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Sympathy for the Devil
Magic Ensemble

Magic Ensemble

quasimode


何かの祝祭を演出するような曲。地の底から重く鈍く聞こえてくるような音。コンガがまるで呪文のように聞こえる。トランペットが司祭の祝詞のように聞こえる。何を祈るのだろう。実は何も祈っていないのかもしれない。誰のためでもなく、自分のために祈っているだけなのかもしれない。プリミティブな時代から、今の今まで、祈りの本質ってものは同じなのか。神託を告げる司祭は、ここぞとばかりに声を張り上げる。両手を振り上げ、天を仰ぎ、そして抑揚をつけて言葉を発する。普段はろくでもない人間なのかもしれないけど。

「Sympathy for the Devil」は、ローリング・ストーンズの曲。オリジナルではコンガの存在感がかなり大きかったので、quasimodeのアレンジではパーカッションが暴れに暴れるだろうとおもっていました。聴いてみると、matzzさん、意外と前に出ていない。その代わり、コンガがずっと鳴っている。一定のリズムを刻みながら、ずっと鳴っているのです。もちろん途中で変化はある。けれども、ここまで低空飛行を維持するような音の鳴り方は新鮮だし、じわじわとトランスしそうな危うい雰囲気があります。身体を音に侵食されていくようなイメージ。

Soil & "Pimp" Sessionsからタブゾンビが参加しています。勝手なイメージですが、泥臭いトランペット。Soil & "Pimp" Sessionsって、ジャズに漂っていた閉鎖性(敷居の高さ)をあっさりとぶち壊したバンドだと思います。そういった奔放なエネルギーを含めて、泥臭い。そしてそれがこの曲に漂う魅力のひとつなのです。

2011.03.03
by mura-bito | 2011-03-03 21:48 | Music
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