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[PART2] Zedd – True Colors
True Colors

True Colors

Zedd


[PART1] Zedd – True Colors

PART1では『True Colors』を聴いた第一印象をもとに、アルバムの内容を概観しました。アルバムを通して聴くと、ポップな要素とナイーブな要素がかわるがわる顔を出します。ポップ・ソングとしての楽しさ、メロディの繊細さを丁寧に追うことで味わえる心地好さを、この一枚から得られます。作品の細部にフォーカスして、感じたことを言葉に置き換えてみましょう。

Addicted To A Memory [feat. Bahari]
I Want To You Know [feat. Selena Gomez]
Beautiful Now [feat. Jon Bellion]

『True Colors』の序盤に並ぶのは、先行して音源が公開された3曲です。アルバムの中でも、勢いのある曲が固まりました。ボーカルを強調する、あるいはシンセサイザーを押し出す、といった違いはありますが、いずれもポップス寄りのEDMです。アルバムのリーディング・トラックでありながら、Zeddの音楽そのものに導く水先案内人でもあります。ポップスの親しみやすさを媒介にして、ダンス・ミュージックで踊る楽しさを知ることができます。

inthecube: Zedd – Addicted To A Memory [feat. Bahari]
inthecube: Zedd – I Want You To Know [feat. Selena Gomez]
inthecube: Zedd – Beautiful Now [feat. Jon Bellion]

Transmission [feat. Logic & X Ambassadors]
緩めのテンポで音と歌とラップが流れ出る。どこか懐かしい感じがして、記憶をサーチしてみると20世紀の終盤がヒットしました。たとえばJamiroquaiの雰囲気を感じます。けれども、使われている音は紛れもなくソフト・シンセの音であり、今だからこそ出せる音ですね。自分の中で新旧がつながり、混ざり合います。

新旧をコネクトする音楽は、時間という要素によって立体的になります。そこそこ長く音楽を聴き続けていると、そうしたことが起きます。カバー曲というのもそれに当てはまると思いますし、サブカテゴリーが変遷を繰り返すダンス・ミュージックにも言えるでしょう。かつて聴いていた音を思い出すけど、同じではない、デジャヴに似た感覚。

Done With Love
曲は明るく華やかな雰囲気を醸し、僕はメロディの端々に1980年代後半のポップスやディスコ・ソングを感じました。音は空を舞って、旋回します。ひたすら盛り上がるパーティー・ソングが好きなら、この曲も存分に楽しめると思います。ひたすら盛り上げるというEDMの側面を強調しながらも、ひねりのきいたサウンドを堪能することができます。アクティブに走るベースの音が好きですね。

イントロとアウトロではボコーダー・サウンドが鳴り響きます。ボコーダーとは、ボーカル・トラックを歪ませて、(レトロなイメージではありますが)ロボットやアンドロイドが出しそうな声に加工する技術のことを言います。Daft Punkをイメージしてもらえば分かりやすいと思います。ボコーダーのクールな音の間にEDM的な盛り上げサウンドが挟まるサンドイッチ。具がはみでそうな勢いではありますが。

True Colors
「Done With Love」のアウトロを引き継いで始まるイントロ。「True Colors」は今作の表題曲ですね。Tim Jamesの歌は、エネルギーを溜め込んで放出する、ロックにおけるバラード曲のようです。切々と歌い上げるというよりは、力強く言葉を伝える感じです。それでいて、自分が吐き出した感情には溺れません。感情を吐露するような歌であっても、どこか俯瞰しています。

CDのブックレットの最後に、Zeddは「True Colors」に出てくる歌詞を使って "Thank you for letting me show you my true colors" と記し、自らのメッセージを伝えています。彼のつくる音楽にこそ、彼自身の本当の色である、と。音楽をつくって届けることは、キャンバスに筆を走らせ、色を塗ること。色は見る人がいてこそ色たり得る。音楽もまた聴き手がいるからこそ音楽なのでしょうね。

[PART3] Zedd – True Colors

2015.05.22
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by mura-bito | 2015-05-22 23:16 | Music | Comments(0)
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