quasimode Live "Four Pieces" Release Live! -10 years of quasimode- 2012-04-26 at Shibuya WWW
WHISKY'S HIGH / THE MAN FROM NAGPUR / HAVANA BROWN / DOWN IN THE VILLAGE CATCH THE FACT / RELIGHT MY FIRE / ASCENSION -THE LAND OF FREEDOM 2- LOVE THEME FROM "SPARTACUS" / FOR SELF DEFENSE ~ IPE AMARELO ~ FOR SELF DEFENSE ANT SOLDIER / YOUNG BLACK HORSE / FINGER TIP / oneself-LIKENESS / LADY MADONNA (順不同)
何と言ってもフル・レングスで聴けた「Catch the Fact」。ピアノから始まるイントロが鳴ると、ふらふらになっていた脳も一気に覚醒しました。ライブで体験すると、リズムへの乗り方が他の曲と異なるかな?という感想を持ちました。メロディが美しすぎて、身体が踊ることを一瞬忘れてしまう。quasimodeが掲げるのは「踊れるジャズ」だし、この曲ももちろんそれを体現していると思います。それでもなお、僕はこの曲に踊ることと次元の異なる要素を感じるのです。それが、「美しい」という言葉に帰結するのです。僕のiTunesでの再生数は相変わらず「Catch the Fact -Full Length Version-」です。この春にリリースされた新録ではなく、最初につくられたフル・レングスの方ですが、こちらの方が「美しい」という形容が相応しい。どちらがいいとかいう次元ではもちろんなく、とにかく美しいと感じるのです。言ってしまえば、美術品を鑑賞しているときの気分になる。誰もいない小さな部屋の中で、壁にかけられた名画と向き合っている、そんな光景をイメージします。
ところどころ欠けた記憶を拾い集めて、つなぎ合わせてライブの雰囲気を思い出します。ゲストはAFRA、有坂美香さん、akikoさん。有坂美香さんが歌う「Relight My Fire」はオリジナルのボーカル部分を再現していて、これもまた新鮮で楽しいアレンジでした。akikoさんの歌は会場の空気をすぅっと変える力を持ちますね。「Ascension -The Land of Freedom 2-」、「Love Theme from "Spartacus"」では迫力のある演奏とクールな歌声の立体感に息を呑むばかりでした。AFRAのすごさはもう言うまでもないですよね。技術の高さは当然のこととして、会場を盛り上げるそのサービス精神はすごい。今回はオープニングでヒューマン・ビート・ボックスを披露し、会場のボルテージをトップギアに入れた状態でquasimodeと最初の曲「Whisky's High」を演奏しました。ゲストのオリジナリティも随所で光るライブでしたね。
TM NETWORK LIVE TOUR 2008 PLAY SPEEDWAY and TK HITS!!
ACTION / TEENAGE / PRIDE IN THE WIND / CLOSE YOUR EYES GIRLFRIEND / SEVEN DAYS WAR / KISS YOU / BE TOGETHER MALIBU / LOVE TRAIN / WELCOME BACK 2
2008年に行なわれたTM NETWORKのツアー「PLAY SPEEDWAY and TK HITS!!」。その映像がお蔵入りになっていたのですが、先日のIncubation Periodの限定チケット特典としてDVDになりました。当日までその情報はまったく知らなかったので、開演前の武道館で思わず飛び上がってしまいました。陽の目を見ることはないかな…と諦めていただけになおさらです。このツアーは、2007年に出したアルバム『SPEEDWAY』の曲を中心に構成されており、TM NETWORKに加えて小室さんのソロ楽曲やスピードウェイ(TM NETWORKの前に3人がやっていたバンド)の曲を混ぜていました。
DVDでは厳選された11曲が収録されています。アルバム曲がきちんと収められているのも嬉しい。さらに、「GIRLFRIEND」はバンド・スタイルで聴いたのが初めてであり、それをDVDでも観ることができて良かった。『SPEEDWAY』の収録曲である「TEENAGE」や「PRIDE IN THE WIND」のこれ以上ないくらいに哀愁が漂うメロディはやはり絶品。特に後者はアルバムではなかなか好きになれなかったのですが、ライブでの演奏を聴いてぐっと好きになりました。北島健二さんの泣けるギターの存在が大きいんですよね。1994年の終了ライブでも、「RAINBOW RAINBOW」で最高に切ないギター・ソロを披露していますが、この手のソロは本当に最高なのです。閑話休題。
そして「KISS YOU」で滲み出る色気はもはや最強。25年前にリリースされた曲とは思えません。どのようなアレンジを施されても、色気が滲み出て漂ってまとわりつく。むしろ時間を重ねるたび魅力的になっています。年を重ねると渋みが増すということはもちろんありますが、この曲は美しくなっていくと思います。今年の3/20のALL THAT LOVEでも聴いてすごいなぁと思いました。地球を駆け巡る言葉があふれるくらいに詰め込まれて、半ばラップのようにメロディに軽やかに乗っかるボーカルが気持ちいい。そして、最後の音に合わせてウツがマイクスタンドを思いっきり突き立てるパフォーマンスは、痺れますよ。
TM NETWORK CONCERT -Incubation Period- 2012-04-25 at NIPPON BUDOKAN
WE LOVE THE EARTH / ACTION / HUMAN SYSTEM / SEVEN DAYS WAR COME ON EVERYBODY ~ COME ON LET'S DANCE ~ COME ON EVERYBODY GIVE YOU A BEAT / NERVOUS / 1974 / BEYOND THE TIME / I am JUST ONE VICTORY / GET WILD / WILD HEAVEN / BE TOGETHER SELF CONTROL / ELECTRIC PROPHET / TIMEMACHINE
TM NETWORK CONCERT -Incubation Period- 2012-04-24 at NIPPON BUDOKAN
FOOL ON THE PLANET / ACTION / 永遠のパスポート COME ON EVERYBODY ~ COME ON LET'S DANCE ~ COME ON EVERYBODY LOVE TRAIN / KISS YOU / GIRL / NERVOUS / I am JUST ONE VICTORY / BEYOND THE TIME / GET WILD / WILD HEAVEN BE TOGETHER / SELF CONTROL / ELECTRIC PROPHET
Relight My Fire Catch the Fact -Full Length- Down in the village
確実に心も身体も熱くさせてくれる3曲です。「Relight My Fire」と「Down in the village」では、ピアノがホーンのフレーズやコーラス・ラインをなぞっていました。ピアノで聴くとまた違う角度から楽しめますね。美しいメロディなんだなと改めて思います。そして、ずっとずっと「Catch the Fact」の生演奏が聴きたくて、ライブで聴けることを願ってきましたが、今度の渋谷WWW公演の前に叶ってしまいました。渋谷WWWでは分厚いホーンの音も加わるでしょうし、もっともっと楽しめるでしょう!期待は限りなく膨らみます。
ウェイン・ショーターの曲や、よく耳にする「Someday My Prince Will Come」、「Take The "A" Train」などが収められています。その中でもオリジナル曲である「Tim Tam Time」や「Like The Sunlight」が好きですね。みんなでパーティーをしているような楽しさを与えてくれますし、じっくり聴き入りたい美しいアルト・サックスの音色を前に出して届けてくれます。歴戦のミュージシャンと生み出すアンサンブルは、支え合うような、せめぎ合うような関係ですね。とりわけコントラバスの音が印象に残りました。「Tim Tam Time」では弓弾きのソロがすてきですし、「Like The Sunlight」は指で弾くソロで締められます。
2012年4月21日。TM NETWORKがデビューしたのが1984年4月21日なので、今日から28年目のTMが始まります。まあもちろん区切ることにそれほど意味があるわけでもないんですが、二十四節気みたいなものです。ゆるやかにつながっているネットワーク、それをアクティベートするひとつの要素なんですよね。常に一緒にいるわけじゃないけれど、何かあるときは自然と集まってリンクする。そのトリガーになったのが3/20のALL THAT LOVEであり、この4/21であり、そして4/24・25のIncubation Periodです。
TM NETWORK - I am (TV CM)
避けていたわけではないけれどなんとなく聴く機会を逃してきた新曲「I am」。ここまできたら武道館公演までシャットアウトしようかなと思いましたが、やっぱり聴きたいものは聴きたい!ってことでYouTubeにアップされたCM映像にアクセスしました。かっこいいね!♪I am a human♪のメロディ・ラインがとても好きです。ぐっと心を掴まれました。スーツを着て並ぶ3人の姿も、本当にカッコイイです。この曲を掲げて臨む武道館公演「TM NETWORK CONCERT -Incubation Period-」は、果たしてどのような内容なのでしょうか…期待とイメージは膨らむばかりです!
ジャズを遡る旅は第5弾。ケニー・クラークというドラマーのリーダー・アルバム、『Bohemia After Dark』です。ブルーノートではないレーベルの作品ですが、レーベルのカラーを区別できるほど聴き込んではいないので、それはそれだという情報に留めるとして。アート・ブレイキーを知ったときにも思ったんですが、ドラマーの名前でアルバムを出すというのは、現代のポップスに慣れ親しんだ身には新鮮というか、違和感を感じました。ソロ・シンガーやギタリスト、ピアニストなら何の違和感もないし、ベーシストやドラマーってバンドに所属しているかサポートとして参加しているとしか思っていなかったんですね。そもそもポップスの世界にはリーダー・アルバムという概念がありません。けれども国内外のジャズに触れ、ジャズの雑誌や本を読むと、どのパートであってもリーダー・アルバムを出していることがわかる。こんな小さなことでも、知る喜びはあるものです。
タイトル曲の「Bohemia After Dark」がいいですね。すぐさま村上春樹の「アフターダーク」を思い浮かべましたが、まあ関係はないでしょう。分厚い音でメロディを奏でるトランペットが気持ちいいなぁと思ってクレジットを確認したら、なんとドナルド・バードでした。図書館で偶然見つけたアルバムですが、想像だにしなかったミッシング・リンクに驚いています。ライナーノートを読むと、評論家の間ではジュリアン・キャノンボール・アダレイが参加していることが重要らしいのですが、個人的にはドナルド・バードかなぁと思います。他のトランペッターとの違いを明確に述べることはまだできないんですが、不思議と自分に馴染むからかもしれません。