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quasimode Live @ Tower Record Shibuya
quasimodeのインストアライブ(タワーレコード渋谷)に行きました。トータル5曲のミニライブでしたが、カルテット+2管(トランペット、テナー・サックスときどきフルート)のおなじみの編成で、分厚い音を浴びることができました。楽しかった!4枚目のアルバム『daybreak』から3曲、新作『Magic Ensemble』から2曲。

quasimode Live
2011.02.26 @Tower Record Shibuya

Daybreak
Havana Brown
Relight My Fire
Ant Soldier
Whisky's High

登場するなりホーン隊が前で「Daybreak」の決めフレーズを吹く! これまでにない始まり方に、気持ちは一気に上がったし、身体も一気にヒート・アップ。須長さんのクールなソロから始まる「Havana Brown」は、いつ聴いても痺れますね。matzzさんのタンバリンと一緒に叩く手拍子も楽しいな、やっぱり。繰り返されるピアノのフレーズが文句なくカッコイイ「Relight My Fire」は、最高のダンス・ミュージック。ボーカルの部分をピアノで表現しているんですが(音源およびレコ発ツアーでは有坂美香さんのボーカルでした)、こっちのバージョンもまたいいですね。

新作からは「Ant Soldier」。ティンバレスの音は堂々としていて、高らかに響きます。野外フェスのような場所で聴いたら、相当気持ちいいだろうなぁと。途中のフルート・ソロも爽やかで心地よい。しかも今回はステージ前面に出てきてスポットライトを独占してのソロ。かっこいいぜ、もっちさん!終わった直後のドヤ顔が最高でした。最後はAFRAのいない「Whisky's High」でしたが、ヒューマン・ビートボックスの部分を他の楽器で表現していて、これも新鮮でとても良かった。ラップのように音が踊っているんです。

レコ発のツアーがますます楽しみになりましたね。5曲でこれだけ楽しかったのだから、10曲、15曲になったら、狂いそうなくらいに上がりっぱなしだろうなぁ。渋谷のクラブ・クアトロで初めてライブを観て、完全に心を射抜かれてからほぼ1年。熱は冷めるどころか増すばかり。東京公演は4月の後半、実にいい時期です。待ち切れない!

2011.02.28
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by mura-bito | 2011-02-28 20:49 | Music | Comments(0)
Conglis Strut
Magic Ensemble

Magic Ensemble

quasimode


普段はおどけた男で、道化を演じてみせる。コミカルなキャラクターの端々に不敵な笑いが見え隠れする。実は有能なスパイか捜査官か。「Conglis Strut」は、夜の闇を器用にすり抜けていく男の表の顔、そんなシーンを演出するかのような曲です。ハリウッド映画にもコメディタッチのシーンがありますよね。観る人の気持ちをほぐし、リラックスさせるようなシーン。楽しげな雰囲気いっぱいの曲です。

ラテンの雰囲気にあふれる音は、余すところなく跳ねる感じがあり、身体が自然に動いてしまいます。よく知られている「テキーラ」を思い浮かべてもらえれば、そのイメージはかなり近い。ピアノの最初の音から、あ、もう楽しくなる、って思えます。ホーンも楽しげに吹いている。パーカッションの多彩な音が、随所に存在感を放ちます。足し算の音楽。いい意味でデコラティブだと思いますね。いろんな音を聴けるのが楽しいな!

2011.02.19
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by mura-bito | 2011-02-19 15:15 | Music | Comments(0)
No More Sadness
Magic Ensemble

Magic Ensemble

quasimode


記憶を手繰り寄せようとしているようなピアノの音が印象的な、静謐な曲です。ピアノだけだと、ともすれば悲しい印象しか残らない(No Moreと言っているのにもかかわらず)のですが、ピアノに寄り添うかのようなベースの音が温かみを生んでいます。バンドならではの温かさですね。曲名からは切ないものを連想してしまうけれど、このアンサンブルを聴いていると、静かに、ゆっくりと、元気になっていくような気がします。

この曲には、quasimodeの大きな特徴のひとつと言えるホーン隊が参加していません。渋いテナー・サックスのソロが入ったら、また違った印象を持ったかもしれません。大人のジャズ、夜にじっくりと聴きたいジャズ。けれども、実際はメンバー四人だけのカルテットで音が紡がれています。平戸さんのピアノが中心となって奏でられる音は、肩の力をすっと抜いて聴くことができると思います。マイルズ・ディヴィスの「So What」をカバーしたときも、同じような感じがしました(「So What」の方は少し跳ねた感じの、身体を揺らしたい音ですが)。カルテットの魅力を充分に味わうのも、quasimodeの楽しみ方のひとつですね。

2011.02.17
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by mura-bito | 2011-02-17 22:35 | Music | Comments(0)
ワルツが聴こえて
Magic Ensemble

Magic Ensemble

quasimode


畠山美由紀さんとquasimodeがコラボレートしたバラードです。畠山さんが詞を書き、歌っています。すてきな歌声です。昨年11月にモーションブルーで初めてその歌声を聴いたのですが、そこにいるすべての人を包み込むような、優しい歌声でした。そのときにこの「ワルツが聴こえて」が初披露されました。海に浮かぶ船をモチーフにしたとのことですが、まさに横浜で聴くのがぴったりでしたね。夜の港に浮かぶ船、揺れる光。

真夜中を優雅に彷徨います。海の中、海の上、波打ち際、港、桟橋、船の上、船の中。夜はゆらゆら漂い、朝になる前にまた時計の針を戻す。針はぐるぐると戻ります。夜はいつまでも夜のままで、生温かい泥のような手触り。ダンスホールで誰かと誰かが踊っているのを見るけれど、顔は見えない。一筋のスポットライトが差し込みます。光の中に入ったり、外に出たりして、ダンスは続く。空には月が輝いています。朝がそこまで来ているけれども、遠ざかっていく。手を伸ばせば届きそうなところに朝はあるのだけれど。夢の残り香に目を覚ますと、月が半分欠けています。桟橋には誰もいない。月が雲に隠れます。朝はまだ海の向こうにある。

2011.02.16
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by mura-bito | 2011-02-16 22:43 | Music | Comments(0)
ねことうめ、安曇野きさらぎ、うめとねこ。
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キャットウォーク。

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冬の終わりを飾る梅ですね。

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モバイルキャット。

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冬から春へのバトンを渡します。

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ネコに真珠。

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春遠からじ、遠からじ。

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まあ、こんなもんですよ。

2011.02.15
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by mura-bito | 2011-02-15 22:06 | Photograph | Comments(0)
拡散的読書のあとは、ちゃんと思考を拾いましょう
読みたい本が次々現れて困っていますが、考えてみるとオムニバス的につくられた本ばかりを手に取っていて、興味の赴くままに本を持ち替えて読んでは違う本を手に取る繰り返し。そりゃ進まないわ。拡散的な読書はあまり良くないかもしれませんが、いろんなことをいろんな角度から考えるにはちょうどいい。最後にきちんと思考をまとめるプロセス、すなわち考察を入れるべきですね。散ったままではテロリズムとなんら変わりがない。思考のテロリズム。革命の後にタハリール広場のごみ拾いが行なわれたように、自分の思考くらい自分でまとめて次に進まないと。そんなこんなで最近読んだ、あるいは読んでいる本は以下のとおり。

もういちど村上春樹にご用心
エルサレム・スピーチに関する考察も含め、村上春樹の「表現」がおもしろいです。評論っていうよりは表現なんですよね。

デザインの骨格
スマートな文章が魅力的です。無駄がなくて(ユーモアがないという意味ではないですよ)、文章も骨格だなと思わせてくれます。

シアター!2
それぞれの劇団員にスポットライトを当てた続編。キャラクター設定がわりと重層的で、みんなが活き活きと舞台の上で動いている様子がおもしろいですね。

日本人が知らないウィキリークス
ウィキリークス概論とも言うべき本ですね。個人的には、FacebookやTwitterなどのソーシャル・メディア、テレビや新聞といったマス・メディアとの関係性から見ると興味が湧くし、飲み込みやすいと思います。

村上春樹 雑文集
エルサレム・スピーチの原稿が読めます。「壁と卵」のメタファーは、国家という大きな枠組みから、僕らの周りに漂う世間まで、大小問わず当てはまると思います。

夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです
過去のインタビューをまとめたものですが、こうして見ると、いろいろな場所でしゃべっているんですね。もっと無口な人かと思っていました。

2011.02.13
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by mura-bito | 2011-02-13 11:55 | Book | Comments(0)
Lush Life
Magic Ensemble

Magic Ensemble

quasimode


パーカッションの音を聴いていると、気持ちが熱くなってきますし、思わず手近な何かを叩きたくなります。気持ちの赴くままに。もちろん他人に聴かせるには相応の技術と誠意が必要なのでしょうが、でもそのプリミティブな音は余すところなく誰にでも生み出すことができる。打楽器はグローバリズムなんて言葉が生まれる遥か前から、遥かにグローバルな存在だったんですね。

同名のジャズ・スタンダードがあるそうですが、この「Lush Life」はquasimodeのオリジナル曲です。ラテンの雰囲気にあふれ、背中を押さんばかりの勢いがある曲。パーカッションの疾走感がとても好きです。真昼の太陽を感じるんですよね。力強く降り注ぐ太陽の光は、大地だけでなく、僕らの世界を豊潤にしてくれる。ホーン・セクションの伸びやかなメロディは、爽やかに吹き抜ける風のよう。ピアノのフレーズとも相俟って、この曲はテーマ・メロディが限りなく美しい。驚くような展開や転調、スリリングなソロ・パートよりも、全体としてテーマの美しさを堪能できる曲なのかなと思います。

パーカッションは商業的なところからはひどく遠いところにあるイメージなんですが、古代の祭礼のイメージが強いからなんでしょうか。何かを叩いて音を響かせることは、信仰、愛情、畏敬のようなプリミティブな気持ちの、プリミティブな表現ですよね。もちろんアフリカとかラテンだけじゃなくて、日本のお祭りで聴けるビートも同じです。時も場所も越えて、連綿とつながっている。ものすごく遠い遠い太古の人々と2011年の僕たちが音楽でつながっていると考えると、なんだかおもしろいし、熱くなってきますね。

2011.02.12
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by mura-bito | 2011-02-12 17:39 | Music | Comments(0)
Music Can Change the World -Album Version-
Magic Ensemble

Magic Ensemble

quasimode


音楽は世界を変えることができる、のか。We love music.

ホーン・セクションも含め、ボーカルを引き立たせる演奏が魅力的です。ストリングスも声を支えるポジションにいる。その演奏とともに、自由に駆け回るHanaHのボーカルは力強くもあるし、美しくもあるし、時として優しい雰囲気を出す。アルバムでは、シングルにはないフレーズが聴けますが、そこで繰り広げられるスキャットもいいですね。楽しんで歌っている感じが伝わってくるんです。言葉を伝えるための音、ってのはこういうことを言うのかなと。アンサンブルは言葉を届ける。

HanaHが歌う歌詞に「We love music」という一節が出てきます。シンプルな言葉を組み合わせたシンプルなフレーズです。このフレーズを聴いて思ったのは、音楽が好きな人っていっぱいいるんだろうなぁということ。それぞれが好きな音楽を自分の判断で選び、自分のペースで聴いて楽しむ。ソーシャル・メディアを活用していると、自分が見ている範囲でもそういう人たちは多いし、その外側でもきっと多いと思うんですよね。ミリオンセラーとか大規模コンサートとか、数字を集計しやすいものが少なくなっているから見えづらくなっているだけのような気がします。

これだけ音楽が好きな人が多くいる時代なんて、他にないんじゃないんでしょうか。ジャンルも言語も越えてとりあえず音楽が好きですって人を集めたら、それだけでみんな仲良くなれる気がします。楽観的に過ぎる? でもまあ、その音楽を鳴らしている時間くらい、音楽的性善説を信じてもいいんじゃないでしょうか。音楽を聴いているときくらい、「We love music」と言えばいいじゃないか、と。

2011.02.12
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by mura-bito | 2011-02-12 15:21 | Music | Comments(0)
Whisky's High -Album Version-
Magic Ensemble

Magic Ensemble

quasimode


ブレイクダンスでダンスバトルってありますよね。交互にアドリブで踊って自分のダンスを誇示する、あれです。quasimodeがAFRAとつくり上げた「Whisky's High」を聴いて、ダンスバトルのようなせめぎ合いを感じました。もちろん互いに勝とうとしているんだけれど、かっても負けても相手を称えるような、熱い戦い。AFRAのヒューマン・ビートボックスは、ラップだったりベースだったりパーカッションだったり、多彩な音を自在に操ります。声から生まれる音を叩きつけ、それに対して須長さんのアコースティック・ベースが迎え撃ち、次はAFRAがmatzzさんに仕掛ける。コール・アンド・レスポンスの形をとった音のバトルは、聴いていて痺れます。最初にシングル・バージョンをラジオで聴いたときも、すごく攻撃的な曲だなぁと思ったんですよね。

職人のプライドに通じるところがあるのかなと思います。どんな依頼が来ても、自分の技術が必要とされるなら、その依頼に応えてみせる。この曲について語るときに、メンバーは山梨県の白州蒸留所(サントリー)を訪れたことに触れます。ウイスキーをつくる姿勢と、自分たちの音楽をつくる姿勢はまったく同じだ、と。その姿勢を曲として示してみせた「Whisky's High」は、自然と前のめりのアクティブな曲になったのかなと。自分の技術を提供し続ける姿勢。

もちろん、幾多の思惑と幾多のマーケティングに彩られて発信されている曲ではあります。そういう面がありながらも、やっぱり音楽的に、職人的に、純度の高いものが込められているんじゃないかなと思うのです。「Whisky's High」がシングルとしてリリースされる少し前だったと思いますが、まだ売れる前によく活動していたクラブ場所の近くを通り過ぎて、自分たちはここから始まったんだ、とmatzzさんがツイートしていました。そのときは字義どおり原点回帰の時期なのねと解釈していたんですが、もしかしたらもっとシンプルに、自分たちが今やっていることを信じている、ということだったんだろうなと思います。それは活動を始めたころと変わらないのだ、と。

今日は電車、途中、新橋のカレッタなう。quasimodeはここから始まったとも言える。みてろよ!て歯食いしばってた頃をおもいだして初心にかえる。

http://twitter.com/matzz0512/status/2621507352141824


2011.02.07
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by mura-bito | 2011-02-07 22:48 | Music | Comments(0)

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