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音楽と物語に関する文章を書いています。
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30th FINAL 20: BE TOGETHER
TM NETWORK 30th FINAL

TM NETWORK 30th FINAL

TM NETWORK


バンナさんの刻むギターの音が、会場を駆け巡ります。静かに、テクニカルに、しかしその後のバーストを予感させるような演奏です。その後ろをベースの音が漂います。このベースの音は、それだけで曲が分かるメロディを描きます。ベースだけで曲が分かるべきだ、というのは小室さんの主張ですが、まさにそれを体現するベースです。ギターとベース、そして小室さんのシンセサイザーが重なり、機は熟します。

***

ウツの言葉を合図にしてバンドの音が飛び出し、同時に無数の金と銀のテープが宙を舞います。TM NETWORKの初期のコンセプト「金色の夢」を示すかのように、テープは照明を反射してキラキラと光ります。曲は、吹き抜ける風のようにぐんぐんスピードアップする演奏が印象的な「BE TOGETHER」です。木根さんはギターではなくベースを弾きます。木根さんのベース演奏は1999年の「Log-on to 21st Century」で弾いた「CAROL」、2008年の「PLAY SPEEDWAY and TK HITS!!」で弾いた「MALIBU」以来、3回目でしょうか。

他の数々の曲と同様に「BE TOGETHER」もまた、コンサートで頻繁に演奏されてきた曲です。1987年のオリジナル・アルバム『humansystem』に収録された、アルバム用の曲でありながら、コンサートを支える曲のひとつとして重宝されてきました。2014年には音もボーカルも新たに録りなおして、ビート・ロックとEDMがブレンドされたバージョンが『DRESS2』に収録されました。そして「TM NETWORK 30th FINAL」では、オリジナルに近いアレンジで披露されます。

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これまで演奏された「BE TOGETHER」の中で印象に残っているのは、2013年のコンサート「TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-」ですね。手術を受けたウツが初めて立つステージで、観客はコンサートへの期待を抱くと同時に、それと同じまたは上回るくらい心配を抱えていました。コンサートは物語をもとにした進行だったため、MCらしいMCが入らなかったのですが、その中でも、「BE TOGETHER」が始まるとき、ひと言「ただいまです!」と言ったウツの笑顔は忘れません。

ウツは痛み止めの注射を打ち、それでも消えない痛みに耐えながら進行したステージでした。そうした状態で迎えたコンサートの初日、幕が下りた瞬間に、TM NETWORKの3人だけになる時間がありました。そこで交わされたのは「3人だけの握手」です。後にも先にもないこの唯一の出来事は、後に出版された木根さんのエッセイに書かれていたエピソードです。「TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-」を思い出すときに、この「3人だけの握手」が必ずと言っていいほど脳裏をよぎります。

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スクリーンには、これまでのTM NETWORKを捉えたシーンがいくつも映し出しされます。TM NETWORKが残したいくつもの曲、いくつものミュージック・ビデオは、潜伏者として地球に降り立ったTM NETWORKの「報告書」でもあります。人と人をつなぐ「BE TOGETHER」が終わると、2012年から始まった一連の活動のテーマ・ソングとも言うべき曲にバトンが移ります。

INTRO
JUST LIKE PARADISE 2015/RHYTHM RED BEAT BLACK/CHILDREN OF THE NEW CENTURY 2015
HERE, THERE & EVERYWHERE/SCREEN OF LIFE/Birth
CAROL 2015 I
A DAY IN THE GIRL'S LIFE/CAROL (CAROL'S THEME I)/GIA CORM FILLIPPO DIA
CAROL 2015 II/IN THE FOREST/CAROL (CAROL'S THEME II)/JUST ONE VICTORY
INTERMISSION
月はピアノに誘われて/あの夏を忘れない/TETSUYA KOMURO SOLO -30th FINAL-/GET WILD 2015
WE LOVE THE EARTH/BE TOGETHER/I am/FOOL ON THE PLANET/ELECTRIC PROPHET
OUTRO

2016.11.16
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by mura-bito | 2016-11-16 20:44 | Music | Comments(0)
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