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音楽と物語に関する文章を書いています。
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ジャジーなポップ・ミュージック、小林香織
小林香織 『Fine』小林香織 『Fine』
ビックリするくらいポップな感じが伝わってくるアルバムです。小林香織というアルト・サックス・プレーヤーのアルバムを聴いています。矢野沙織のようなストイックな音とも違うし、Hiromiのような魂をぶつける音とも異なります。まあ、あからさまに商業主義的だと言ってしまえばそれで終わりかもしれません。ポップな音楽の抱える宿命ですが、ビジュアルも音もここまでわかりやすくポップなら見上げたもの。なんと言うか、売り方が徹底している気がします。

笹路正徳がプロデュースし(キーボードも弾いている)、ギターは土方隆行、ドラムは村上"ポンタ"秀一。てっきりこの方々はポップス専門のスタジオ・ミュージシャンだと思っていましたが、実はジャズの方がメインだったようで。いろんな場面で登場する「ミュージシャンズ・ミュージシャン」ですね。僕としては、Rie fuの「あなたがここにいる理由」だったり(笹路正徳プロデュース)、TM NETWORKの「CASTLE IN THE CLOUDS」(土方隆行がギター)で知りました。村上"ポンタ"秀一はいろんなスタジオ・ライブで見る気がします。TKが出ていた「ロンミュー」とかいう番組だっけな? 葛城哲哉+吉田建+村上"ポンタ"秀一をバック・バンドにしてロンブーの亮が歌っていた、はず(なんて贅沢な!)。
ちなみに、『Fine』では日野皓正のトランペットや野村義男のギターも聴くことができます。豪華と言えば豪華ですね。きれいな女性ひとりを取り囲むおっさんたちの図・・・対比的な効果があると言うのはちょっと難あり、か。ここまで言っておいてなんですが、いい音楽だと思います。気分を明るくしてくれます。

2008.10.16
by mura-bito | 2008-10-16 22:32 | Music
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