TM NETWORK LIVE TOUR 2008
PLAY SPEEDWAY and TK HITS!!
ACTION / TEENAGE / PRIDE IN THE WIND / CLOSE YOUR EYES
GIRLFRIEND / SEVEN DAYS WAR / KISS YOU / BE TOGETHER
MALIBU / LOVE TRAIN / WELCOME BACK 22008年に行なわれたTM NETWORKのツアー「PLAY SPEEDWAY and TK HITS!!」。その映像がお蔵入りになっていたのですが、先日のIncubation Periodの限定チケット特典としてDVDになりました。当日までその情報はまったく知らなかったので、開演前の武道館で思わず飛び上がってしまいました。陽の目を見ることはないかな…と諦めていただけになおさらです。このツアーは、2007年に出したアルバム『SPEEDWAY』の曲を中心に構成されており、TM NETWORKに加えて小室さんのソロ楽曲やスピードウェイ(TM NETWORKの前に3人がやっていたバンド)の曲を混ぜていました。
DVDでは厳選された11曲が収録されています。アルバム曲がきちんと収められているのも嬉しい。さらに、「GIRLFRIEND」はバンド・スタイルで聴いたのが初めてであり、それをDVDでも観ることができて良かった。『SPEEDWAY』の収録曲である「TEENAGE」や「PRIDE IN THE WIND」のこれ以上ないくらいに哀愁が漂うメロディはやはり絶品。特に後者はアルバムではなかなか好きになれなかったのですが、ライブでの演奏を聴いてぐっと好きになりました。北島健二さんの泣けるギターの存在が大きいんですよね。1994年の終了ライブでも、「RAINBOW RAINBOW」で最高に切ないギター・ソロを披露していますが、この手のソロは本当に最高なのです。閑話休題。
木根さんがベースを弾き、北島さんのギターとそうる透さんのドラムをバックに小室さんが弾きまくる「MALIBU」。アルバムではすべてをシンセとプログラミングで構成していましたが、ライブでは生演奏を中心にしたプログレッシブ・ロックでした。収録されなかった「TOGETHER NOW」も含めて、シンセが咆哮する小室さんの独壇場でしたね。2007~2008年のTM NETWORKは、分厚い音のキーボードの存在が大きいですね。メロトロンやオルガンがこれでもかと叫ぶ。どんどん音が変化する「MALIBU」も、すぐ近くで体験していてもう楽しくて仕方なかった。即興で展開していく音を追いかけていく、観ている方もスリリングな時間だったことを今でも覚えています。
そして「KISS YOU」で滲み出る色気はもはや最強。25年前にリリースされた曲とは思えません。どのようなアレンジを施されても、色気が滲み出て漂ってまとわりつく。むしろ時間を重ねるたび魅力的になっています。年を重ねると渋みが増すということはもちろんありますが、この曲は美しくなっていくと思います。今年の3/20のALL THAT LOVEでも聴いてすごいなぁと思いました。地球を駆け巡る言葉があふれるくらいに詰め込まれて、半ばラップのようにメロディに軽やかに乗っかるボーカルが気持ちいい。そして、最後の音に合わせてウツがマイクスタンドを思いっきり突き立てるパフォーマンスは、痺れますよ。
お蔵入りにならなくて良かった…
2012.05.12