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30th FINAL 03: CHILDREN OF THE NEW CENTURY 2015
TM NETWORK 30th FINAL

TM NETWORK 30th FINAL

TM NETWORK


JUST LIKE PARADISE 2015」、「RHYTHM RED BEAT BLACK」、そして「CHILDREN OF THE NEW CENTURY 2015」と続く序盤の三曲は、このライブにおけるポイントのひとつです。ダンス・ミュージックとロックというふたつの柱を提示することで、TM NETWORKが現在進行形であることを証明します。

1987年にリリースされた曲を2015年の感性でアップデートした「CHILDREN OF THE NEW CENTURY 2015」は、エレクトロとロックの要素を内包し、渾然一体となったアレンジで披露されます。エレクトロとロックは相反するものではなく、かといって仲良く手を取り合うものでもありません。せめぎ合って高め合う、と表現する方がより近いかと思います。

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エレクトロとロックの混合スタイルは、近年のTM NETWORKの特徴でした。2014年に『DRESS2』というアルバムを出し、とりわけ「COME ON LET'S DANCE 2014」や「BE TOGETHER 2014」などでEDMとロックのミクスチャーを表現しました。同年の後半に行なわれたツアー「TM NETWORK 30th 1984~ QUIT30」では、原曲はハード・ロックだった「TIME TO COUNT DOWN」を大きくEDMに寄せました。

これらのミックスで感じるのは、ロック・スターの肉食的なサウンドとも、EDMのパーティー感あふれるサウンドとも異なる、ということです。エレクトロとロックがせめぎ合い、互いを高め合うサウンドこそがTM NETWORKらしいエレクトロであり、TM NETWORKらしいロック。TM NETWORKを特定のジャンルにカテゴライズすることは難しく、その雑食性がTM NETWORKのアイデンティティなのでしょう。

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アルバム『humansystem』の1曲目として世に出た「CHILDREN OF THE NEW CENTURY」は、ジェット・コースターのようなダイナミックな展開で聴き手を翻弄します。音が波のように押し寄せる「動」から、音が抜けてボーカルだけになる「静」になることが何度かあり、急転直下、音の落差がとても印象に残ります。沈み込んでまた浮上し、また沈むといった上下動を繰り返します。

2013年のコンサート「TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-」では、オープニングSEとして使用されました。音は完全にEDM仕様。ボーカルの入っていないインストゥルメンタルだったこともあり、シンセサイザーのリフがこれでもかというくらい強調されていました。そして2015年はロックの側に再び寄り、バンド・サウンドを前面に押し出しています。1987年に回帰しながら、2015年の音をふんだんに盛り込みます。JD-XAの音がギタリストたちの音と火花を散らし、ロック・スタイル全開のアレンジを盛り上げます。

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「CHILDREN OF THE NEW CENTURY 2015」の途中では、火球や火柱といった特殊効果による演出が盛り込まれています。爆音や火柱といった特殊効果は2012年のコンサート「TM NETWORK CONCERT -Incubation Period-」から活用され、彼らのコンサートの特徴のひとつとなりました。小室さんのシンセサイザー・パフォーマンスを視覚的にバックアップしたり、ストーリーにおいて重要な役割を担ったりしてきました。

間奏でウツが観客に背を向けてステージ後方に向かい、スクリーンの前に立って、両手を挙げます。すると両側から火球が吹き上がります。再び両手を挙げると、また火球が吹き上がります。次に、片手を挙げて振り下ろすたびに、左右から火球が立ち上がります。最後に、ウツは振り返り、両手を天に向けて勢いよく掲げます。左右から複数の火柱が一気に吹き上がります。炎が音に勢いを与え、曲はそのままエンディングまで突き進みます。

INTRO
JUST LIKE PARADISE 2015/RHYTHM RED BEAT BLACK/CHILDREN OF THE NEW CENTURY 2015
HERE, THERE & EVERYWHERE/SCREEN OF LIFE/Birth
CAROL 2015 I
A DAY IN THE GIRL'S LIFE/CAROL (CAROL'S THEME I)/GIA CORM FILLIPPO DIA
CAROL 2015 II/IN THE FOREST/CAROL (CAROL'S THEME II)/JUST ONE VICTORY
INTERMISSION
月はピアノに誘われて/あの夏を忘れない/TETSUYA KOMURO SOLO -30th FINAL-/GET WILD 2015
WE LOVE THE EARTH/BE TOGETHER/I am/FOOL ON THE PLANET/ELECTRIC PROPHET
OUTRO

2016.01.16
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by mura-bito | 2016-01-16 15:15 | Music | Comments(0)
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