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[PART1] PANDORA「Be The One [feat. Beverly]」:デュオというスタイルから生まれるTKDAエレクトロニック・ミュージック
PANDORA小室哲哉/浅倉大介)というプロジェクトが立ち上げられたのは、小室さんがThe Chemical Brothersのステージを観たことがきっかけです(『Keyboard magazine 2017 AUTUMN No. 398』より)。「曲を制作して、ステージでミキサーを操作しながらパフォーマンスする」という手法は新しいものではありませんが、それを「デュオ」という形式で行なうことが重要だったようです。そのイメージを実現するにあたり、自分と同じメロディ・メーカーでありキーボード・プレーヤーでありDJ/プロデューサーであり、そして気心も知れた人物ということで、大ちゃんとのコラボレーションがベストだと考えたのでしょう。
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AVICIIとNicky Romeroなど挙げたらきりがありませんが、エレクトロニック・ミュージックのプロデューサーどうしが組むという活動スタイルは世界的に馴染みのある光景です。また、Axwell Λ Ingrosso、Dimitri Vegas & Like Mike、Grey(Kyle Trewartha/Michael Trewartha)、KUURO(Jordin Post/Luke Shipstad)など、デュオとして活動するケースもありますし、David GuettaとAfrojackのような師弟コラボレーションもあります。PANDORAもまたハイレベルな師弟デュオのひとつと言うことができるかもしれません。

「DJ/プロデューサーのデュオ」というスタイルに至ったのは、小室さんにとって自然な流れです。というのも、TM NETWORKの原点は木根さんとの「作曲デュオ」とでもいうべきスタイルだからです。木根さんの回想によれば、「2人で曲を書いて、シンセサイザーで音を作るグループ」というのが小室さんの構想だったようです。



PANDORA – Be The One [feat. Beverly]

当時、小室さんは「3人組が音楽を制作する最小単位だ」と考え、3人という構成を重視していました。音楽的にもビジュアル的にもボーカリストは不可欠だったと思いますが、そもそもボーカリストのいないグループという発想が生まれる余地があったのかどうか。最初は海外出身のボーカリストを据えようとしましたが、諸事情あってウツに声をかけたという話はよく知られています。メロディとシンセサイザー(あるいは打ち込み)と歌は自分たちで担当して、他の音は他のミュージシャンに任せていました。

けれども、当時から「フィーチャリング」という手法が存在していれば、TM NETWORKはボーカリストのいない2人組になっていたとも考えられます。まあ、そこには「木根さんがコンピューターやシンセサイザーに詳しい」という条件が付くのですが。そのため、その条件を満たす大ちゃんがいたからこそPANDORAは誕生しました。もしかしたら存在していたかもしれない過去を35年後の未来で実現したのがPANDORA、などという想像をしてみるのも楽しい。
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制作環境やリスニング手段の変化、EDMムーブメントによるエレクトロニック・ミュージックの再興など、いくつかの要因が絡み合ってPANDORAのような活動スタイルが無理なく成立するようになりました。まだまだ増えていくものと思われます。エレクトロニック・ミュージックにとって今は、ブームとは少し違った「層が厚みを増す」プロセスなのかもしれません。

2018.01.16
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by mura-bito | 2018-01-16 21:56 | Music | Comments(0)
[EN] Zedd – STAY+
The first album I bought in 2018 is STAY+ of Zedd, one of the most famous electronic music DJ/producers around the world. The album consists of the songs which Zedd created or participated in as a guest or remixer and are remixed by others. The songs are largely not included in his original albums.



Zedd and Alessia Cara – Stay

STAY+ is prepared for Zedd lovers in Japan. People worldwide can download it or listen to it on Spotify or Apple Music. New song is not included in it. However, I think that it is an unique, characteristic compilation album. I will introduce three features of STAY+ to you: collaborations with some singers, remixes, and original nonstop mix.



Zedd and Liam Payne – Get Low

The first is that the album includes the impressive collaborations: Stay with Alessia Cara, Get Low with Liam Payne, Candyman with Aloe Blacc, Break Free with Ariana Grande, and Starving with Hailee Steinfeld and Grey. The singing voices of all the singers you can listen to in this album are distinct and beautiful. Enjoy the colorful voices.



Hailee Steinfeld and Grey – Starving [feat. Zedd]

Secondly, you should listen to the dynamic remixes: Stay remixed by Yasutaka Nakata, who is a famous electronic music DJ/producer in Japan; Get Low remixed by KUURO, a young electronic music duo consisting of Jordin Post and Luke Shipstad. In addition, you can listen to the song remixed by Zedd: Let Me Love You, originally performed by DJ SNAKE and Justin Bieber. I think that the structure of this Zedd remix is like progressive rock such as Yes.



Zedd and Aloe Blacc – Candyman

One more notable thing is that Zedd Mega Nonstop Mix has a role to close STAY+. The mix includes his signature songs such as Find You and Spectrum with Matthew Koma, I Want You To Know with Selena Gomez, Stay The Night with Hayley Williams of Paramore, and Clarity with Foxes. I am impressed by a series of the attractive voices. You will be impressed, too.
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2018.01.11
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by mura-bito | 2018-01-11 20:44 | Music | Comments(0)
Zedd – STAY+
Zeddはエレクトロニック・ミュージックの世界では説明が不要なDJ/プロデューサーです。彼の曲を集めた『STAY+』というアルバムがリリースされました。最新オリジナル・アルバム『True Colors』の後に配信された、比較的新しい曲を中心にまとめたコンピレーション・アルバムです。CDとしてリリースされているのは日本だけとのことですが、収録された曲はSpotifyやApple Musicなどのサブスクリプションでも聴けますが、僕はスピーカーを鳴らして聴きたいと思ったのでCDを購入しました。



Zedd and Alessia Cara – Stay

本作を気に入った理由は、特徴的な歌声の持ち主との共作が収録されているからです。Alessia Caraとの「Stay」、Liam Payneとの「Get Low」、Aloe Blaccとの「Candyman」は、歌声はもちろんのこと、サウンドのアプローチも異なっていて、どれも素晴らしい曲です。アルバムというパッケージで聴くと、並んだ曲が生み出す「流れ」があって、それが自分にフィットするととても楽しい。個別に曲を聴く場合とはまた違う気持ちで聴くことができます。



Zedd and Liam Payne – Get Low

Ariana Grandeの「Break Free」など、Zeddが参加した曲も収録されています。こうして一枚に収まって並んでいると、コラボレーションの機会の多さや多彩さが際立ちますね。また、『True Colors』にも収録されている「Beautiful Now」は日本のテレビでもCMなどで流れていたので、耳にした人も多いかと思います。♪BA BA BA...♪ と繰り返す決めのフレーズは、EDM的な盛り上がりと相俟ってとにかく楽しい。



Zedd – Beautiful Now [feat. Jon Bellion]

このアルバムを聴いてその魅力に気づくことができた曲があります。Hailee SteinfeldとGreyの連名で発表された「Starving」や、中田ヤスタカがリミックスした「Stay」です。今やサブスクリプションですぐに聴けますが、タイミングというものがあるのでしょうか。リリースされたときには「今は違うかな」と思って聴かなかったものの、聴きたいと思う気持ち・衝動が高まるとカチッとはまって何度も聴きたくなります。



Hailee Steinfeld and Grey – Starving [feat. Zedd]

「Starving」で聴けるHailee Steinfeldのボーカルはとても綺麗で心地好い。穏やかな曲の中で熱く燃えるものを閉じ込めているイメージが浮かぶ歌声です。「Stay -Yasutaka Nakata Remix-」では、使われている音が気持ちよくて、特にベースの使い方がとても好きです。これまで彼のサウンドを聴いてこなかったのですが、そんな自分でも魅力がよく分かるリミックスだと思います。



Zedd and Aloe Blacc – Candyman

アルバムの最後には、「Papercut」から始まりさまざまな曲をつないで「Addicted To A Memory」で終わるノンストップ・ミックスが収録されています。途中の「Find You」、「I Want You To Know」、「Stay The Night」、「Clarity」が並ぶ展開がとても好きですが、これはMatthew Koma、Selena Gomez、ParamoreのHayley Williams、Foxesと魅力的な歌声がつながることを意味します。このミックスを聴くだけでもZeddの音楽の魅力を感じることができます。幅広さは言わずもがなです。休むことなく続くサウンドの連鎖に身も心も委ねたくなります。
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2018.01.09
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by mura-bito | 2018-01-09 21:54 | Music | Comments(0)
ORESAMA「銀河」:切なさと明るさが渦巻くセンチメンタル・ポップ・ミュージック
僕がORESAMAを聴き始めたのは、2017年にリリースされたシングル「ワンダードライブ」からです。「ワンダードライブ」は「再デビュー」の曲とされていますが、それよりも前にアルバムやシングルがリリースされていました。その中の一曲が「銀河」です。
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「銀河」はセンチメンタルな気持ちを呼び起こすメロディとポップな音が絡み合う曲です。ぽんの歌うメロディが切なく響く一方で、明るく跳ねるエレクトロニック・サウンドを主体にした音が広がります。切なさと明るさが渦巻くこの組み合わせに魅了され、何度も聴きたくなります。



ORESAMA – 銀河

僕の好きなボーカリストの特徴として「表情が変化する歌声」があります。声そのものが持っている表情が、曲ごとに、あるいは曲の中で変わるのがとても好きです。曲のバリエーションが豊かになるのと同時に、同じ曲でも聴くたびに新たな世界を見ることができます。

ぽんの歌声も複数の表情を持っていると感じます。「ワンダードライブ」を筆頭に最近のシングル曲ではキャッチーな甘さがあり、ONE III NOTESの「Shadow and Truth」ではシャープなボーカルを聴かせてくれましたし、そして「銀河」では心に浸み込む哀愁が漂います。ポップスをはじめとしてエレクトロやフュージョンでも彼女の歌声を聴いていますが、他のタイプの音楽にもフィットして、そのたびに新たな表情を見せてくれるんじゃないかなと思います。

2018.01.02
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by mura-bito | 2018-01-02 22:12 | Music | Comments(0)

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