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藍井エイル – ツナガルオモイ/Raspberry Moon
ツナガルオモイ

ツナガルオモイ

藍井エイル


藍井エイルの「ツナガルオモイ」は2015年のアルバム『D’AZUR』[*1] に収録されている曲です。詞・曲ともに彼女が書いたそうな。曲はサビから始まります。「IGNITE」[*2] と同様に、力強くて真っ直ぐな歌声から始まります。声の存在感を強調し、その魅力を存分に発揮しているアレンジです。ギターのリフを強調したロック・サウンドの中でも、聴き手の身体に刻み付けようとするタフなリズムが印象に残ります。特に、間奏で聴けるドラムの音が恰好良い。

「ツナガルオモイ」のミュージック・ビデオは、藍井エイルをバンドが囲んで演奏する様子を収めています。シンガーとバック・バンドというよりは、もともとひとつのバンドだったような雰囲気を漂わせますね。彼女は裾の長い、タータンチェックっぽい赤と黒のチェックのシャツに、黒いジャケットを重ねます。この衣装はシングルのジャケットと同じですね。黒っぽい背景の中で躍動する赤は、ダイナミックに展開する曲にもマッチしています。



藍井エイル – ツナガルオモイ

「ツナガルオモイ」はシングルとしてもリリースされていますが、その2曲目に「Raspberry Moon」と題した曲が収録されています。紅く熟れた月。ベースの音が太くて、ホーンやピアノの音は、ジャズあるいはジャズ・ファンクへのアプローチを見せています。ホーンは随所で前に出てきて、ボーカルと入れ替わりにサウンドを引っ張っていきます。ギター・ロックを基本にしている藍井エイルの、新たな一面と言えそうです。それでもやはり随所で見られるギターの唸りはインパクトがあります。

サウンドに導かれたのか、藍井エイルの歌声にも艶が見られます。「ツナガルオモイ」をはじめとする、彼女が標榜してきたストレートなロック・ミュージックとのコントラストが目立ちます。アルバムに収録されていないのは、単にアルバムの中で浮くからか、あるいは実験的な曲だったからでしょうか。いずれにしても、こういう歌い方もできるのだと驚きました。多面性というものは、離れたところから眺めていると見えづらいのですが、ぐっと寄ってフォーカスすると見えてくるものですね。これからもっともっと進化して、いろいろな音楽的アプローチを見せてくれそうです。次のアルバムがリリースされたら、リアルタイムで聴いてみよう。

[*1] inthecube: 藍井エイル – D’AZUR
[*2] inthecube: 藍井エイル – IGNITE (Music Video)

2016.06.21
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by mura-bito | 2016-06-21 21:42 | Music | Comments(0)
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