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音楽と物語に関する文章を書いています。
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HMV渋谷店閉店イベント(2010/08/22)
KYOTO JAZZ MASSIVE沖野修也さんの呼びかけで実現した、HMV渋谷店が閉店する日に音楽イベント「REGENERATION」に行ってきました。昼から夜まで各フロアでDJ、ライブ、トークが繰り広げられていました。僕は21時ごろに行って、ROOTSOULのライブから最後のセッションまでを観ました。quasimodeのmatzzさんも参加しており、近くでその音をいっぱい浴びることができて、それはもう楽しかったの一言に尽きます。1曲目の「Sky High」から盛り上がる盛り上がる!

途中でスガシカオさんが飛び入りで登場した瞬間は驚きましたねー。マーヴィン・ゲイの「What's Goin' On」を演奏していきました。「ちょっと遊びに来ただけなのに」と言っていて、ほろ酔いながらもやはりステージに立っている人は違いますね。かっこよかった。いやはや、今年最初で最後の夏フェスでした。

別に渋谷店に大きな思い入れがあったわけではないんです。HMVに行くようになったのはこの5年ほどで、そのほとんどが横浜店です。なので、最後の「HMV渋谷、ありがとう」は、僕にはあまり関係のない言葉でした。

ですが、個人的には、HMVがどうとかではなく、もっと大きな括りで意味のあることだったと思います。このイベントは、音楽をつくっている人たちから音楽を聴いている人たちに贈られたプレゼントなんじゃないかと。なので、僕はそれを受け取りに行ったのです。反対に僕から感謝したくなるようなすてきなプレゼントだったんですが。

いつだったか、僕らは日本レコード協会に感謝されたいぐらいだ、と言っていました。音楽パッケージの売り上げの下落がもう洒落にならなくなった2~3年前のことでしょうか。まるで音楽を聴いている人がいなくなったかのような扱いに悲しさを覚えていました(音楽バブル期の前に戻っただけなのに、どうしてもピーク時と比較されていたし、業界に蔓延したベスト盤コンピ盤乱発も、なんだか馬鹿にされているようでした)。音楽を聴いている人はここにいますよ、と言ってやりたかった。

今回のイベントはそのルサンチマンがひとつ昇華されたかなと思います。沖野修也さんの姿勢、考え方、情熱にTwitterやブログ、そしてイベントで触れることができ、音楽を聴いていてよかったなと思えました。イベントを通して、作り手の体温をその音楽から感じました。また次の音楽が聴きたくなるし、それに関連した別の人の音楽を聴いてみたくなる。やっと、作り手とつながれる時代になった。

とは言えまあ、僕のTweetが沖野さんに(公式)RTされたのが嬉しかったっていうのがあるんですけどね!

2010.08.25
by mura-bito | 2010-08-25 22:39 | Music
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