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山田 怜 – 鳴沢くんはおいしい顔に恋してる 4

鳴沢くんはおいしい顔に恋してる 4

山田怜


最終巻。表紙では、主要キャラクターが一同に会して食卓を囲みます。そこに花開くは、ジュリエッタ、冬子、ハル、それぞれの「おいしい顔」。それを見守るのは、おいしい顔を生み出した張本人でもある鳴沢くんと飼い猫のクリムト。

ジュリエッタとの突然の出会いに始まり、おいしい顔との出会い、さまざまな人たちとの交流を経て、鳴沢くんは少しずつ変化を見せました。それらは、ジュリエッタの帰国とともに一度終わりを告げます。

僕がこの漫画を知ったのは、「WEBコミック ぜにょん」に移ってからです。1巻と2巻を同時に読破して、鳴沢くんの紆余曲折や、その後の変化を楽しんできました。『にがくてあまい』が終わったタイミングで知った料理漫画だったから…最初はそうだったと思うのですが、物語が持つ不思議な吸引力に誘われて、毎月の更新を楽しみにするようになりました。終わるのは寂しいものです。

最終巻に収録された話では、それぞれの登場人物が物語の終わりに向けて、一歩を踏み出す様子が描かれています。それは鳴沢くんも同じであり、ジュリエッタとの別れで見せた心の震えは、彼の得たものの大きさを感じさせます。「ラブコメ」とは少し違うのかもしれませんが、互いの抱えた傷を見せ合い、それを抱えて先に進もうとする姿が浮かび上がります。おいしい顔は正義。



2017.08.29
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by mura-bito | 2017-08-29 22:22 | Visualart | Comments(0)
AVICII『AVĪCI 01』:帰還を告げるアコースティック・ギターとシンセサイザーと歌声の三角形
AVICII(アヴィーチー)が2016年でライブ・パフォーマンスを休止するという報せを聞いたとき、とても驚きました。音楽活動そのものからも離れてしまうのかもしれないと思いましたが、それは杞憂と終わったようです。この夏、突如としてカウントダウンがコールされ、AVICIIの新作EPが発表されました。EPは『AVĪCI 01』と題し、5曲の新曲と1曲のリミックスで構成されています。聴かない理由はどこにもありません。
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『AVĪCI 01』で印象に残るのはアコースティック・ギターの音です。すべての曲で鳴っているわけではないのですが、アコースティック・ギターを抱えるAVICIIの姿をよく見かけることもあるのですが、彼の音のイメージの一翼を担うようになっています。デビュー作『True』、2枚目の『Stories』でもアコースティック・ギターが随所に使われています。

EDMの中でも、AVICIIは音の重ね方がシンプルな方だと思います。音が乱舞するダブステップのようなサウンドとは異なる、パズルのピースを組み合わせたような、整ったサウンド。さらに厚みもあり、それはひとつひとつの音の密度が大きいからでしょう。芯のあるキックとベースが鳴り、そこにキャッチーなフレーズを奏でるシンセサイザーが加わります。



AVICII – Friend of Mine [feat. Vargas & Lagola] (Audio)

EPに収録されている曲の中から好きな曲をひとつ挙げるとすれば、僕は「Friend of Mine」を選びます。カウントダウンの始まりを告げるAVICIIのツイートに添付されていて、それを聴いた瞬間に気に入りました。新作のリリースというニュースだけで高まった期待が、沸点を超えるようにさらに高まりました。フルで聴いてもっと好きになりましたね。

「Friend of Mine」はアコースティック・ギターの心地好く、軽やかな音で始まります。牧歌的というべきか、心をほぐしてくれます。そこに歌が乗り、フォーキーな雰囲気が漂います。そして歌に誘われるように、他の音が生まれ、集まり、重なります。中でもシンセサイザーは丸みを帯びた太い音を鳴らし、インパクトのあるフレーズを繰り返します。シンセサイザーで描くメロディは、口ずさみたくなる、いわゆる「シンガロング(sing-along)」したくなるような快感を得られます。ボーカルに合わせて歌うように、シンセサイザーに合わせて歌いたくなる。

フィーチャリング・アーティストとして参加しているのはVargas & Lagolaというデュオです。メンバーのSalem Al Fakir(サレム・アル・ファキール)は、『True』に収録された「You Make Me」にも参加しており、AVICIIサウンドと相性のいい歌声といえるでしょう。「Friend of Mine」で疲労されている歌を聴いて、気持ちよく晴れた青空や、心地好く吹き抜けるそよ風を僕はイメージしました。とても楽しく、穏やかな気持ちになれるメロディを届けてくれます。
2017.08.20

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by mura-bito | 2017-08-20 22:35 | Music | Comments(0)

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