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音楽と物語に関する文章を書いています。
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Sigala「Easy Love」:心と身体の重力を解き放つエレクトロニック・サウンド
テレビから流れる軽快な音。耳を奪われるだけではなく、一瞬にして心も奪われました。それはSigalaというイギリス出身のDJ/producerの「Easy Love」であり、Nintendo Switch Liteのコマーシャル映像に使われています。ポップな映像にぴたりとはまる音、メロディですね。軽快に音符が跳ねるイメージが浮かびます。
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軽やかなシンセサイザーの音、芯のあるピアノの音。鍵盤の音がリレーのようにつながり、涼しく、爽やかに吹き抜ける風のようです。時として差し込まれるティンバレスの音も良くて、前後の展開をうまくつないで、心地好い流れが生まれます。また、音の合間を縫うように響く歌声は、Jackson 5の「ABC」です。テンポが速まり、あの高音がポップな音と絡まることで、音に没頭できます。これもまたEDMのひとつ。多くの人を幸せな気分にさせる曲です。



Sigala – Easy Love

「Easy Love」がリリースされたのは2015年です。EPにはいくつかのバージョン違いが収録されており、中でもサイズを伸ばしたExtended Mixは、何度も繰り返されるメイン・テーマが中毒になります。さらにストリーミング・サービスでは、「ABC」のサンプリングをカットしたインストゥルメンタルを聴くことができます。鍵盤の音の良さを存分に味わうことができるので、こちらもおすすめです。

2019.09.18
# by mura-bito | 2019-09-18 21:26 | Music | Comments(0)
Rihwa・寺久保エレナ「ハイタッチ」:さわやかに薫る風をまとって、メロディが響く
HTB(北海道テレビ)が開局50年周年を迎えるにあたり、そのテーマソングを寺久保エレナがテーマソングを制作しました。タイトルは「ハイタッチ」。その後、本間昭光がアレンジして、Rihwaが詞を書いて歌うバージョンが公開されました。ボーカル入りの曲は、同じく50周年記念のイベントの一環として制作されたドラマ『チャンネルはそのまま!』のエンディングテーマとして使われています。
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この歌や音を聴いて、初夏の札幌を思い浮かべました(歌詞は春先なのですが)。爽やかで、外を歩きたくなる雰囲気があります。風を感じるということもできます。YouTubeでは、HTBの番組の出演者とRihwaが登場する「ハイタッチ」の映像が公開されています。札幌の空の美しさが印象的で、目を奪われました。



Rihwa・寺久保エレナ – ハイタッチ

「ハイタッチ」を歌うRihwaの歌声はとても爽やかですよね。初めて彼女の歌を聴いたのはtvkの『saku saku』で、伸びやかで柔らかく、それでいて強さも感じられる歌声でした。何より楽しそうに歌っている雰囲気に好感をもったことを覚えています。久しぶりに聴いてみると、その魅力は変わっていなくて、やはり素敵な歌声だと思いました。

2019.09.11
# by mura-bito | 2019-09-11 20:24 | Music | Comments(0)
藍井エイル「月を追う真夜中/voyage/ヒトリトヒトリ」:三つの曲が見せる世界は、聴き手を違う体験に導く
藍井エイルのシングル「月を追う真夜中」がリリースされました。先行して配信されていた表題曲の他に、「voyage」と「ヒトリトヒトリ」という新曲、そして通常盤CDおよびストリーミング・サービスでは「月を追う真夜中」のインストゥルメンタルが収録されています。どの曲も素晴らしい。インストでさえも新しい世界を見せてくれます。
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2ヶ月ほど前に「月を追う真夜中」の配信が始まったときに感じたことは「リズムにメロディがはまっている。リズムを感じながら聴くとメロディが自分の中に深く落ちていく」というものでした。リズミカルに展開するボーカルが心地好く、淀みなく身体に流れ込んでくる感覚があって、何度も聴きたくなります。

「月を追う真夜中」のインストを聴くと、ストリングスの重ね方が印象に残りました。ストリングス・カルテットが活躍するアップテンポの曲は良いですね。バンドの音とカルテットの音が交差して、互いの音を高め合っています。そして、再びボーカル入りを聴くと、歌声とストリングスが絡み合って、より膨らみのある、存在感の大きい曲だと感じられます。ぜひ、歌とインストを交互に聴いて、聴き手の中でひとつの世界を織り上げてみてもらいたいと思います。



藍井エイル – 月を追う真夜中

「voyage」の詞はmeg rock、曲はTAMATE BOXが担当しました。meg rockは、ライブの定番曲として馴染み深い「シリウス」の詞を書いたアーティストです(2枚目のアルバム『AUBE』に収録されています)。また、TAMATE BOXは、最新アルバム『FRAGMENT』に収録された「螺旋世界」という曲も提供しています。

藍井エイルのボーカルはさまざまな表情を持っており、メイクを変えるように、曲によって異なる顔を覗かせます。印象的なメロディと組み合わさることで、またひとつ、新しい世界のドアが開かれます。「voyage」の中で僕が気に入っているのは、サビメロの艶っぽさです。艶めいたボーカルは、扇情的なピアノの音をまといながら、複雑な模様を描きます。切ないようでいて、挑発的でもある。そうした雰囲気を感じる曲です。



藍井エイル – voyage (Lyric Video)

もうひとつの新曲「ヒトリトヒトリ」では、ストレートなバラードを聴かせてくれます。藍井エイルが歌うバラードの新曲は久しぶりなのではないでしょうか。『FRAGMENT』にバラードらしいバラードが収録されていないことを考えると、この曲はアルバムの候補曲のひとつだったのかもしれません。

言葉を搾り出すように歌う、その雰囲気に圧倒されます。届かない相手に向かって、届かないと知りながら、言葉を届けようとしている。それは行き場のない絶望にも見えますが、ある意味では滅びの美学のような、切なくつらいからこそ誰かの心を動かすものだとも思えます。ピアノの叙情的な音が言葉を照らし、その輪郭を際立たせています。

そして、最後に印象に残ったのは、歌詞カードに綴られた「たくさんの温かさを感じて 今日も私は歌えています」という言葉。とてもシンプルで、とても鮮やかで、胸にしみます。この言葉も含めて、一枚のシングルに詰め込まれたあらゆるものから、ただひたすらに「音楽」を感じます。それが嬉しい。
2019.09.04
# by mura-bito | 2019-09-04 21:19 | Music | Comments(0)
BTS「IDOL」:淀みなく流れるカラフルなパフォーマンス、聴き手を呑み込んで高揚させる
BTS방탄소년단)の「IDOL」は、アルバム『Love Yourself 結 ‘Answer’』に収録されています。2019年7月に日本でリリースされたシングル「Lights」では「IDOL」の日本語版を聴くことができますが、このバージョンをきっかけにして、オリジナルを聴いてみました。そして衝撃を受けます。
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歌、ラップ、音が交錯する展開はとてもカラフルで飽きさせず、高揚感を与えてくれます。例えば、♪You can’t stop me lovin’ myself♪ と繰り返すところや、コーラスやラップの後ろにいながら存在感を示すシンセサイザーの音が好きですね。サンバ・ホイッスルを思わせる音も聞こえるなど、次から次へと目を引くパフォーマンスが展開されるパレードのようです。



BTS – IDOL



BTS – IDOL (The Tonight Show Starring Jimmy Fallon)

YouTubeでは、2018年に彼らが〈The Tonight Show〉というアメリカの番組に出演したときの映像が公開されています。歌の良さはもちろんですが、何よりパフォーマンスの素晴らしさを存分に味わえる映像です。限られた空間を七つの点が淀みなく動き、ダイナミックな軌跡を描きます。

また、アルバムには、Nicki Minajが参加したバージョンも収録されています。彼女の特徴的なラップが加わることでヒップホップの色が濃くなり、ギラギラと輝く肉食的な曲になっています。オリジナル、feat. Nicki Minaj、日本語バージョン、それぞれに異なる体験が待っているので、いずれも未体験であれば一度その沼に足を踏み入れてみるのも良いのではないでしょうか。そこから抜け出せるかどうかは保証できませんが。
2019.08.29
# by mura-bito | 2019-08-29 21:53 | Music | Comments(0)
lol「brave up!! [feat. DJ KOO]」:エレクトロニック・サウンドが放つ光の束、照らし出されるパフォーマンス
交錯するHOTなサウンドとCOOLなダンス。lolエルオーエル)が発表した「brave up!!」という曲がとても格好良かったので、すぐにプレイリストに組み込んで聴いています。重いキックと分厚いシンセサイザー、そしてNOISYなギターの音を効かせたアッパーな曲です。ロックのワイルドさとEDMのタフさを兼ね備えたサウンドが躍動します。
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lolは5人組でしたが、そこに2019年からDJ KOOが加わったそうな。立ち位置としてはK-POPグループと共演するSteve Aokiのような感じでしょうか(異論は認める)。「brave up!!」ではDJ KOOのラップ(やスクラッチ?)がフィーチャーされており、trfやプロデューサーとしての彼を知らない人々にも、その格好良さは伝わると確信します。

EDMの魅力がこれでもかと詰め込まれている中で、最後に聴けるシンセサイザーのリリカルなフレーズが印象に残ります。最初からずっとヘビーで肉食的な音で圧倒されてきたのに、最後にいきなり美しい音に包まれ、さらにそこに重なるボーカルも美しく、心がぎゅっと締め付けられます。この落差が実に良い。



lol – brave up!! [feat. DJ KOO]

lolが「EZ DO DANCE」をカバーしたと知ったのはつい最近であり、それを知らずとも僕はずっと彼らを「trfの系譜に連なるグループ」だと認識していました。ただ、「brave up!!」のジャケット写真やミュージック・ビデオから感じるものは、trfというよりはK-POPかなと(異論は認める)。

本当にK-POPを意識したのかどうかは分かりませんが、それは別に悪いことではないというか、むしろ良い影響ですよね。K-POPはヒップホップをはじめとしてEDMもロックも、そしてJ-POPも呑み込んできた音楽であり、それくらいの貪欲さが日本のポップ・ミュージックにあってもいいのかなと思うわけです。

2019.08.21
# by mura-bito | 2019-08-21 21:06 | Music | Comments(0)
Mike Posner and Seeb「I Took A Pill In Ibiza」:晩夏を思わせるエレクトロニック・サウンドの戯れ
昼休みにカフェで流れてきたエレクトロニック・ミュージックがとても心地好かったので、Shazamアプリでタイトルを調べました。その曲は、Seeb(Simen EriksrudとEspen BergのDJ/producerデュオ)がリミックスした「I Took A Pill In Ibiza」です。
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オリジナルを歌うMike Posnerは、AVICIIの友人としても知られているそうな(この曲の歌詞にもAVICIIの名前が登場する)。…オリジナルもSeeb Remixも結構有名だそうで、今さら知ったのかよという感じですが。



Mike Posner – I Took A Pill In Ibiza -Seeb Remix-

オリジナルは2015年にリリースされ、Seeb Remixは2017年のコンピレーション・アルバム『EDM ULTRA BEST』で聴くことができます(もちろんストリーミング・サービスでもアクセスできます)。Seeb Remixの良さは、何と言ってもそのループするエレクトロニック・サウンドですね。曲が始まって1分が経ったところから始まる音は格別です。

ベースやキックを分厚くした肉食的な音とは異なる、繊細ともいえるアプローチで、聴き手の身体に伝わる音です。音がぐるぐると身体に巻き付き、心に侵入してくる。その音に絡め取られると、そう簡単に逃れることはできません。音がまとう哀愁は、聴き手の心の中にも染み込んでいくのです。

2019.08.14
# by mura-bito | 2019-08-14 21:39 | Music | Comments(0)
David Guetta and MORTEN「Never Be Alone [feat. Aloe Blacc]」:肥沃な音楽地帯で生まれ続けるエレクトロニック・ミュージック
渦を巻くハウス・ミュージック、響くソウルフルなボーカル。David GuettaMORTENの連名で制作された「Never Be Alone」がとても良い。ボーカルとして参加しているのはAloe Blaccです。新曲が出るたびに「David Guettaはどれだけ仕事をする気なのだろう?」と思います。それだけ頻繁に見る名前です。若手とのコラボレーションも自身の新曲も、その都度アプローチを変えて、エレクトロニック・ミュージックの世界を拡張する役割を担ってます。
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MORTENはデンマーク出身のDJ/producerです。ヨーロッパは、特にハウス、EDM、トランスなどエレクトロニック・ミュージック愛好家にとって、無限の可能性を感じる地域です。優れたトラック・メーカーを輩出し続ける、音楽的に豊穣な地域ですよね。コラボレーションという形でベテランが若手を引き上げる連鎖が続きます。素晴らしい音楽が後を襲う音楽を生み出す肥沃な土壌には、きちんと手が入れられ、維持されているのです。



David Guetta and MORTEN – Never Be Alone [feat. Aloe Blacc]

ソングライターとしても評価されるAloe Blaccは、AVICII、Zedd、Tiëstoなど、数々のDJ/producerの作品に参加してきました。「Never Be Alone」でも素晴らしい歌声を聴かせてくれます。

彼の歌声は存在感が強く、そしてタフです。音の存在を吹き飛ばすわけではありませんが、個性がぶつかるダイナミックなサウンドの中でも、自らの世界を作り上げるタフさを持つ歌声です。エレクトロニック・サウンドを巻き込んで渦を作り、その歌声が屹立する。彼の歌声のために音が存在するとさえ思えるパワーを感じます。

2019.08.08
# by mura-bito | 2019-08-08 21:15 | Music | Comments(0)

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