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音楽と物語に関する文章を書いています。
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[BCCKS] Words for QUIT30
http://bccks.jp/bcck/131689/info

TM NETWORKの『QUIT30』について書いた文章を、BCCKSでまとめてデータ化しました。BCCKSでは縦書きで組みました。Webの文章は大部分が横書きなので、こうして縦に組めるのは楽しい。BCCKSのサイトで読むこともできるし、EPUBデータをダウンロードすればiBooksで読むことができます。
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2015.01.29
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by mura-bito | 2015-01-29 19:27 | Music | Comments(0)
[Puboo] Words for QUIT30
http://p.booklog.jp/book/94247

2014年にTM NETWORKが『QUIT30』というアルバムをリリースしました。組曲「QUIT30」を軸にしつつ、2012年以降にリリースした「I am」や「LOUD」といった曲、「Alive」などの新曲を収録した作品です。ブログやnoteでは、収録曲を四つのカテゴリーに分け、それぞれについて書きました。その文章をまとめ、修正を加えてひとつのデータにしました。「ブクログのパブー」というサイトからEPUBやPDFをダウンロードしたり、あるいはブラウザで読んだりすることができます。
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2015.01.28
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by mura-bito | 2015-01-28 23:01 | Music | Comments(0)
TM NETWORK – QUIT30 (OUTRO)
QUIT30

QUIT30

TM NETWORK


ジャケットに刻まれたアルバム・タイトルのロゴは、「Q」と「0」が、コンピュータの電源マークを模したデザインになっています。電源スイッチに刻まれているマークですね。「Q」は電源マークの上下を逆さまにしたもの、「0」は電源マークそのものです。ソフトウェアを終了するときにクリックする "quit" と、ハードウェアの電源を入れるときに押す電源スイッチが組み合わさったロゴなのです。

『QUIT30』はTM NETWORKが残す足跡、2012年からの三年間が詰め込まれたアルバムです。デビュー三十周年をモチーフにしたプロジェクトの記念碑とも言うべき作品です。小室さんが2012年に想定していたものとは異なるのでしょうが、三年の間、音に向き合い、ストーリーを練り上げ、聴き手を巻き込んできた足跡が刻まれています。

音楽に限らず、節目の年になるといろいろイベントが増えるものであり、プロモーションにも力が入るものです。もちろん、TM NETWORKのデビュー三十周年も例外ではありませんが、残された作品を振り返ると、同窓会の雰囲気は薄いと思わせてくれます。過去の曲をリプロダクションによって新たな姿に変えたアルバム『DRESS2』。馴染みのある曲であっても大胆なアレンジやサウンドに変えて披露するのはTM NETWORKの常套手段。節目の年でありながら、そのスタイルを貫きます。ソフト・シンセを中心に据えたサウンドで構築した『QUIT30』。組曲「QUIT30」ではダイナミックな展開で大きな物語を描きます。それは『CAROL -A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991-』や『Major Turn-Round』などのストーリーテリングの系譜に連なるものです。

2015年は「TM NETWORK 30th 1984~ QUIT30 HUGE DATA」に続いて、「TM NETWORK 30th FINAL CONCERT」の開催が予定されています。三十年目の活動を総括するライブであり、2012年に始まった物語に終止符が打たれるものと思われます。ただ、ライブのタイトルだけでは内容を予測することは不可能です。わずかな情報で膨らませたイメージは、会場で大きく裏切られるかもしれません。僕らが考え、何かしらの結論に到達したとき、小室さんはすでに先の方を走っており、僕らは慌てて追いかける。

地上で見上げる星の輝きは、ずっと昔に放たれた光です。いつだって、小室さんは僕らの先を行き、驚かせてくれます。曲をを聴き、ライブを観て、少しでも核心に迫るべく追いかけるけれども、物語は先に進み、いつの間にか姿を変える。コミットすればするほど、手の届かない感覚を味わうことになる。これは、偶像視でも畏怖でもない、アーティスティックな距離感です。遠くも近くもない、まるで太陽と地球のような距離感が、2012年以降に発表されたTM NETWORKの作品の特徴だと言えますね。それを『QUIT30』の随所から感じ取ることができます。


2015.01.18
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by mura-bito | 2015-01-18 18:18 | Music | Comments(0)
TM NETWORK 30th 1984~ QUIT30 ホール・ツアー最終公演
TM NETWORK 30th 1984~ QUIT30
2015-1-11 at Fukushima Prefectural Culture Center

[PART1] TM NETWORK 30th 1984~ QUIT30
[PART2] TM NETWORK 30th 1984~ QUIT30

2015年1月11日、福島市にある福島県文化センターで「TM NETWORK 30th 1984~ QUIT30」のツアー最終公演が行なわれました。2月にはアリーナ規模の会場で行なうライブ「TM NETWORK 30th 1984~ QUIT30 HUGE DATA」が予定されており、数千人を動員する規模のライブは福島が最後です。2月のライブではセット・リストや演出が変わるはずなので、このセット・リストは今回が見納めでした。印象に残ったことを書き留めておきましょう。

このツアーでは、音がエレクトロに寄っていましたね。前回のツアー「TM NETWORK 30th 1984~ the beginning of the end」よりも、さらに。キックの音が厚く、重みがあり、それに合わせて踊るのが本当に楽しい。曲によっては、キックの重みを維持したままテンポも速く、ロックとエレクトロの親和性を感じました。例えば「TIME TO COUNT DOWN」。強烈な四つ打ちから始まり、そのまま突き進みます。インタールードがオリジナルよりも長くなり、新たな音が加わりました。これが本当に素晴らしかった。

EDMのアプローチが強まったのは「I am」ですね。2012年にオリジナルがリリースされ、2013年のライブからは「I am 2013」のバージョンで披露されています。ライブを重ねるたびにソフト・シンセの音が加わり、特にイントロがどんどん進化しています。キックとベース、ソフト・シンセが絡み合い、音が満ちてEDM感が強まっていくのが素晴らしい。イントロを切り出して発展させたリミックスを聴いてみたい。

TM NETWORKがEDMにシフトしているのが分かるのが「GET WILD」と「SELF CONTROL」です。小室さんがソロとして披露するときもこの二曲をピックアップしていましたね。TM NETWORKが躍進するきっかけになった曲ということもあるのでしょう。1980年代後半のイメージが強い曲こそが、2010年代サウンドとのコントラストが強くなる。

「GET WILD」は会場がひとつになるTM NETWORKのアンセムでありながら、挑戦と挑発を続ける実験的なアレンジを試みる曲でもあります。新たな音が加わって長くなったイントロとアウトロが、ダンス・ミュージックの追究に対する小室さんのモチベーションを示しています。一方、「SELF CONTROL」のアレンジは前回のツアーを踏襲しており、ハイウェイを駆け抜けるようなスピード感が気持ちいいし、かっこいい。四つ打ちの気持ち良さは、ループによる快感の連鎖にありますね。キックが鳴り始めると、キタコレ感があります。これはもう車輪で走る車ではなく、ホバークラフトのような乗り物で飛行するイメージかもしれません。

さて。2月には「TM NETWORK 30th 1984~ QUIT30 HUGE DATA」があり、そして3月には「TM NETWORK 30th FINAL CONCERT」が予定されています。2012年から続く物語の総決算、集大成でしょうか。30年をquitして、何を語るのでしょうか。それは終幕か、開幕か。

2015.01.15
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by mura-bito | 2015-01-15 18:47 | Music | Comments(0)
Megan Washington – How To Tame Lions


Megan Washington – How To Tame Lions

フラットな音のループには中毒性がありますね。シンセサイザーが奏でる、淡々とした音の連鎖。TEDxSydneyのビデオでMegan Washingtonのことを知り、どのような曲を演奏するのか調べたところ、この「How To Tame Lions」が強く印象に残りました。

音の間を縫うようにして紡がれるメロディは、冷たくはないけれど、かと言って熱を帯びているわけでもない。身体に潜り込んでくるような歌ですね。別の何かを媒介にして、聴き手の中に潜り込み、広がっていく。

音の流れは途中で雰囲気を変えます。穏やかな水面に波紋が広がる。いくつかの波紋が生まれては消えていく。やがて、水面は元通りの姿に戻り、音は穏やかに流れて、そして消えます。

inthecube: Why I live in mortal dread of public speaking(なぜ人前で話す恐怖の中で生き続けるのか)

2015.01.08
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by mura-bito | 2015-01-08 23:08 | Music | Comments(0)
Why I live in mortal dread of public speaking(なぜ人前で話す恐怖の中で生き続けるのか)


TEDxSydney: Megan Washington
Why I live in mortal dread of public speaking
(なぜ人前で話す恐怖の中で生き続けるのか)

Megan Washingtonというシンガーソングライターを知りました。元日のEテレで伊藤穰一さんと山中伸弥さんの対談が放送されたのですが、そこでピックアップされたTED TalkのひとつがMegan Washingtonによるものです。スピーチの和訳はこちらにアップされています。山中さんは彼女のプレゼンテーションが優れている要因を三つ挙げました。メッセージを正確に伝えている、弱点を明らかにしている、そしてユーモアを忘れていない。

彼女のウィーク・ポイントとは、吃音です。彼女にとって歌は、一時的にであれ、吃音を克服するために重要な役割を果たしました。歌っているときは吃音が出ないし、歌うように話せばうまくしゃべれる。もちろん、歌うように話すことは、すべての場面ではできないため、苦しみから逃れることはできません。

彼女は自らが吃音をテーマにした話をTED Talkのステージで展開します。これまでの苦労や恐怖の記憶をたどりながら、そして吃音の症状を見せながら、自分の思いを言葉にします。それは決して過去の回想ではなく、現在の自分の姿を晒すことです。言葉を連ねるほどに自らの吃音を世に晒すことになる。

彼女は、片手に持ったスマートフォンを何度も見遣り、言うべきことを確認しています。その姿は、必ずしもTEDが完全無欠の人間が立つ場所ではないことを示しています。地位や知名度とは別の尺度、すなわちメッセージの内容によって注目されるか否かが決定する。もちろん同情でもなく。

僕は彼女の話を聴き、話す姿や表情を見て感銘を受けましたし、同じ症状を持つ者として頷くポイントがいくつもありました。自分と同じことを考えている人がいるのだと思い、はっとしました。分かっていても忘れがちなことですね。わりと気にしなくなってきたものの、時として声が出なくなり、その度に恐怖に苛まれる。

いつの間にか、自分しか見えなくなって、苦しみのスパイラルにはまります。そこから抜け出すのは容易ではないけれど、誰かが発したメッセージが届くことで、壁が崩れることがあります。メッセージは発信し続けることが大事なのですね。有名無名を問わず、誰かのメッセージが誰かを励まし、背中を押すかもしれない。

他の障害と同様に、吃音を完全に克服することはできません。マイナスをゼロにしようとするのではなく、自分を構成する要素のひとつとして付き合っていく。マイナスでもプラスでもないものとして受け入れる。周囲の反応を気にすることで症状が出たり悪化したりするものですが、とはいえ、世間の理解が深まることを期待しない方がいい。

いわゆる「異常」なものに対して抱く戸惑いは、誰しもありますよね。視点を変えれば、他の障害に対して自分も偏見を持っていることに気づくはずです。アンフェアな状況であることを前提にして、(努力は必要になるけれど)自分が関わる人に理解してもらうようにすれば、少しは生きやすくなる、はず。

そうしていれば、他の人が抱える悩みを理解しやすくなるかもしれません。こうしたかたちで互いにサポートできれば、それは相互扶助のひとつなのではないかと思います。経済的な相互扶助とは異なる、理解を交換する相互扶助のネットワーク。そういうものがいくつもできれば、吃音が障害ではなく、特徴のひとつになるんじゃないかなと思います。

2015.01.05
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by mura-bito | 2015-01-05 22:18 | Words | Comments(0)

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