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音楽と物語に関する文章を書いています。
ワイルドじゃなくてもいいからタフになりたい
Note my experiences with impressive music/story.
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TVとインターネットの蜜月
ITmedia News: PS3を生活の一部に──新サービス「Life with PlayStation」

ゲームコンソールという原点に帰り、ゲームソフトを充実させることで軌道に乗せたPS3だが、今後はゲームに加え「ノンゲーム」領域にも本格的に進出していく。「Life with PlayStation」や、今秋にスタートが延期された仮想空間「Home」もこうした戦略の一環だ。

ソニーが発表した2010年度までの新経営計画では、ネットワークを活用した動画配信を重点施策として打ち出した。その先駆けとなるのが、今夏からPS3向けに開始する動画配信サービスだ。ゲームをダウンロード販売する「PLAYSTATION Store」をプラットフォームとして活用し、映画などの動画をダウンロード販売する。DRMは家電各社で策定した「Marlin」を採用しており、動画はPSPにチェックアウトしてモバイルで楽しむこともできる。

ITmediaより引用

PS3は2007年度に924万台売れたそうです。今後はこのPS3をベースにしたネットワーク・ビジネスを展開していくとのことで。有機ELを使った大型テレビの量産化ももうすぐ?みたいですし、映像領域に力を注いでいる印象があります。PLAYSTATION Storeはもともと映像配信をにらんだ実験的なポジションだったのでしょうか? ゲーム配信でユーザーにそのUI(ユーザー・インターフェース*)を理解してもらっておけば、映像をダウンロードするときに抵抗感が少なくなるかもしれません。iTunes Storeが音楽配信から始まって、映像配信も取り込んでいったように。iTunesがあくまでもPCのモニターをインターフェース(顔、という意味で)にしているのに対し、SONYはTVをインターフェースにしようとしているのでしょうか(ネットワーク・ウォークマン+MORAの敗北から、PCでは分が悪いと判断したのか)。ゲーム+TV+インターネットというスタイルはWiiが確立したものですが、PS3の終着点はそこではなく、むしろ出発点なのでしょう。向かう先はAppleもまだスタイルを確立していない映像+TV+インターネットという領域。

* 機械の使い勝手。例えばブログでは、コメントを書き込みたいときに「コメント」をクリックすれば入力ページに切り替わるので、コメントに関して分かりやすいUIを備えている、ということになる。

TVとインターネットの蜜月はこれから本格化すると思います。PCの映像配信に提供しなかったコンテンツ・ホルダー(例えばテレビ局)も、TVになら提供するかもしれません。コピーされる危険性は大いにあるかもしれませんが、PCにダイレクトに落とされるより、PCからワンステップでも離せばリスクは減ります。それに、デジタルテレビとデジタル機器(例えばHDDレコーダーやビデオカメラ)の接続が標準的になりつつある昨今、その流れに乗らない手はない。テクニカル・コミュニケーションの世界でも、TVに配信されるデジタル機器の取扱い説明はいかなるものがベストなのかと考えられており、少しずつ形にはなっているようです。TV+インターネットがすべてを駆逐するわけはありませんが、この領域での勝者がぐっと存在感を示すことになるかもしれないと思います。PC、携帯電話、TV。世界にアクセスする手段は増え、そしてひとつひとつがむくむくと大きくなっていきます。そこにいろんな人のいろんな思惑が渦巻いています。

2008.06.29
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by mura-bito | 2008-06-29 09:28 | Life | Comments(0)
UNIQLOCK UNITES MANY WORLDS
音も映像も企画そのものも注目のキャンペーン「UNIQLOCK」。そのUNIQLOCKが世界三大広告賞でそれぞれグランプリを獲得したそうです。International Advertising Festival(カンヌ国際広告祭)、CLIO AWARDS、One Show。門外漢にはどれだけすごいかさっぱり分からないのですが、きっとまあすごいのでしょう。世界にインパクトを与えた広告。やっぱり色んな人に衝撃を与えたんですね。

UNIQLOプレスリリース

あらゆるコモディティは嗜好品の前にひれ伏す、というエントリーを書きました。けれども、値上げの嵐が吹き荒れる中、UNIQLOCK的プロモーションは消費者の心にするりと入り込む、ものすごい戦略なのかもしれません。すなわち、「シンプル・イズ・ベスト」への回帰と言うか転換と言うか、そういう価値観の変化が起きるトリガーになるのではないかと。いいものは高い、から、安くてもいいもの。それはシンプルだから安いのだ、と。原価や広告費など、本当のところがわかるわけではないので、結局は人間の認知の問題でしょうが。UNIQLOは安いからちょっとね…という考え方から、このシンプルさがいいんだよ(それに安いし)という考え方にシフトするならば、そのきっかけはシンプルな衣装で軽やかに踊る女性たちの映像なのではないかと思います。UNIQLOを着る行為を正当化する(自分で自分を納得させる)ために、UNIQLOCKの映像を思い浮かべる。広告には行為の正当化とでも言うべき効果があるのでしょう、たぶん。

3冠達成のプレスリリースをアップした日に、UNIQLOCKの音楽が着うたで配信され始めました。Fantastic Plastic Machineによる2種類の音楽がダウンロードできるので、早速聴いてみました。ヘッドフォンで聴いてみたら、音が悪くないことに驚きました。恐るべしケータイ音楽。着うたを見事なまでに甘く見ていました(ケータイのスピーカーがろくでもないのは仕方ないにしても、元の音源は意外といい。少なくとも素人の耳には何の問題もないんですね)。この着うた配信、そのタイミングがまた戦略的です。待ち受けFLASHはずっと配信されていまして、そのページに「Music coming soon」とありました。いつ来るのかなあと思っていたら、これまた狙ったかのようなタイミングでしたね。カンヌ国際広告祭の受賞を見越していたに違いありません。

2008.06.28
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by mura-bito | 2008-06-28 23:24 | Life | Comments(0)
UNIQLOCK UNITES SOME MUSICS
UNIQLOCKの映像で流れる音楽は、Fantastic Plastic Machineによるものです。最初に聴いたとき、ジャズっぽいなあという印象を抱きましたが、ヘッドフォンをして聴き込んでみるとジャズと言おうかエレクトロニカと言おうか、なんとも形容しがたいサウンドだと思いました。まあジャンルなんてそれほど重要ではないのですが(知らない人に説明するときにあれば楽だ、という程度)。音楽のボーダーレス化なんて言わずもがなですが、その流動的な感じはリスナーとしてなかなか楽しいものです。ボーカルを乗せたら良質のポップスになりそうですし、ラップを入れたらちょっとおしゃれなHIP HOP(nujabesみたいな感じ、ってこれもまあマニアックですが)になるかもしれません。
UNIQLOCKを聴きながら、とてもいい音楽体験をしたなあと思いました。例えば、アコースティック・ギターのフレーズにぐっと引き寄せられるのですが、それはTM NETWORKの新作で聴いた音が気持ちよかったり、Rie fuの弾き語りに感動したことからずっとつながっています。sakusakuがきっかけでちゃんと聴いたDEPAPEPEも然り。UNIQLOCKがシンセサイザーだけでつくられていたら、こういった出会いはなかったかもしれません(実際、UNIQLOCKが始まったころの音楽にはギターは入っていなかったようです)。まるでMusicovery*やPandora*のような、3次元的音楽ネットワーク。共通項を媒介に、いろんな音楽とつながり、その先でさらに別の共通項で別の音楽とつながる。次々つながって、新しい音楽に出会える、そのダイナミズムは素晴らしいものです。

* ともにネットラジオのひとつ。ランダムに選ばれた曲がかかり、それが終わると似たジャンルの曲がかかります。特にMusicoveryは視覚的に曲がつながる様子を表現していました。

2008.06.21
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by mura-bito | 2008-06-21 23:49 | Music | Comments(0)
梨木香歩という人の静的ダイナミクス
ここしばらく、梨木香歩という作家の本を読んでいます。『家守綺譚』と『沼地のある森を抜けて』は小説、『ぐるりのこと』はエッセイです。文章がとてもきれいで、静謐と言うべきか、読んでいるだけで落ち着かせてくれる雰囲気を持っています。特にいいなあと思うのは『家守綺譚』ですね。植物の名前をそれぞれの話のタイトルにしたエッセイ集、のような趣がある物語は、静かだけどもダイナミックなものが感じられます。表に見えるダイナミクスではなく、内に秘めたダイナミクス。イメージを膨らませながら、そのダイナミクスを感じ取ることで物語を楽しめるのではないかと思います。読み手と物語との相互作用というのはそういうものだと思いますし、じっくり時間をかけて物語と関わっていきたいものです。

ビジネス書を1日1冊は読む、というのももちろん悪くはないですし、芥川賞や直木賞をとったものは押さえておく、という関わり方も否定できません。そこに小説をじっくり読む、という読書スタイルも加わってくれたらいいなと思う次第です。トレンドを追いかけるのならケータイ小説は欠かせませんし、売れている新書をチェックするのも重要なことです。切なく思うのは、「趣味:読書」は何故こんなにもネガティブなイメージをまとっているのか、ということです。たぶん、読書には世界を変える力も、個人を変える力もないからでしょう。本を読んでいれば秋葉原で殺傷事件は起こさなかったというわけでもないでしょうが(テレビの論調がまた、したり顔で「ネット好きだから事件を起こした」に偏りつつある)、でもやはり、こう思います。自分をニュートラルに保つための浮き輪みたいなものなのだろうなと。浮き輪につかまっていれば、とりあえず沈まない。そこから泳ぎ出すか、しばらく呼吸を整えるかは、自分次第。

梨木香歩の文章を読んでいいなと思う人がたくさんいれば、少なくともその人たちの周りは平穏な気がします。必ずしも戦うことが生きることではない、攻めることが生きることではない、ということを感じました。20代後半、まだまだレッド・カーペット的なものに憧れを抱く年齢ですが、自分の周りの世界を改めて見直してみて、まずはその世界で生きることに集中してみても悪くはないかもしれません。じっくり、生きてみます。

2008.06.15
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by mura-bito | 2008-06-15 11:08 | Book | Comments(2)
Screen of someone's life
副都心線の開通が東北の地震で完全にニュースから消えた一日ですが、今週はヤフーとグーグルが提携したりiPhoneが1ヶ月後には発売されることが分かったわけで、何かと騒がしい週でした。それらもすべて宮城と岩手を中心に起きた地震によって人々の記憶から消え去りました。いや、消え去ってはいない、というのが記憶研究の基本的な考え方ですが、アクセスしない状態になっているだけであって、何かがトリガーになればまたその記憶を引き出すことはできる、と。

それはそれとして、秋葉原の事件(「惨劇」と言うと、これまた芝居じみたものになってしまう)から1週間が経過していないのにも拘わらず、人々の関心は地震に移ってしまったように思えます。それはテレビに映し出されているものが地震に関するニュースだからなのでしょうか。発信する側が決めて映しているものを見て、それが受信している側の思考と決め付けるのは性急です。テレビの神通力が弱まっている現代でさえも、その影響力はまだまだ健在なのかもしれません。神的なトップダウンの、そして直接的な影響力ではなく、皮膚からじんわりといつの間にか忍び込むような目に見えない影響力。秋葉原の映像が映し出されれば悲しいと感じ、地震の被害状況が繰り返し映し出されていると彼の地にいるかもしれない友人を心配する。画面が変わって副都心線の開通を祝う場面ではその経済効果はいかほどかと考え、iPhoneのリリースを発表するジョブスの姿が流されればアップルが携帯電話ビジネスにどんな影響を与えるのか考えてみます。自分は考える葦ではなく、考えさせられている葦である。感じさせられている葦。

地震のニュースも次第に自分の記憶ストレージの底の方に堆積して、取り出すのに一苦労するようになるのでしょう。それが、生きる、というか、日常生活を送る、ということだとは思いますが。誰かの人生は、どこまでいっても画面に映し出された世界であって、それを眺めるのが日常。

2008.06.14
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by mura-bito | 2008-06-14 23:55 | Life | Comments(0)
Betsubarization ~あらゆるコモディティは嗜好品の前にひれ伏す~
iPhoneの日本発売は7/11。。。ちょっとした祭りになるでしょう。iTunes Music Storeが日本で始まったときはなかなか衝撃的で胸躍る感じがしたものでしたが。iPhoneに関しては発表と同時に発売、なんてことはないんですね。それでも世界は僕なんかの想像を遥かに超えたスピードで進んでいるようで。生活用品があちこち値上がりしている中で、嗜好品オブ嗜好品のアップル・アイテムはそれでも売れちゃうんでしょうね。(そんな価格高騰を反映して?)アメリカの半分の価格で売られるようですが。とかまあ皮肉っぽく言ってみても相変わらずスターバックスのコーヒーを毎日飲んでいる身としては嗜好品は別腹なのだと思っていたりもします。

服にかけるお金が増えています。秋冬の単価が高いのはやむを得ないにしても、夏物をいっぱい買うようになると、病気(買い物依存症)なのではないかと思えてきます。雨の日を楽しもうというテーマが自分の中であるのですが、それがトリガーになって、あれこれ買ってしまいますね。最近はコムサメンで買うことが多く、ときどきキャサリン・ハムネット。どちらも単価が高く、危険な兆候ですね。嗜好品は別腹ですから。。。恐るべし、別腹理論(ベツバライゼーション)。そうか、これは女の子にとってのデザート的ポジションなんだ、きっと。だからと言って何の解決にもなりませんけど。ただ、麻でできたシャツは本当に着心地がいいんですよ。

2008.06.10
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by mura-bito | 2008-06-10 22:44 | Life | Comments(0)
夜明けの交差点は、静かに雨に濡れていました
朝のニュースで映し出された秋葉原の映像は、すべての幻影を剥ぎ取られたかのような現実感がありました。蜘蛛の糸のように張り巡らされた電脳空間も、めくるめくカラフルなコスチューム・プレイも、そこにはありませんでした。歩く人もまばらな、雨に濡れた交差点。夜明けの秋葉原はとてもとても静かに存在しているように見えました。

朝のニュース映像を目にし、友人のブログを読んで、はっと気づきました。秋葉原は秋葉原的なるデコレーションに包まれていたのだと。そしてそれはとてつもなく、異常(異質)なことだったのかもしれません。けれども、秋葉原とはそういうものだというフレームが自分の中で形成されていました。とてつもなく強固なフレーム。秋葉原に流れる空気はどことも違わない、ということに何故思い至らなかったのか? 排除の論理? 異質なものをつくり上げることで、自分自身の正常性を保ちたかったのだろうか?

昨日の秋葉原を襲ったある種の暴力性は、生身の人間を傷つけただけでなく、あの街に付与されたデコレーション(友人の言葉を借りれば、イメージ)を傷つけたのかもしれません。秋葉原は、2次元ではない。雨も降るし、静かな朝も訪れる。

2008.06.09
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by mura-bito | 2008-06-09 22:51 | Life | Comments(0)
iPhoneが2008年中にソフトバンクから発売されるそうです
「iPhone」、年内にソフトバンクから登場

ソフトバンクモバイルは、今年中に日本国内で「iPhone」を発売することについて、米Appleと契約したと発表した。

ITmediaより引用

Apple革命、日本上陸か。iPhoneはいろいろ問題が残っていると聞きますが。。。

2008.06.04
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by mura-bito | 2008-06-04 23:57 | Life | Comments(0)
UNIQLOCK
http://www.uniqlo.jp/uniqlock/
b0078188_2341722.jpg

UNIQLOの印象的なプロモーション「UNIQLOCK」。PCのスクリーンセーバーにしたり、ブログ・パーツとして貼ることができますし、携帯電話の待ち受け動画にすることもできます。

女性4人がクールな表情でクールなダンスを踊り、その裏ではジャズっぽい音楽が流れます。そこに時報を思わせる音が重なります。それゆえ、「UNIQLOCK」という名前。音楽とダンスと時計がミックスした、UNIQLOのスマートな戦略です。とても美しい。

ちなみに、携帯電話にダウンロードできるスクリーンセーバーは、ダンスではなく、シンプルなアニメーションです。「まっくろくろすけ」みたいなキャラクター(PC用の動画にも出てきます)がくるくる回ります。そしてPC用、携帯電話用ともに、1時間ごとにコンテンツが変わります。そこのディテールも力が入っています。デザインとはかくあるべし、なのか。

2008.06.03
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by mura-bito | 2008-06-03 23:16 | Visualart | Comments(0)
R25を熱心に読みふける高校生
ホームで電車が来るのをぼんやり待っていると、フリーペーパー『R25』を、それはもう熱心に読みふける男子高校生が視界に入りました。食い入るように読んでいたそのページは…

「モテリーマン講座」

高校生がそこを目指してはいかんと思うのですが…! 23を超えた男子ですら、そこに書いてあることを鵜呑みにすると洒落にならないのに。老後のために貯金を始める20代サラリーマンが増えているご時勢ならば、「かっこいい」サラリーマンに憧憬を抱く高校生がいても不思議はない、のか。

2008.06.01
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by mura-bito | 2008-06-01 18:50 | Life | Comments(0)

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