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音楽と物語に関する文章を書いています。
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ソーシャル図書館
今のところ、日本における電子書籍はなかなか波に乗れず、その火も消えようとしているのか、いやまだあきらめるのは早いのか、地味な混沌の中にあります。そんなこんなでその手の話題から離れていましたが、昨年末から今年初めにかけて、Kindleでは購入した本を他人に貸せる機能が加わった模様です。Nookではすでに実現していたそうですが、この「貸し借り」という機能はおもしろいなぁと思いました。データを貸し借りするって概念は盲点と言いますか、新鮮な感覚ですね。データは複製されるものであって、一時的に貸与されるものではないので。

本や音楽が広まって残ってきたのって、貸し借りがあったからなのかなと思う。デジタルデータでもその感覚を実現できるかどうかが、電子書籍定着のカギなのかも?自分が買った本と借りたい本を公開してシェアし合うソーシャル図書館とかね。

http://twitter.com/fujiokashinya/status/88950204241416194

ソーシャル図書館ってどうだろう、と考えてみました。自分が購入した本のリストを公開するネット・サービスはいくつかありますが、そこにシェアという行動を組み込んでみるのです。配信で購入した作品を公開しておいて、借りたい人に貸すことができる。借りるのはもちろん先着順。貸した実績のある人は、借りるときに優先してもらえる。また、自分が買った本と借りたい本を公開すると、反対の組み合わせを公開している人とのマッチングが図られる、なんてのも考えられますね。パズルのピースがはまるようにギブアンドテイクが成立するのです。

インプレスと大日本印刷が共同で「オープン本棚」(電子書籍を一元管理するソフトウェア。仮称)を開発するとのことで、例によってスペックがどうのオリジナルの機能があるだの、あれこれアピールしていました。それはそれとして、イメージ図の中では、「共有する」や「借りる」といった言葉が友人の本棚との間に書かれており、おやっと思いました。購入した電子書籍をどうシェアするんだろう? NookやKindleのように貸し借り機能が実現するのだろうか? とりとめのない空想だけが浮かんでいますが、産業としてちゃんと成立しつつ、ストレスなく使える電子書籍サービスの実現は待ち遠しいんですよね。言葉を生業とする者として。

2011.07.08
by mura-bito | 2011-07-08 22:29 | Book
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