道に築かれたものであると。

重要なことは、アマゾンのビジネスは個々の事業の寄せ集めではなく、1個の精密なシステムであるということだ。ガジェットとしてみると地味で面白みもないが、クラウドとそれを連携させる技術は間違いなくトップレベルで、システムとしておそるべきパフォーマンスを発揮することになろう。

EBook2 Magazine (Vol.2, No.2, 9/29) +Review

小売→流通とサプライチェーンを遡上してきたアマゾンだが、そこから単純に製品に進出したと考えてはならない。あくまで軸足は消費者と向き合う小売にあり、デバイスやクラウドはそれを最大化/最適化する手段なのだ。その意味で、iPadとはまるで違う。iPadは上質な紙の本のように、末永く所有者を満足させるし、Fireにはオーラがない。それはモノであろうとコンテンツであろうと、消費を刺激することだけに最適化された器なのだ。

EBook2 Magazine (Vol.2, No.2, 9/29) +Review

デバイスとしての魅力を考えたら、確かにFireはiPadに見劣りするし、ジョブスがいなくなってもそれは変わらない。デバイスとしてiPadはカッコ良く思えるし、わくわくするんですよね。一方、Fireはその中に入れるものがイメージしやすい。Kindle Storeからe-bookをダウンロードして、TwitterやFacebookに感想をポストし、Spotifyなどにアクセスして音楽をシェアする…。iPadでもできるはずなんですが、なぜかその気にならないのは、やはりiPadは所有欲を満たすものだからか。少なくとも今は、iPadは点としての存在。Fireはすでに線の一部に位置づけられています。その線をたどりたどって、どんなコンテンツにたどり着けるのか。本気で追いかけてみようと思っています。

2011.10.05
by mura-bito | 2011-10-05 22:34 | Design
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