inthecube
音楽と物語に関する文章を書いています。
ワイルドじゃなくてもいいからタフになりたい
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日曜美術館 -アートの旅 中谷美紀 瀬戸内・直島-
昨夜の日曜美術館(再放送)は、いつもと趣が異なる特別編でした。中谷美紀さんが直島を歩き、アートに触れるという内容です。ナレーションはなく、自然の音、中谷さんの声、そして控えめな音が聞こえる40分でした。時折訪れる無音の時間が、意味のある余白のごとく、画面に説得力を持たせていました。

直島。崇徳上皇が讃岐に流される途中で滞在した島として知られていますよね。政争に敗れ、失意の中で過ごす日々はいかなるものだったのでしょうか。島に伝わっている伝承では、悲嘆にくれつつも、ある意味では穏やかな生活だったようです。2012年の大河ドラマ『平清盛』では、讃岐で過ごす上皇の表情は実に柔らかく、平穏な日々だったことが伺えます。直島のシーンは描かれませんでしたが、イメージを膨らませてみるに、凪のような時間が流れていたのではないか。直島の人々は畏怖しながらも優しく接しており、それゆえに上皇は讃岐でも心穏やかに過ごしていたのだろうと思います。

日曜美術館では、アートを鑑賞する間に、中谷さんが地元の人々と言葉を交わす場面が放送されていました。直島がアートの島となったのはここ20年だそうで、僕は瀬戸内国際芸術祭によって名前を知りました。直島を知ったとき、人々はアートと共存できるのだろうかと思いました。日常の中に非日常があるとき、人々はどのように向き合うのかという疑問を、中谷さんたちの会話を聞きながら思い出します。そして、崇徳上皇が過ごした時間のことを考えます。いずれも日常の中にやってきた非日常。850年を経て、時間がつながったと言っても良いでしょうか。画面から静かに漂う直島の時間は、850年前もきっと同じだったのではないかと思わせてくれます。

実際の島での生活は、画面から感じたものではないかもしれません。僕が感銘を受けたのは、ひとつの新しい物語を描いて見せてくれたことです。中谷さんは「余白のあるものが好きなんです」と言い、「空間をすべて埋める必要はないんじゃないかな」とも言いました。「余白」は、番組を貫いていた軸です。そして、物語の随所に漂う余白から、僕は850年前の時間をイメージしました。日曜美術館という番組は、時としてそれ自体がアートとなるのです。

2013.05.27
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by mura-bito | 2013-05-27 22:07 | Visualart | Comments(0)
【和訳】 Revisiting a Breakthrough With Roots in the Disco Floor
ニューヨーク・タイムズが音楽に特化したTwitterアカウントを持っており、それをフォローしてみたところ、おもしろい記事を見つけました。僕の世代ではないけれども、その名前は知っています。ジョルジオ・モロダー。1970年代から1980年代にかけてヒットを連発したプロデューサーですね。いわゆるディスコ・ミュージックと言うとなんだか歴史的遺物のように思えますが、それを2010年代の言葉で再生させると、EDM (Electronic Dance Music) となります。これは我田引水ではなく、記事にも "Electronic dance music" という言葉が登場します。そしてそれはジョルジオ・モロダーが見据えていた「未来の音」だったのだと記事は言います。彼はEDMのオリジネイターであると言えそうです。

New York Times: Revisiting a Breakthrough With Roots in the Disco Floor -Giorgio Moroder in Red Bull Music Academy Series-
(Published: May 21, 2013)

例によって、英語記事の和訳を試みました。一文が長く、それをどうやって噛み砕いて流れるような文にするか。YouTube、iTunes Store、Wikipediaを参照しつつ、僕の持てる音楽的知識を駆使して言葉を変換してみましたが、いかがでしょうか。



月曜日の夜、ブルックリンのクラブ「Output」で、満員のダンス・フロアは先駆的なプロデューサーであるジョルジオ・モロダー(73)に歓声を送った。モロダー氏の初めてのDJセットであると宣伝されていたこのイベントは、1ヶ月間に渡るRed Bull Music Academyシリーズのひとつであり、ダンス・ミュージック、ヒップ・ホップ、エレクトロニック・ミュージック、実験的音楽における過去と現在のつながりを表現していた。

エレクトロニック・ダンス・ミュージックは、モロダー氏と共同制作者であるピート・ベロッテがドナ・サマーの「I Feel Love」で思い描いていた未来の中に息づいている。この曲は1977年にリリースされた。初期のディスコでは箱バンが演奏していたのだが、「I Feel Love」は、後に残る膨大な数のクラブ・シングル盤のように、全面的に電子音で制作された作品である。これは画期的なことだった。先日、モロダー氏は自身のキャリアについて簡単に話した。彼はイタリアで生まれ、ミュンヘンで活動して身を立てた。彼は、ドナ・サマーの声をさまざまな時代に当てはめたコンセプト・アルバム『I Remember Yesterday』の中で、「I Feel Love」は「未来」を表わしていると説明した。未来の音をつくるために使える唯一の楽器はシンセサイザーだった、と彼は語り、ご存知のとおり、彼はそうした。彼は今もなお賞賛されている。ダフト・パンクの新作に収録されている「Giorgio by Moroder」では、モロダー氏のインタビューが流れる。

モロダー氏はクリス・コックスという若いDJとともにステージに立ったが、彼のことを、声をひずませてピッチを調整するヴォコーダー装置であり、自らのディレクターであると紹介した。コックス氏はモロダー氏の曲をPCでコントロールし、モロダー氏はデジタル・コントローラーで音楽にうねりや効果音を加えたり、随所で小さなキーボードを使ってソロを弾いたりした。しかし、ライブ・セットの中心は彼の作品をつないだメガミックスであり、主に1970年代後期から1980年代初期の曲が占めていた。

モロダー氏は自ら選択したスタイルに照準を合わせたのだ。そのスタイルとは、ベースラインで鳴るいくつかの音や相反するシンセサイザーとパーカッションと規則正しいビート(後に四つ打ちと呼ばれる)をマージした、陽気な、ミッドテンポのグルーヴである。単音のスタッカートとわずかなコードを規則とした多くの作品はディスコの音響システムやラジオでのわかりやすさを通じて広まっていった。例外は1975年にヒットしたドナ・サマーの「Love to Love You Baby」である。この曲は喘ぎ声を強調しており、テンポは遅く、ファンキーであり、無機質ではない。また、1979年の「Bad Girls」と同様に、ホーンとギターの音が入っている。

ライブ・セットでは、ドナ・サマー、スリー・ディグリーズ、スパークス、スージー・レインなどのモロダー氏が関わった作品や、アカデミー賞を獲得した「Midnight Express」のサウンドトラック、電子音で構築された1977年のアルバム『From Here to Eternity』を含む、Munich Machineや彼自身の名義で発表した作品が次々とプレイされた。さらに、古い青写真にトランシーな音色を重ねた新曲「Racer」も披露された。コックス氏とモロダー氏は過去の曲の間を颯爽と歩いており、ベースの音を好む現代的な耳のための調整を加えることはしなかった。オーディエンスもそれを必要とせず、プレイされる曲で誰もが踊っていた。



記事を訳しながら、「彼はEDMの祖と言えるよね」などとTwitterやVKに書いていたら、偶然にもキーボード・マガジンを手に取る機会がありました。小室さんの新作DEBF3のインタビューが載っており、それはEDMをキーワードにしていました。すると、インタビューで小室さんも同じことを述べているではありませんか。ジョルジオ・モロダーをEDMの祖と位置づけるのは自然なことと言えるでしょう。YouTubeやSoundCloudで公開されている「Racer」を聴いてみてください。これはもう2013年の音ですよね。



Giorgio Moroder - Racer

2013.05.26
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by mura-bito | 2013-05-26 19:01 | Music | Comments(0)
Immigrant's Bossa Band - Spiritual Love - Immigrant's Cover Collection (SoundCloud)
Immigrant's Bossa Bandのカバー・アルバム『Spiritual Love - Immigrant's Cover Collection』から3曲がSoundCloudで公開されています。明るい雰囲気の「Sombre Guitar」から始まるセットは、どの曲を聴いても心地良くて、IBBのアレンジのセンスってすごいなと改めて思います。ジャズ、ラテン、ブラジリアン・ミュージックなどを混ぜているようですが、踊ったり、リラックスして聴いたり、BGMとして流したり、いろいろな場面にぴたりとはまる音楽ですね。

http://soundcloud.com/introducing/sets/immigrants-bossa-band
Track set on SoundCloud:
• Sombre Guitar
• It's You
• Mas Que Nada

このアルバムは6月にリリースされますが、公開されている曲の他に、「That's What Friends Are For」も収録されるようです。この曲はTres-menによるカバー* で知ったのですが、これがとてもいいんです。IBBによるカバーはどのようなものになるのでしょうか?Playwrightレーベルの遊び心あふれるこの企画が楽しみです。また、ファラオ・サンダースの「You've Got To Have Freedom」** もリストに入っており、この曲はライブでも披露されていましたね。雰囲気がすごくよかったので、録音物として聴けるのが嬉しい。

というように、カバー・アルバムに期待しているポイントはいくつもありますが、なんと7月にオリジナル・アルバムを出すそうです。熱い…!実に熱い!7/7にはPlaywrightレーベルが主催するイベント*** も開かれ、IBBも出演します。これはもう、暑くて熱い夏がやってくること必至ですよ。

* inthecube: Tres-men - Tres-men
** inthecube: Immigrant's Bossa Band - You've Got To Have Freedom (Live at motion blue yokohama)
*** clubberia: Party the Playwright

2013.05.23

■追記
トラック・セットの順番が違っていました。「Sombre Guitar」、「It's You」、「Mas Que Nada」の順につながれています。最初に大きなインパクトを受けたのは「Sombre Guitar」です。ドラムの音が太く響いていますね。

2013.05.24
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by mura-bito | 2013-05-23 21:33 | Music | Comments(0)
PERISCOPE
PERISCOPE - 20 AMERICANS, FOUR YEARS LATER

PERISCOPEという雑誌を知りました。ウェブとiPadのアプリで展開しているデジタル・マガジンです。佐久間裕美子さんという方が編集のチーフとして先導しており、ムカラミカイエさんがアート・ディレクションに携わっています。編集の拠点はニューヨーク。英語と日本語で発信されています。

見慣れない話題が並んでいます。こうした内容はテレビで見かけないのは当然として、音楽系やアート系の色が強いつもりだった自分のTwitterでも拾えなかった。まあ、世界は広くて深い。だからこそ、見知らぬものへの邂逅は、いついかなる時でも起こり得るんですよね。PERISCOPEを知ったのはツダルティ(津田さんのRT)なので、Twitterのポテンシャルに今もなお驚くばかりです。

PERISCOPEをあちこち巡ったところ、Grace Villamilという写真家(本人のサイトでは "visual artist" となっている)の写真に目が留まりました。彼女が撮ったアメリカの人々の姿や風景、Tumblrに載せているスナップショットに惹かれました。すうっと、静かに引き寄せられる感じでしょうか。ビッグデータやイデオロギーといった政治的な熱狂を離れたとき、そこに浮かぶ市井の人々の表情とはいかなるものか。ひとつひとつの写真とキャプションから、遠く離れた(けれどもそれほど遠い気がしない)アメリカの人々をイメージします。

PERISCOPE - Team Periscope is traveling in PRE-ELECTION AMERICA

2013.05.22

■追記
iPadアプリで読んだ感想はこちら。予期せぬ出合いが日常を彩ってくれます。

inthecube: PERISCOPE JP ISSUE #0

2013.06.08
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by mura-bito | 2013-05-22 22:28 | Visualart | Comments(0)
David Guetta - Turn Me On (Music Video)


David Guetta - Turn Me On [feat. Nicki Minaj]

かっこいいぜ、デヴィッド・ゲッタ!小室さんによればフランスはEDM (Electronic Dance Music) のメッカ。フランスのEDMシーンを引っ張る存在ならば、それはすなわち世界におけるEDMの旗手です。2011の作品「Turn Me On」がすごくかっこよかったので、YouTubeの映像を貼っておきますね。グロテスクだけどもコミカルな映像をバックに、濃密なダンス・ミュージックが炸裂します。0:52からの展開は最高ですよ。リズムが抜けたところにシンセが飛び出して、ボーカルが突き刺さってきます。絶妙のタイミングでスネアが鳴り、♪Turn me on♪のリフレインに煽られて再びキックが鳴り始める。

billboard Music Awards 2013: David Guetta Plays 'Hard' at the 2013 Billboard Music Awards, Baauer Takes Home Two Awards

今日の昼間、ビルボード・ミュージック・アワードがアメリカで開催されており、Twitterのタイムラインが賑わっていました。その中で、billboardの公式アカウントが、「トップEDMアーティストはデヴィッド・ゲッタ」とtweetしていました。EDMという言葉が注釈なしで使われているのは、すでに世界的なムーブメントになっていることを考えれば当然ですよね。

ロックの細分化したカテゴリーに比べて、EDMという言葉はアーティスト自身が使っている印象があります。片やプレーヤー、片やDJ/プロデューサー、というように主体の違いが表われているのかもしれません。プロデューサーは流れを読み、新たな流れをつくるわけですから、カテゴリーが有効だと考えれば積極的に使う。メディアももちろんカテゴリーで括って記事を書くことに積極的です。ファンも使っているので、この言葉は三位一体で存在し続けているわけです。もしかしたら、「ロック」に匹敵する言葉になるかもしれませんね。

2013.05.20
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by mura-bito | 2013-05-20 22:08 | Music | Comments(0)
Paramore - That's What You Get (Music Video)


Paramore - That's What You Get

本当にソーシャルメディアは予期せぬ出合いに満ちていますね。アンテナの感度を上げておく限り、予想を超える衝撃感動興奮に次々と出合う。今日はParamore(パラモア)というバンドを知りました。アメリカを中心に人気を博すバンドです。

いくつかのミュージック・ビデオを観た中で最初に僕に響いたのは「That's What You Get」ですね。この曲は2007年のアルバム『Riot!』からのシングル・カットです。メリハリのきいたロック・サウンド、そして美しいメロディが魅力的ですね。さわやかな雰囲気を漂わせながら、聴衆の身体の奥底に声を突き刺してくるようなHayleyのボーカルがとてもいい。ビジュアルも素敵なんですけども、唯一無二の歌声は何物にも代えられない最強の魅力でしょう。

2013.05.19
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by mura-bito | 2013-05-19 21:58 | Music | Comments(0)
[EN] Emi Meyer - Galaxy's Skirt (Music Video)
Emi Meyer is a singer-songwriter in New York and Tokyo. Her voice is very tranquil and impressive. Sometimes I heard her song in TV commercial, so I got interested in her music.



Emi Meyer - Galaxy's Skirt

Recently Emi put out her new album "Galaxy's Skirt." On YouTube, You can watch the music video of the leading track--the same name as the album. Her vocalism is very unique and her song is like "gravity," I think. When hearing her song, person may be indicated and starts to walk in that direction.

inthecube: Emi Meyer - Galaxy's Skirt in Japanese

2013-05-18
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by mura-bito | 2013-05-18 10:09 | Music | Comments(0)
[EN] Playwright Creates the New Impression
"Playwright" is a music label in Japan. Some young groups belong to the label. My favorites are Immigrant's Bossa Band, fox capture plan and Tres-men. Their music centers on jazz and includes other style such as latin, Brazilian music, electro, or fusion. When listening to them, you will be excited and want to dance. The label will bring the new sound, excitement and impression to many jazz music lovers, I think.

Immigrant's Bossa Band - You've Got To Have Freedom -Live at motion blue yokohama-
http://soundcloud.com/keisuke-taniguchi/you-ve-got-to-have-freedom

fox capture plan - 衝動の粒子


Tres-men - Tres-men (Album Sampler)
http://soundcloud.com/tres-men/sets/tres-men

Refer to the article about Playwright.
The Japan Times: Playwright imprint focuses on newer jazz acts

2013-05-16
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by mura-bito | 2013-05-16 21:55 | Music | Comments(0)
TM NETWORK - CHILDHOOD'S END
CHILDHOOD'S END

CHILDHOOD'S END

TM NETWORK


ふとしたきっかけで、自分の音楽ライブラリを見直すことがあります。きっかけはラックに詰め込まれたCDに目が留まったことだったり、iTunesに取り込んだデータをスクロールしていたことだったりします。相変わらず新しい音楽を聴くし、アルバム単位で聴くよりプレイリストで聴くことの方が多いのですが、時として過去の曲をアルバムで聴きたくなる。アルバムは、その時代の空気が詰め込まれたタイム・カプセルのようなものですね。プレイリストをつくることは、曲をアルバムから解放して、新しい文脈で編集すること。アルバムを聴くことは、プロフェッショナルに構築された世界に入り込み、身を委ねることです。

リリースされてから時間が経つほどに、アルバムの考古学的な役割は高まると思います。特にTM NETWORKは、若干のタイムラグはありつつも、その時代の洋楽のエッセンスを取り入れた音楽を発表してきました。ユーロビートを中心とした1980年代後半のサウンドは『DRESS』に、キックとベースが分厚く作り込まれたエレクトロは『EXPO』* に反映されています。それらは洋楽の翻訳とも言えますね。洋楽の影響がダイレクトに出ていなくても、自然と雰囲気が漂う作品はいくつもあります。そのうちのひとつ、『CHILDHOOD'S END』が自分の中でリバイバルしているので、雑感を少々。

『CHILDHOOD'S END』は1985年にリリースされた2枚目のアルバムです。1984年のデビュー・アルバムが振るわなかったため、軌道修正を行った時期の、過渡的な作品と言われています。デビュー盤ではシンセサイザーを前面に押し出し、ファンタジー色あふれる歌詞が特徴的でした。一部(札幌を中心とした北海道と言われている)では注目されましたが、全国的にはそうでもなかったようです。そうした結果を受けての2作目ということで、デビュー盤で見せたカラーが抑えられています。日常の風景を切り取ったような歌詞と、生楽器の比率が高まったサウンド。シンセサイザーを使っていますが、これってシンセっぽいよねというような早合点ができないくらい控えめですね。シンセサイザーと生楽器が同じ位置で鳴っているという印象を受けます。

アコースティック・ギターが奏でる音もさることながら、パーカッションの音が印象的ですね。アルバムの中盤から後半にかけて、ずっとパーカッションが鳴っています。にぎやかだけれど湿った時間を映像に収めたような「TIME」、サンバを意識しつつアマゾンを舞台にした「DRAGON THE FESTIVAL」、大人の熱っぽい夜が描かれている「さよならの準備」、一転してさわやかな風が吹く「INNOCENT BOY」、2人だけのひそやかな世界が広がる「FANTASTIC VISION」……という流れが好きです。パーカッショニスト高杉登さんが叩く音と、打ち込みで鳴らしているパーカッション音源が、交代で現われ、時として混ざり合う。日常の陰影を表現したサウンドにパーカッションの音がフィットして、雰囲気を盛り上げたり、そっと寄り添ってみたりと、ひとつひとつの物語を彩っています。曲に込められたリアリティが、ぐっと増す気さえします。

2013年に聴く『CHILDHOOD'S END』は、1985年と2013年の空気が混ざり合ったものです。2013年の感性で1985年の作品を体験することで、30年近く離れた時間がつながり、マーブル模様を描きます。初めて聴いたのは15年くらい前だと思いますが、そのときよりはるかに多くの、そして深い魅力を感じています。ある程度の数の音楽を聴いてきた今、『CHILDHOOD'S END』が新鮮な音として僕の中で鳴り響くんですよね。こういう音楽体験もおもしろい。

* inthecube: TMN - EXPO

iTunes Store Japan: TM NETWORK - CHILDHOOD'S END

2013.05.15
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by mura-bito | 2013-05-15 22:06 | Music | Comments(0)
【クリッピング】ハフィントンポスト日本版
ハフィントンポスト日本版について書かれた記事をピックアップしました。もちろん記事は他にもあるのですが、編集スタイルが印象に残ったものを選びました。

◇日経トレンディネット:ハフィントン・ポストとは何か? 米国に見える新興ネット・メディアの可能性
本家ハフィントンポストはトラフィック重視の策に転換して、しかも成功した、と。そしてアメリカのネットメディアが報道面でも充実してきていると書かれており、日本にどのような影響を与えるのでしょうか。

◇東洋経済ONLINE:「ハフポスト」はメディア勢力図を変えるか
ハフィントンポストはまとめサイトの一種である、とのこと。もちろん独自の記事も書きますが、しばらくは寄稿されたブログをまとめて提示する場所になりそうです。政治家の言葉が同じフィールドに存在するのも、確かにまとめと言える。まとめが熱い、とな。

◇マガジン航:ハフィントン・ポストにみる「編集」の未来
ハフィントンポストそのものよりも、その編集方針から「編集」とは何か、その未来を考察した文章です。片方が淘汰されるのではなく、「弱い編集」による議論と居酒屋談義を行き来すると思いますね。各人が話題に合わせてフィールドを選び、考えを深めていくんじゃないでしょうか。

2013.05.13
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by mura-bito | 2013-05-13 22:58 | Life | Comments(0)

fujiokashinya (mura-bito)
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